テラーノベル
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あぅ…っ……んっ……ん?あれ、俺飛んでた?いま何時だ……4時半か。まだましだな。てかあのオッサンはどこ行った。涼兄ぃはまだ寝てるし。……あ
『二人とも飛んじゃったから僕は帰るよ。お金は置いておくから、足りない分は二人が払ってくれ。じゃぁ、またいつか』
机の上に一枚の紙切れと、数札のお札。片付けもしないで帰りよった。金をくれたのはありがたいけど。涼兄ぃを起こす前にシャワー浴びるか。
っはあぁぁぁぁあ……。疲れたぁ、腰はなんとかもってるけど、バッキバキだわ。シャワー浴びて、身体はさっぱりしたし、涼兄ぃ起こすか。……起きろ、涼兄ぃ。朝だぞ。
「んん……んぁぁ……?おはよぉ、ひろと早いねぇ」
早いねぇ、じゃねぇよ。さっさと帰らねぇと、元貴が起きちまう。絶対に、元貴が起きる前に帰らなければ行けないんだから。早くシャワー浴びてこい。
「……あ、そうか。仕事してたんだったね……あぁ腰痛い」
腰をさすりながら風呂に消えてった涼兄ぃ。先にやられたから、結構な衝撃だったんだろうな。涼兄ぃが上がってくる前に、ごみを片付けて、使ったものは1ヵ所にまとめて。
「上がったよ。滉斗はもう浴びたよね?」
おかえり、うん先に浴びた。片付けも終わったし、帰るぞ。
「ごめんねぇ、全部やってもらっちゃった」
別に、さっさと帰りたいだけだし。金はあるから、早よ行くぞ。
「あ、今回の人はお金くれたんだ」
無いに等しい額だけどな。まぁ、無いよりましか。何て話ながら廊下を進み、ホテルを出た。よし、車飛ばして帰るぞ、そう思ったところで、二人とも酒を飲んだことを思い出した。
「あ……そっか。どうする?代行呼ぶでも良いけど、いろいろ面倒だし」
使用人呼ぶしかないか。と考えていたら、車の前に、見覚えのある人影が立っていた。
「お坊ちゃん、滉斗様。お仕事お疲れさまでございます」
「じいちゃん!来てくれたの?ありがとう」
なぜここの駐車場に車があると分かったのか、まぁ藤井家の技術なら簡単なことなんだろうが、酒が入ってようが入ってまいが、まともに運転できる状態じゃないことも分かっていたのだろう。
「運転はお任せください。お二人はどうぞお休みください。安全にかつ迅速にお連れいたします」
ありがとう。とカスッカスな声で返して、後部座席に文字通りなだれ込む。寝ずのまま酒飲んで、飛ぶまでヤって。体力なんてとうの昔に限界突破した俺らは、すぐに眠りについた。
早く帰ろう。一秒でも早く、元貴のもとへ。そして、この仕事のことは、絶対に元貴にバレてはいけない。絶対に元貴を巻き込んではいけない。正しくは巻き込みたくない。元貴だけは、汚れさせたくないから。
じいちゃんの運転する車は、静かに、明るくなり始めた街を、大切な人が待つ場所に向けて進んでいく。家が近づくにつれて、俺らの心が、少しだけ、ほんの少しだけ、軽くなるような気がしなくもなかった。
NEXT書けたら
ゆっくり更新で再開します。お待たせしました
コメント
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お久しぶりです! 更新ありがとうございます! 主さんのペースで、次回を楽しみにしてます!!
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