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𝕔𝕠𝕔𝕠
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#さのじん
自分夢の中
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#そのじん
𝐬𝐨𝐫𝐚
20
リクエスト作品です
曽野:佐野さぁん、俺の気になってる人がぁ、ゲームばっかしててぇ……
佐野:ちょっと、飲み過ぎ笑
会社の忘年会も終わり、二次会の居酒屋に向かう途中、酔ってる後輩を介抱した結果この有様だ。めっちゃ絡んでくるじゃん?!飲み会自体は楽しいから良いとして、最近仕事が忙しかったのもあってか眠くて正直帰りたい。なのに、帰るタイミングを完全に失ってしまった。はぁ、二次会勢いで参加しなきゃ良かった
ブーブー
ん、電話?ポケットに入れていたスマホのバイブ音が聞こえる
佐野:あ、ごめん…ちょっと電話出てくるわ
曽野:えぇ?置いてかないで下さいよぉ
佐野:すぐ戻るから!ちょい待ってて、な?
曽野:うーん…
なんとか駄々をこねる舜太を振り払って少し離れた場所に行く。スマホを取り出すが、あいつが中々離れてくれない間に電話は切れたようだ。スマホの画面が明るく光り、映し出された時間はなんと午前0時。こんな時間まで外で飲むの久々だな、なんて思いながら着信履歴を確かめると、
佐野:え、なんでこんな時間に?!
思わず声が出る。周りにいた通行人からの冷たい視線に気まずさを覚えながら、もう一度まじまじと画面を見つめる …本当になんでこんな時間に、?何かあったのかと急いでかけ直す。あいつも今日サークルの飲み会があったはずだよな…でもそういうの苦手とか言ってた気もするし。え、大丈夫か、?あぁもう!!コール音が焦ったい!!
吉田:…ぁ、もしもしぃ
佐野:もしもし!ごめん電話出れなくて…何かあった?!
電話に出たのは、年下の幼なじみ。俺が勤めている会社と、この幼なじみの通っている大学が近いため、仕事終わりとか時間が合う時は会うことが多かった。てか、もう何十年の付き合いだから、会うのが当たり前というか…でもこんな時間に電話なんて珍しい。しかも酔ってるのか声がふにゃふにゃだから変な緊張感が高まる
吉田:…ごめん、今日、勇斗忘年会だったの忘れて電話かけちゃった…
佐野:終わって二次会行く途中だから大丈夫だよ
吉田:そっかぁ
佐野:なんかあった?
吉田:…ん、ごめん、なんでもない
佐野:……
吉田:…楽しんでね笑
佐野:…思ってることあるなら、言えよ?
この声のトーンとか、電話越しに伝わる雰囲気とか、全部分かる。絶対なんか隠してる。俺なんかしたっけ。今日なんかあったっけ。声は冷静さを保ちつつ何か忘れていないかとカレンダーを確認していると、今にも崩れそうなくらい、か細い声が電話越しに聞こえてきた
吉田:あの、さ……
佐野:うん?
吉田:……今から会いたい
予想の斜め上の言葉に頭が真っ白になる。鼓動が高まる。降ってくる雪が熱い体温に触れて溶けていく
声から伝わる照れと緊張。想像するだけでニヤケが止まらない。見たい。すぐ飛んで行きたい。早く、俺も会いたい
佐野:今どこ?
吉田:……勇斗のマンション
佐野:おけ笑、すぐ行く
嬉しさが声に滲みでないように、表面だけでもカッコつけたくて短く返事をして電話を切る。とりあえず放置してた舜太の元に向かうと、俺の代わりにこれまた後輩の太智が支えているのが見えた。まじでナイス!!うるさいことが取り柄だと思ってたけど、やっぱりこいつ視野が広い…なんて感心してる場合じゃないわ
佐野:太智マジでありがとう。それとごめん!俺帰るわ
曽野:なんでぇ?
佐野:大事なやつが俺のこと待ってる
塩﨑:もしかして仁人?
佐野:その通り!
太智と仁人は中高が同じだったらしく、仁人から友達判定されてる数少ない人間だ。だからたまに嫉妬するんだけど、仁人のことを知っているからこそ沢山話せるのは有難い
曽野:えぇ、?その子にはいつでも会えるんでしょ?
佐野:まぁ暇があれば会えるけど、俺、仁人の全てになるって、決めてるから
曽野:…ええなぁ、俺もそんくらい愛されたいぃっ!
塩﨑:うわ、そんなくっつくな!!
酒が入ってるせいなのか、勢いで言ってしまった。でも本音だからしょうがない。なんか2人でじゃれ合ってるし、もう帰っていいかな
この気持ちが伝わったのか、気を使って太智が舜太を諭し始める
塩﨑:舜太、もう佐野さんを引き止めるのは諦めろ…見てみこの目を。俺らの事なんて見えてないだろ!?あんな?佐野さんの写真フォルダ仁人ばっかだし、俺が飲み誘っても仁人優先で全然行ってくんないの!しかも!俺が仁人と遊ぶと次の日睨んでくるし!!
佐野:ごめんて!!てか言うなよ!事実だけどなっ!!んじゃお疲れ様!
褒められてんのか貶されてんのか分からいけど太智ありがとう、と心の中で叫びながら駆け足でマンションに向かう。肌に当たる雪が心地良くて、早く、仁人に会いたい
佐野:…ただいま
家に着き、部屋の電気を付けると、ソファにうずくまって寝ている姿が見えた。俺が使っている上着を毛布代わりにして、顔を埋めてスヤスヤと寝ている。たまに俺の家に来る時は俺のベットを勝手に使ってるから、今日は、きっと俺のことを待っていたのだろう。その姿が愛おしくて仕方ない。頭をそっと撫でると感触に気がついたのかゆっくりと目が開く
佐野:ただいま
吉田:…ぉ、かえりぃ
寝ぼけているのか、ふわふわしていて、へにゃりと笑う姿は疲れている俺にとってあまりにも目に毒だった
佐野:…なんで電話したの?
吉田:ごめん…なんか、勇斗、独り占めされてるの…羨ましくて
くそ、録音しておけば良かった、と心の中で舌打ちをしながら、包み込むように抱き締める。いつもならすぐ拒否するのに、仁人も酔っているからか、何も抵抗せず黙っている。こんな時間が続けばいいのに、と思ってしまう。でも、ダメだ。考えるだけ無駄。だって俺らは幼なじみ。特に仁人は俺のことはそんな目で見てない。だから、一方的な強い感情を抱くしか、出来ない
佐野:…可愛すぎ。そんな姿、他の人に見せないで
吉田:可愛くない…こんな姿見ても誰も嬉しくねぇよ
俺が嬉しいんだよ!!と口から飛び出そうな言葉をグッと飲み込む。仁人だってそうやって言いながらも照れてるように見えるけど…これは俺のフィルターを通して見てるから、そう思えるだけだよなぁ
ブーブー
吉田:…あ、ごめん…誰だろこんな夜遅くに……え、?柔太朗?
佐野:出てもいいよ
吉田:あ…うん
離れて電話に出る仁人を眺める。きっとこの時間だからゲームのお誘いだろう。柔太朗は仁人の高校の後輩らしくて、俺が仕事から帰ってくるとたまに一緒にオンラインゲームしているのは知ってるけど…なんでこんな夜遅くに連絡するの?しかも、仁人めっちゃ嬉しそうだし…俺は?俺のことは嬉しくなかったの?
いつもはこんなに感情に任せた行動はしないのに。酔っているからなのか、理性が上手く働かない。仁人に近づき、楽しそうに話すスマホを奪い取り電話を切る
吉田:え、なんで?
困惑した顔。そんな顔、させなくたいのに
佐野:…なんで、俺が来たことには無反応なのに、柔太朗から来た電話にはそんなに嬉しそうなの?
言葉に出てしまう
佐野:俺の存在は当たり前だと思ってるんでしょ
吉田:違う
悲しそうな目。ただでさえウルウルしている目に、もっと水気を感じる
佐野:…柔太朗のほうが俺よりもいいんでしょ?別にいいよ。行きなよ?いつもみたいにさ、遊びに行きな?
突き放してしまった。最低だ。あぁ、そんな傷ついた目、見たくなかったのに。なんでこんなこと言ってしまったんだろう。そんなことを考えているうちに、仁人は静かにコートを着て部屋を出ていった。それに、ただ出ていけばいいのに
吉田:…ごめん
そんなことに呟き、扉の閉まる音が部屋の中に広がる。さっきまで仁人が寝ていたソファに腰を下ろし、頭を抱える。全て、俺のわがままだ
俺が、笑顔も涙も、仁人から零れる気持ちを全部守りたかったのに、何やってんだろ
スマホを見ると時刻は午前2時を過ぎていた。
考えている時間すら勿体なくて、コートを羽織り外に飛び出す。仁人はいつもそうだ。喧嘩すると涙を隠すためなのか、 すぐいなくなる。こんな時間に、しかも俺に詰め寄られた後に行く先はきっとあいつのところだろう。寒空の下、白い息が空気の中に溶けていく
山中:はぁ、いきなり電話切ったと思ったら…どうせ喧嘩したんでしょ
吉田:あぁ、ごめん…
毎回露骨に嫌そうな顔をしながらも家に入れてくれる柔太朗には感謝しかない。ほんと良い後輩というか、友達というか。それに、俺があまりにも柔太朗の家に行き過ぎて、勇斗がなぜか到来したのをきっかけに柔太朗と勇斗はすぐ仲良くなっていたから、勇斗の話も出来て有難いし。あと、柔太朗が気になってる奴の話、毎回聞いてやってるんだから流石にWinWinだろ。てか、何回か会ったことあるけど完全に両片思いだった。まぁ、そんな様子を見てるのも面白いから黙っておこう
山中:ねぇなんで毎度来るの?
吉田:毎度じゃないし、これで2回目?
山中:3回目ね?こんな遅い時間は初だけど。てか俺ん家じゃなくても良くない?
吉田:だって喧嘩した後って独りだと寂しいじゃん。だから話し相手になってくれるやつの家に行くしかないの、なんかごめんな?
山中:もう慣れたからいいけど。てか聞いてよ…この前ゲームしてたらさ、「俺とはなんで遊ばんの?」って言われて…忙しそうだからあんま誘わないようにしてたけど、そんな事言われたら……
吉田:またその話?進展してないわけ?
山中:俺は真剣に話してんの!だから真剣に聞いてよ!
俺と比べたら可愛い喧嘩だな、なんて相槌を打ちながらさっきの出来事を思い出す。いきなり怒られたことがびっくりして、悲しくて、その空気感に耐えられずに飛び出した。でも冷静になると俺から呼んでおいて、待ってる間に寝てて、起きたら起きたで別のやつと電話したら……確かに不快に感じる気もするな
山中:…だから謝るわ。よっしーにゲーム誘われたせいでごめんって
吉田:なんで俺のせいなんだよ
山中:冗談だよ。ちゃんと謝る。よっしーは とりあえず勇ちゃん来るまでいな
吉田:は!?
山中:は?
吉田:いやいや、 あいつ、まさかこんな夜中には追っかけて来ないでしょ
山中:いや来るだろ
吉田:それは困るわ!だってこんな寒い中出たら風邪ひくかもしんないし。あいつ最近疲れ溜まってそうだったから免疫下がってそうだし。それに…
山中:…ほんと勇ちゃんのこと大好きなんだね
吉田:……はい?
何言ってんだ…あいつはただの幼なじみ。だけど……確かに、なんで俺こんな心配をしてしまうんだろう。幼なじみだから、?でも、なんで会いたくなるんだろう。なんでハグされた時に照れよりも嬉しさが上回ったんだろう。これは、幼なじみという理由をつけることが出来るのか?もしかして、俺はいつの間にか自分よりも大切に思うくらい、勇斗のことを……
山中:…は、その顔、もしや今まで気付いてなかったとか言わないよね?
吉田:……そのまさか、かも
山中:……えぐ
吉田:おい、えぐっt
ピンポーン
こんな時に限ってタイミングよく玄関のチャイムが鳴る。柔太朗は呆れた顔をしながら玄関に向かうが、やばい…え、俺、どんな顔で会えばいいんだ?!とりあえず隠れないと?!俺は物陰に隠れて心の中で必死に頼むから来ないでくれと念じるしかなかった
山中:はーい…あ、ようやく来た?
佐野:ごめん…夜遅くに
山中:ほんとだよ…何時だと思ってんのさ
柔太朗は少しプンプンしながら迎え入れてくれた。やっぱ優しい。嫉妬するけど
佐野:お邪魔しまーす…あれ?いなくね
山中:…勇ちゃんの目は節穴?
佐野:いきなり悪口言わないで…
山中:……あれ
柔太朗が指さす方向を見ると、奥の薄暗い部屋の中で三角座りをして隅に固まっている姿がうっすら見える。恐らく隠れているつもりなんだろうけど、めっちゃ見えてる。恐る恐る近付くと、観念したのか仁人はゆっくりと見上げた
吉田:……なんで来たの。行けって言ったの、勇斗じゃん…
拗ねたような顔。口をぎゅっと結んで、ただでさえ強い眼差しが睨んでることでさらに加速させている。昔と変わらないな
俺は正座をして真っ直ぐ仁人を見つめる
佐野:ごめん…せっかく会えたのに、嬉しそうに話す仁人が、なんていうか……嫉妬したんだ、柔太朗に、ほんとごめん
土下座するように頭を下げて数十秒後、仁人の笑い声が微かに頭上から聞こえてきた。顔を上げると、仁人は眉尻を下げて口で手を抑えて、震えながら必死に笑いを堪えている
佐野:…なんで笑ってんの??
吉田:っ、ごめん、なんか笑、そんなしょうもないことで怒ってたんだって思うと笑、謝ってんのに、ごめっ笑笑
てっきり拗ねられるか泣かれるか怒られるかだと思っていたから、予想外の反応に呆気にとられる
佐野:怒ってない?
吉田:めっちゃムカついてたよ……でも、俺もちゃんと理由も聞かないで飛び出してごめん
佐野:…よかったぁ、、嫌われるかと思った…本当にごめん
一気に緊張が解けて思わず抱きつく。仁人は呆れながらも背中に手を回してくれる。そんな無意識な優しさが、俺を心を振り回すのに
吉田:まだハァハァ言ってる…そんな息切らして来たん?
佐野:当たり前だろ……
吉田:よく柔太朗の家にいるって分かったね
佐野:もう、こんな時間にあのタイミングは柔太朗のアパートと以外無いでしょ。 いつもの場所じゃん仁人にとって笑
吉田:よくご存知で
仁人の顔を見ると、少し違和感があった。いつもならこの仁人マウントには全く興味なし、なんならキモいという目つきで見てくるのに、目も合わない、でも拒否してるようには感じないし…… なんか、照れてる?
佐野:ねぇ、なんでそんな、可愛い顔してんの?
吉田:はっ、!?
佐野:もしかして、意識してる?
どんどん顔が羞恥で満ちていく様子に背徳感を覚える。ごめんな、そんな姿も愛おしいんだ。それに、これを言えば、仁人はいつか降参してくれるんじゃないかなって。でも、きっと仁人は照れながら怒って「馬鹿言ってんじゃないよ」とか言うんだ。だって、一応仁人よりも仁人のこと、分かってるつもりだから、そんな返事になるのも分かってる。分かってるけど、 無理だって分かってるけど……全て俺のものにしたかった
吉田:あぁあぁ…そうだよ!!!
佐野:え……?
今、なんて
言葉を理解できずに固まる俺に耐えかねたのか、俺の背中に回した手でぐっと引き寄せられる。自分から近付いた癖に、顔がより近くなったのが恥ずかしかったのか、俺の肩に頭を乗せると、俺にしか聞こえない声量の弱々しい声が聞こえた
吉田:だからっ……意識、しちゃってる…
その本当に恥ずかしそうな姿は、きっと俺のフィルターを外しても同じなんだと、初めて思えた。嬉しさで視界がぼやける。こんな姿見せられたら、本当に、全部、仁人を俺のものにしたくなっちゃうじゃん
吉田:え、なんで泣いてんの?!
佐野:嬉しくて…だって、いくらアタックしてもなんも思って無さそうだったから、もう、ずっと幼なじみとしていようって…
気持ちが溢れ出す。本当に?幻聴じゃないよな?心配になって仁人の顔を見ると、優しい顔をして、俺の頬を伝う涙を拭ってくれた
吉田:…俺、自分でも気付かないうちに、結構俺の事よりも勇斗を心配というか、大切にしたいなって思ってた…だから、全部、勇斗のために、その……
佐野:やばい、今日が命日かも、命日でもいい。でもそしたら可愛い姿見れないからだめだわ。でも無料で見るなんて申し訳ない…
吉田:っ、何言ってんの、!
山中:あのさ
振り向くと不愉快そうな顔をした柔太朗が仁王立ちしていた。あ、そうだ。ここ柔太朗の家だったわ
山中:仲直りしたなら帰れ!!
吉田:ごめんて…もう帰るから、
山中:本当、何を見せられてんだろ……てか今からマジで人来るから出てけっ
佐野:誰来んの?
山中:勇ちゃんは知らない人だよ。酔い潰れてるから迎えに来いって連絡来て
吉田:…酔い潰れて…あぁ、例の子ね。じゃあその時謝れば?
山中:そうする
佐野:え、なに?気になる人いんの?
山中:まぁ
佐野:教えてよ?ねぇ、なんで仁人は知ってて俺には教えてくんないの??ねぇ!!
山中:嫌だね。勇ちゃんかっこいいから惚れられたら困る
吉田:……え、俺は?
吉田:マジで寒すぎる
佐野:可愛い
山中:なんなんこの会話…じゃ、居酒屋こっちだから
吉田:今日はありがと、ちゃんと謝れよー
山中:分かってるって
雪が降る寒空の下、柔太朗が気になってる人がいる居酒屋が俺たちの帰る道中ということもあり、一緒に家の方向に向かった。凍ってる道の上で転びそうになりながら、居酒屋目掛けて駆け足で去っていく柔太朗に思わず笑ってしまう。そんな急いで行くくらい好きなんだなぁ。最後まで誰か教えてくれなかったけど
吉田:…笑ったり泣いたり忙しないな
佐野:仁人もね
吉田:俺は泣いてない。てかその顔、太智も見るの?
佐野:…ん?
思いがけない質問すぎて仁人を2度見するが、当の本人は何食わない顔で歩き続けている。え、どういう意図なんだ、?
佐野:いや、見せてないと思うけど
吉田:……俺にひとりじめさせてよ……他の人に、あんま…見せないで
佐野:……まじか
何なんですか。この可愛い生き物は。さっきまでのツンとした顔はどこへやら。俯いて全然こっちを向いてくれないけど、その横顔は明らかに照れていて。愛おしくて仕方なくて。 やっぱり、俺は仁人じゃないとダメなのかも
吉田:言っておいて恥ずかし…顔見れない…
佐野:その、恥ずかしがるありのままの仁人が良いんだよ!だからそのままで、そばにいてくれればいい ……だけどさ、どんな仁人も俺が受け止めるから、こっち見て、?
サラサラな髪の毛、少し赤く染った耳、頬をなぞるように触れる。クッと顎を俺の方に上げると泳いでいた目線が止まり、ようやく目と目が合う。こんなに長い間一緒にいたのに、初めて見るその目は、他の人には絶対見せたくないくらい、美しかった。願わくば、君のための俺であれるように。明日もその先も、 俺の全ては君のものであれるように。こんな気持ちを、全ての気持ちを込めて
今、伝えよう
「大好き」
『僕のすべては君のもの』
僕のすべては君のもの君のすべてになれるなら
その笑顔もその涙も
僕に守らせて
午前0時の「今から会いたい」
すぐに飛んで行くから
家に着いたとき すでに夢の中だとしても
Uh… いつの間にか自分より
Uh… 大切に思っていた
そんな君に All for you
僕のすべては君のもの
君のすべてになれるなら
その笑顔もその涙も
僕にひとりじめさせて
どんな君もどんな夜も
僕が受け止めてゆくから
ありのままで そばにいてね
明日もその先も
喧嘩になれば涙隠して
すぐいなくなるから
いつもの場所まで 息を切らし迎えに行くよ
Uh… 君のことは君より
Uh… わかっているつもりだ
だから君も All for me
目と目を合わせて
今、伝えよう
I Love you
僕のすべては君のもの
君のすべてになれるなら
その笑顔もその涙も
僕にひとりじめさせて
もう君じゃなきゃダメなんだ
君のための僕でいるよ
ありのままでそばにいてね
明日もその先も
曲パロ楽しかったです!喧嘩という喧嘩も今まで書いたことなかったのでそれも面白かったです!リクエスト本当にありがとうございました!
それでは!
コメント
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わあ、すごくいい話だった…!酔った勢いで「今から会いたい」って電話するところから始まって、嫉妬して拗ねちゃう勇斗も可愛いし、仁人が「意識しちゃってる」って認めるシーンは胸が熱くなった。幼なじみから恋人に変わっていく過程が自然で、曲パロとしての構成も綺麗にハマってた。続き読みたいです!