ci side
「嘘…..やろ、」
中庭を越して見える炎
もくもくと上がっている煙
鳴り響くサイレン
すぐに消火作業は行われた。
中に一人、武器庫に居たらしい
紫のヘルメット、紺のゴーグル
爆発の近くで、命が助かったのは奇跡的らしい
だが、意識不明の重体
いつ目を覚ますか分からない状態だ
戦争での被害は少なく、死亡者も軽く済んだ
それでの勝利、喜ばしかったのに。
kn「何で爆発した場所にショッピが居るんや!」
sha「ショッピ君は用心深いし、爆弾で何か危ない事をしたとは考えられんけど?」
tn「俺も何があったか分からん。けど、原因は水素爆発や」
em「水素爆発….、酸素濃度が5%以上、水素濃度が4%以上の時に点火したら起こる現象ですね」
zm「確かにあそこは少し湿っぽいけど….」
em「….火薬や燃えやすいものが沢山ある場所で火花が散ったら….」
gr「嗚呼、普通なら小さい爆発も大きいものになる」
tn「…..とりあえず、これは事故として片付けられる」
「!?、これは事故なんかじゃ…..!」
tn「これは事故や、今の段階でその結論しか出ん」
これ以上言い返せないのが辛かった
同期の幹部で、友達で、相棒で、大切な奴
遠距離部隊隊長が不在になってしまった今、
戦争をまた何処かの国から仕掛けられたら…..
最悪の状態を迎えて、冬を迎えた
「いつ目を覚ますんかな…..」
大切な後輩
生意気ではあったが、なんだかんだで慕ってくれていた
目の前で包帯を巻かれた後輩
寝るのが大好きな彼は起きるのは遅いだろう
だって彼奴やし、
でもな、みんな心配しとる
「早よ起きてくれ…..、」
コメント
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初コメ失礼します! 一気読みさせて頂きました!! 投稿お疲れ様です