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「ねぇ……3人ってさ、ほんとはちょっとヤキモチ焼きでしょ?」
ソファにちょこんと座ったまま、〇〇がいたずらな笑みを浮かべて3人を見上げた。
「だってさぁ、この前クラスの男子とちょっと手繋いだって話しただけで急に無口になってたし~?」
小首をかしげてにこりと笑えば、すぐに涼架がじっと目を細めてくる。
「……あれ、煽ってる?」
「ふふ、どうだろう?」
唇を尖らせた瞬間、涼架がぐいっと近づいてきて──
「じゃあ聞くけど、その男の子と手繋いでドキドキした?」
「え……う、うーん……」
「したんだ?」
「ちがっ、してないっ……! けど、そう見せたらどうなるかな~って思って♡」
「……挑発かよ」
横で腕を組んでた滉斗がぼそっと呟きながら、すっと〇〇の後ろに回る。そして耳元で低く囁いた。
「煽ったら……どうなるか、覚悟して言ってる?」
「ん……なにが……?♡」とにやにや笑う〇〇。
「これ、完全に甘えじゃなくて……火、点けに来てるよね」
元貴がため息をつきながらも、じっと〇〇を見つめたまま膝をつく。
「ねえ、他の人にそんな顔見せないでね。……俺たち以外に、そういう可愛さ、使っちゃダメ」
手を伸ばして、〇〇の顎を持ち上げるようにして目を合わせてくる。
「“私の彼氏たちは独占欲強くて困っちゃう”って顔してるけど……」
涼架がそっと頬に触れて、指先でなぞる。
「ほんとは、煽ってるお前が一番悪いって、わかってるよね?」
「──おしおき、されたいんでしょ?」
3人の視線がじわりと熱を帯びて、〇〇の身体ごと取り囲んでくる。
挑発のつもりが、まんまと燃料投下──甘やかしと独占の嵐が、今にも襲いかかってくる予感。
「じゃあさ、対決しよ?♡もっくんたちと私…どっちが先にギブアップするか♡」
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〇〇がくすっと笑いながら、ソファの上でぴょこんと膝を立てる。
「3人と私、どっちが先にギブアップするか……勝負♡」
その瞬間、空気がぴたりと変わった。
「──は?」
ゆいの前に膝をついている元貴が、じっとその顔を見上げる。「今、俺たちに勝負挑んだの?お前が?笑」
「うんっ♡ 甘やかされるだけじゃつまんなくなっちゃったから……ちょっと、反撃してみよっかなーって♡」
小悪魔な笑顔に、滉斗が肩を震わせて笑い出す。
「へえ……いいね、面白ぇじゃん。なら、ルール教えて?」
「シンプルだよ。お互いに照れさせたり 甘やかしまくって、先に『もう無理……』って言った方の負け。いーい?♡」
「……ねえ、それ、どうやって勝てると思ってるの?」
涼架が背後からふわっと抱き込んで、耳元で囁いた。「俺たちが、どれだけ〇〇のこと理解してるのか……わかってて言ってる?」
「〇〇、言っとくけどさ……俺ら3人でかかって、全力で甘やかしたら、お前──」
「5分ももたないよ?」
元貴が唇を〇〇の頬に触れさせ、にやりと囁く。
「反撃とか言ってるけど、今の時点でもう……顔、赤くなってきてない?笑」
「くちびる、震えてる。ふるふるして……“まだ”なのに、もうギブっぽく見えるけど?」
滉斗の指が太ももをなぞれば、〇〇の身体がびくりと反応する。
「さぁ、どっちが先に──」
「「「“もうやだぁ……”って泣きつくかな?」」」
3人の声が耳元で重なって、〇〇の挑発は完全に包囲される形に。
「──勝負、受けた以上、逃がさないからね♡」
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♡モチベになりますありがとうございます߹ ߹