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3章:ポポハスの青

33話:Together

朝日秀蘭あさひしゅら

→痛覚 創造を具現化する能力

導奇秋みちびきシュウ

→視覚 生死を導く能力

加和夏希くわなつき

→嗅覚 時の凍結能力

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〈注意〉

3章では暴力表現を扱うのシーンがあります。原作より柔らかい表現にし、注意喚起をするのでセンシティブ設定を付けていませんが、苦手な方はお気をつけ下さい。

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ーマーサル神社ー

双斗が連れ去られた後、私達はここに戻ってきた。双子神は無事で良かっタと言う反面、私の暗い雰囲気から状況を察したみたい。

「しゅ〜ら、痛くなくても左腕見せて。…少し沁みるよ?」

夏希にこの前の傷の処置をしてもらった。でも、ありがとうとか、大丈夫とか上手く返事ができない。

「…ねぇ、秀蘭。双斗君は秀蘭のせいじゃないよ、回復してまた助けに…」

「わかってるよ。」

私は二人の心配を押し除けるように声を発した。わかってるよ。…わかってるの。 でも、…だけど…、

一緒に逃げようって言ったのに…」

弱々しく愚痴のように溢れた声に二人も、ダインも、双子神も切なそうな視線を向けた。



数分噛んだガムのような空気の中、シュウが私の顔をくいっと上に向けた。

目が合う。いや、私の瞳を、表情を確認しているようにも見えた。

「…。秀蘭がここまで感情出してるの初めてだね。不謹慎かもだけど…少し安心したな。」

思いもよらない言葉に私は視線を合わせたまま目を見開く。周りのみんなもその理由となる続きを聞きたそうにした。

「怯えや自傷じゃないその想いは、双斗君を本当に考えてた証拠だよ。僕、秀蘭を無理やり旅に突き合わせてるかもって思ってたから、仲間を意識してくれてたんだなって。」

すると夏希が応えるように、

「そうね。秀蘭は感情が薄いんだから。そうやって言葉じゃなくても表情で伝えてくれると私たちも気づきやすいわ。でも秀蘭、一緒に逃げようって言ったんでしょ?」


「「その一緒 僕/私 も入っていい?」」


二人は私も気づかない僅かな変化を、成長を受け止め、言葉として教えてくれた。そのコトノハは誠実で清らかで、だからこそ私の心に 真っ直ぐ届いた。




___感生の子を見つける旅に行こうよ!!



そっか…



___友達だね/ね!



私…



___一緒に逃げような。



もう二度と、



___秀蘭!おはよう!今日もあそぼぉ!

___かんむり作ってあげる!

___よろこんでくれて良かったぁ!

___しゅら…?そっか!よろしく!しゅら!

___わたしは夢望だよ!!



友達を失いたくないんだ。






鉱山は鉱石を、鉱石は金属に、そして金属は双斗を縛る鎖なんかになっちゃダメなんだ。

私達四人が揃うための感生の鍵だ。

この鍵で双斗の心の鎖を開けないと、!

「二人ともごめん。双斗を救おう。仲間として…友達として。」

シュウも夏希も大きく頷いた。

私はみんなに鉱山の構造や子どもへの支配状況、ゼロ化など色んな情報を共有した。双子神の知識も借りて織界魔法への対処、救出方法なども考えた。


「正面衝突になりそうだな。無関係の子どもや、メイの魔法も考慮するとこっちがだいぶ不利だ。」

「ダインはいいの…?メイと…」

と夏希はダインの立場を案じて聞く。けど、

「俺はもう五当主じゃない。ダイン・ソウルとして好きにさせてもらう。」

といたずらそうに笑った。


次の月が満ちる時。 今までで一番長い夜に月夜の歌姫から双斗を救う。

私達なら大丈夫。待っててね双斗。

今度こそ一緒に。

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