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『星の人に出会った話』
出てくる人
A(女)
・元気系
B(女)
・フワフワしてる、言い方も
星(男?)
・ぽっちゃり体型
・女装してる
Aの母
Aの父
Bの母
○A家、リビング(夜)
A、急いでご飯を食べる。
Aの母「あ、コラ、行儀が悪い……もっとゆっくり食べなさい」
A「ご馳走様!」
A「じゃあ行ってくるね!バイバイ!」
A、走って外へ行く。
Aの母「気おつけてねー!」
Aの父、喋ろうとするとむせる。
Aの母「あなた大丈夫?」
○外(夜)
A、走りながら集合場所に行く。
○外、何も無い所
A「ちょっと早く来すぎたかなぁ」
リュックを下ろす。
A「よいしょ」
座る。
B、Aの後ろからゆっくり歩く。
B「わぁ!」
A「ん?あ、やっほー」
B「あれ?脅かしたんだけど……」
A「え?咲花フワフワ過ぎて驚かない(笑)」
B「そうかなぁ?」
B、星空を見る。
B「わぁ、星綺麗だね」
A「綺麗だねぇ(指を指し)あの星大きいね」
B「ほんとだ、結構大きい(少し考え)あれ?あの星あったっけ?」
A「確かに、昨日見た覚えない……(小声)いや見てかっただけか」
B「そういえば明後日流星群だね」
A「あれもう?何時くらいから?」
B「えっとね」
色々話す。
T「2日後」
○ A家(昼)
AとBの母、電話をしている
A「さ、咲花が倒れた!?」
○病院、廊下(昼)
Bの母「そうなのよ、でも大丈夫よ」
○ A家、寝室(昼)
A「ほんとに?なら良かった……」
Bの母(声)「まさかこんな日にね」
A「あ、確かに、まあでもまた次の流星群の時に見に行けばいいし」
○病院、廊下(昼)
Bの母「そうね」
色々話す2人。
○外(夜)
A「咲花と見たかったなぁ……(少し考え)あ、そうだ」
A、願い事をする。
星「よいしょっと、やっぱ動きにくいわね」
A、後ろを振り向く。
A「ん?なにあのぽっちゃりな人」
星「あ、あなた、Bの熱が治りますようにって願ったわよね?」
A「え?ちょなんで知って、てか誰!?」
星「あたしは星」
A「ほ、し?……」
A、逃げようとする。
星「あぁちょっと待ちなさい」
と、言いながらAの腕を掴む。
A「やめて離して!誰かー!!」
星「ちょ、ちょっと!あんた黙りなさい!てかここ誰もいないから言っても無駄よ!バカっ」
と、言いながらAの口を手で塞ぐ。
A「んー!!んんん!!んー!」
星「もーちょっと待って!あたしの話聞いて?」
A「(星を睨み)あ?」
星「あなたが願い事したから来たのよ?なのになによそれ、あたしを変な人みたいにしてっ」
A「(声がこもりながら(?)どうみても変な人でしょ!」
星「なにって?てかなんか手が」
手を離す。
星「うわっ、手ベタベタなんだけど」
A「は、なに?文句ある?てかやってることヤバいからね」
星「怖いわねぇ、ほんとに女の子なのあなた?」
A「失礼ね女の子なのに、てか君オカマ?」
星「男」
A「(小声で)オカマっぽいのに……」
A「てか元々そんな声でそんな服なの?」
星「あぁ、そうしなさいってルールだから」
A「ルール?破ればいいのに」
星「まぁもう破ってもいいんだけどね、でもダメよ」
A「ふーん、あ、君名前とかあるの?」
星「ないわよ」
A「なんて呼べばいいの?」
星「なんでもいいわよ」
A「え?じゃあ(考える)」
A「星」
星「……なんでそんな普通なのよ、他はないの?」
A「えぇめんどくさい」
星「酷いわねあなたぁ、人の名前決めるのにめんど」
A、言葉をさえぎる。
A「うるさいなぁ別にいいじゃん」
星「あ、ほらほら、今から堕ちるから願いなさい」
A「え?なにが?」
流れ星が堕ちる。
A「うぇ?!」
星「もっと早く願い事しなさいって」
A「え、えっと」
願い事をする。
星「早すぎよ!下手くそっ!」
A「はぁ!?しょうがないでしょ?!」
星「もー怒んないの!もう1回!」
流れ星が堕ちる。
A「あっ!」
星「あっ!じゃないわよ!願えなかったじゃないの」
A「いやいや普通あっ!ってなるでしょ?!」
星「まぁ人だからぁ?見慣れてないしねー」
A「(小声で)なんか腹立つなぁ……」
星「早く願いなさいよ」
A「言われなくてもわかってますぅ」
流れ星が堕ち、A、願い事をする。
星「あ、上手くいったわね」
A「これでどうなったの?」
星「願いが叶うわよ」
A「え早、さすがに嘘でしょ」
Bから電話が来る。
A、スマホをとり、画面をみる。
A「?」
A、電話に出る。
B(声)「A!」
A「えっ!?熱は!?」
B(声)「熱下がったの!あと症状もなくなったの、すごくない?」
A「え!?嘘!」
B(声)「ほんとだよ、なんで急に治ったんだろう?気のせいだったのかな?」
A「えぇ……で、でも大人しくしてなよ?」
B(声)「するよ」
A「治ってよかった……」
B(声)「んふふ、じゃあ早いけどきるね」
A「分かった、じゃあね!」
B「じゃあね」
電話を切る。
星「A」
A「ん?なに?」
星「あたしね、もう、死んじゃうの」
A「え早くない?ちょっと前に来たばっかだよ?」
星「しょうがないじゃない」
A「ちょっと待って?聞きたいことあるんだけど、星は他の子のとこに行ったことあるの?」
星「何回もあるわよ、でもいつもその人の記憶を消すわ」
A「そうなの?なんで?」
星「誰かにあたしと会ったことを言うかもしれないから消すの、でももう死ぬから特別にあたしとあなたの記憶消さないでおくわ」
A「えやった」
星「誰にも言っちゃダメよ」
A「言わないよ、約束ね!」
A、小指をだす。
A「ほら!早く」
星、約束の指をする。
A「指切りげんまん嘘ついたらー……」
星「あたしもう死ぬのよ?」
A「まあいいじゃん」
星「んー、そうね、嘘ついたら……太る」
A「うわぁ罰って感じ」
星「でしょ、あたしみたいになるってこと」
A「あぁ、あはは、じゃあ指切った」
星「よし、じゃあそろそろ行くわね」
A「えぇ、うん」
星「なに?寂しいの?」
A「寂しくないし」
星「んふふ、ちょっと待ってね(ポケットを探る)あなたにプレゼントがあるの(ポケットを探る)んー……」
A「早くして?」
星「待ちなさいよ、あ、あった」
星、星型の何かを渡す。
A「なにこれ?」
星「知らない」
A「えぇ?」
A、星型の何かをジーッと見る。
A「すごい、キラキラしてる!」
星「でしょ」
A「ありがとう」
星「いいわよ」
星、キラキラと消えてく。
A「うわ、そんなふうに消えてくの?」
星「そうよ、じゃあ行くわね、じゃあね」
A「ちょっと待って!」
A、星にハグする。
A「私星のこと忘れなからね!」
A、離れる。
星「ありがとう、意外と優しいのね」
A「えなにが意外となの?」
星「ん?なんでもないわよ?」
A「じゃあね」
星「うん、じゃあね」
おわり