続きです
結構遅くなりました((
ワンク(次回から)
・小説"太宰を拾った日"などのネタバレ含みます(今更ですみません((
・原作、青の時代、黒の時代のネタバレ有り、捏造有りです
今回は略150%主の妄想です
ここから先は何でもOKな方のみで、、、((
他は前回と同じです
地雷さんは回れ右
鳴り止まない銃声。
私達の方にも幾つか銃弾は飛んできたが、当たっては居ない。
幸か不幸か、私達はこの世界に触れる事も出来なければ、姿を見られる事も無いようだ。
しかし……触れる事が出来ないというのは可成り不味い。
探偵社に過去を見られる訳にはいかないが、触れることが出来なければ異能は解除出来ないのだ。
敦「……銃声が鳴り止みました」
与謝野「…結構数が減ったねェ…」
賢二「それにしても、これは何処と何処が戦っているんでしょうか」
乱歩「……ポートマフィアと、その当時影響力の強かった犯罪組織」
探偵社「?!?!」
敦「ポートマフィア……ッッ?!」
敦「じゃあ芥川も?!」
乱歩「否、まだ加入していない。先代首領の頃の話らしい」
乱歩「この頃の黒社会は可成り荒れていて……マフィアが逆らう者を皆殺しにする組織だったからだな」
太宰「……」
場面が切り替わり、ポートマフィアの下級構成員の姿が映った。
構成員ではない、傷だらけの少年を抱えている。
抗争に巻き込まれる前に"川にでも浸かっていたのか"、水浸しで意識は無い。
谷崎「!!誰かが抱えられて…病院に連れてってるンでしょうか」
敦「そんな……一般市民まで巻き込まれているなんて…」
国木田(……水に濡れている……?)
与謝野「酷い傷だねェ…おまけに意識が無い」
与謝野「かといって非合法組織の抗争に巻き込まれた患者なンて治療してくれる処があるか如何か…」
賢治「あ、着いたみたいですよ!」
福沢「……ッッッ!!」
乱歩「福沢さん…?!?!どうしたの?!」
福沢「……此処は…ッ」
福沢「現ポートマフィア首領……森鷗外が居た病院だ」
探偵社「?!?!」
福沢「……森医師は昔、非合法組織の患者を治療する闇医者だった」
与謝野「……森医師が、此処に…」
場面が切り替わり、病院の中へと映った。
先程の抗争で負傷した数人の治療を終え治療室から出て来た森さんに向かって構成員が話し掛ける。
構成員「……あ、森医師!!」
森「!!なんだね」
探偵社(これがポートマフィア現首領、森鷗外…)
構成員「先程の抗争に巻き込まれた一般市民です」
構成員「意識が無く、傷が酷くて…治療をお願いできませんか」
森「相変わらず君は優しいねぇ。勿論、任せなさい」
構成員「有り難うございます!!」
与謝野「……森医師が治療するなら、命は助かるだろうねェ」
敦「それにしても、未だこれが誰の過去なのか判りませんね」
太宰「……」
治療が終わり、少年は一命を取り止めた様で、ベッドに寝かされている。
意識は戻っていない様だ。
包帯で全身を覆われている。
他の患者の治療も一段落し、森さんは少年が眠るベッドの近くの椅子に腰を掛けた。
森「…この子は、只の一般市民なのだろうか…」
森「……今回抗争が起きた地域は、一般市民が滅多に立ち寄ることが無い」
森「彼処に有るのは……」
少年「……此処は?」
探偵社「!!」
森「嗚呼、意識が戻ったのだね」
森「佳かっ」
少年「………ちぇ」
探偵社(……舌打ち??)
森「…ちぇ、とはなんだい」
少年「今度こそ成功したと思ったのに、」
敦「…この声、太宰さんに似てません?」
谷崎「確かに、云われてみれば…」
賢治「包帯を巻いてるのもそれっぽく見えますね!」
国木田「た、確かに…」
太宰「……」
乱歩「……」
森(…成功……?)
森「早速で悪いけど……君は一体何であんな処に居たんだい?」
森「君はびしょ濡れだったし、あの近辺には川しか…」
少年「入水」
探偵社「?!?!」
敦(……矢っ張り太宰さん…?)
森「……何でまたそんなことを?」
少年「死にたいから」
探偵社「……」
森「…まぁ良い。それで君、名前は?」
少年「……人に名前を訊ねるなら先ず自分から云いなよ」
少年「只でさえ僕は知らない場所に連れて来られて混乱してるんだから」
探偵社("僕"…?)
森「全然混乱しているように見えないのだけど…私の名前は森鷗外、此処は私が経営する病院だよ」
少年「…只の病院じゃない。非合法組織の患者を扱う闇医者でしょ、おじさん」
顔も動かさずに淡々と述べる。
国木田「……太宰にも見えるが…本当にそうか…?」
太宰「…」
森(…どんな状況にも即座に対応できる頭の回転と冷静さ、然も「死にたがり」……)
森(この子を巧く利用すれば……)
森「…よく分かったね、その通りだよ」
森「では次は君が質問に答える番だ」
少年「……僕の名前は"津島修治"」
探偵社「?!?!」
敦「太宰さんじゃ無い…?!」
国木田「容姿こそ変われど"自殺願望"だぞ…?!」
谷崎「一体誰なンでしょうか…?」
太宰「……」
すみません
一旦切ります(((
ここ迄読んで下さり有り難うございました
誤字脱字等ありましたら教えて下さい
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