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らぶらぶ前提→無理矢理気味、ハメ撮り脅し、NTR有 ⚠︎
[誰が行くかバーカ]
そのメッセージで更新をストップした俺と、あいつの連絡画面。それはいつもみたいに[家、待ってる]と俺が送った文から2個で完結した。
いつもと同じだった。いつもみたいに素っ気なくて、でも呼べば、会いたいと言えば会えるよなって思ってたのに、あいつはその文の通り来なかった 。
俺達はいわゆるセフレだった。居酒屋で偶然出会って、流れ着くままホテルで一夜。俺もワンナイトが好きだし、あいつは尖っててやんちゃ感あっても遊び慣れてない雰囲気があったから、今回も遊び感覚だったのに。あの日、甘ったるい声で名前を呼んであからさまに初めてのくせして真似して善がって、俺の事善がらせようとして。その健気な姿に惹かれるのも時間の問題だった。
SEXしたい時は俺もあいつも、連絡1本入れれば向かうし来る。基本的には俺だったけど、他のセフレとは㊨とした翌日から縁は切ったし、セフレなだけでここまでするか?って事もした。後処理も、苦手なピロートークも。㊨が強請ればなんでも与えたし、俺からも散々行動してセフレ以上の気持ちを示していたつもりだった。それが㊨にも伝わってるから来てくれる、呼んでくれると思っていたから。
でも、そんな気持ちはある日の一通からガラリと変わった。その日、いつものように部屋の雰囲気もゴムも、何もかも。準備でしかされてない部屋のチャイムを鳴らす者は居なかった。何度もメッセージをいれた。[どうした?][事故にでも遭った?][大丈夫?]何通も何通も、焦って取り乱したようにして連絡を入れたものの一通も既読が着くことはなく数日が経った。
あいつの部屋も行った、出会った居酒屋も、職場も。思いつく限りを探したし、人にも聞いたが求めた答えをくれる場所も人も、正直役に立たないほ使えるものはなかった。─その日から1年、半年と㊨を探し続けた。
夜は上手く寝れず、遊びに行くことも減って唯一ちゃんと外に出ると言えば㊨を探すため。酒の量もタバコの量も増えて、実の弟に心配された。
そんな優しい弟にも恋人ができたらしい。紹介したいと、タイミングの悪い今言い出して。同性だからと理由を付けるものだから「会えれば挨拶はする」と詳細も聞かず軽く流していた。
そんな会話も忘れかけていた頃、運命は大きく変わった。
「兄ちゃんこの人、俺の恋人の──」
目の前に現れた見慣れ過ぎた俺が全て、体のあちこちまで暴いた㊨が実の弟の隣に、恋人として立っていた。
─ 両片思い 、すれ違い ─
イカれた執着クズ×愛されたかったツン