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「—— なァ、オレのエンジェル?お前はオレを知ってればいい、オレ以外を知らなくていいからな」
それは呪いの言葉のようで彼なりの愛情表現だった。軟禁されてるぼくは外の世界を知らないし、彼しか知らない。ひとりぼっちになったぼくを引き取ってくれた彼だけがぼくの世界だった。
「ほら ちゅ〜〜〜♡」
「ん、ぅ…………♡」
キスも、ハグも、手を繋ぐのも。その先も——ぼくは彼—「パパ」に教えて貰った。まだ感情を全てわかっている訳でもないけど、ぱぱの「好き」がぼくは嬉しい。
「大丈夫。パパの傍にいれば何もかも上手くいくからね」
それがアイノカタチだと、教えて貰うには簡単に信じ込む頭脳。ちゅ、ちゅってキスされながら優しく体に触れてくるパパの手は、暖かくて気持ちがいい——
溺愛サイコ型マフィア×小悪魔ショタ