前回と全然関係ない話。
今回は独米。
上手くかけるか分からないけど、
一応テーマは『ギル解体した時のアル』
についてのお話。
アルが少し病んでる。
ルートが優しい
ルートは全然 ギルの事気にしてない
少し菊さんが出てくる。
菊さんは大事な大事な師匠を解体されたから
アルの事を恨んでるし嫌ってる。
それでもいいならどうぞ 。
この前、俺の師匠…ギルベルト…いや、
『プロイセン王国』を俺のこの手で解体した。
原因はとある事件が起きたからだ。
そのことについては…あまり説明したくない。
俺は勿論嫌だった。
一生懸命育ててくれて、訓練したくれた、
優しい師匠を解体したくなかった。
でも、これは『国』としての仕事だ。
やるしかないのだと…そう思った。
でも、菊はそれを受け入れてはくれず、
最近心做しか俺と距離をとっている。
というかめちゃくちゃ嫌われている。
菊も昔、師匠に訓練して貰っていた
時期があったのだそう。
菊は師匠が大好きだったんだって。
それは俺も同じなのに。
何故か嫌われている。
俺だって好きでそうした訳じゃないのに。
どんどん周りの人が離れてく。
師匠が好きだった人、全員が。
日本とは同盟を組みたかった。
けれど、それはもう叶わない。
だって、俺がきらわれているから。
ルートだって、傷付いているはずだ。
兄貴が解体されたのだから。
しかも敵国の俺に。
みんなみんな、俺から離れていくんだ。
『こいつは師匠を解剖したから』
『貴方とはもう絡みませんし、
関わりも斬ります。もう話しかけて来ないでくださいね。』
『祖国がそんな事するとは思わなかったぜ。』
うるさいうるさいうるさい…!
俺だって好きでそうした訳じゃ…、!
いや、もういいや。
悪役で…もう誰とも、
関われないんだから。
『仲良く』なんて夢のまた夢なのだから。
そうして俺は、誰とも関わらなくなった。
その日から俺は家に引きこもった。
仕事場に行っても、影でなんか言われたり
目の前で悪口を大声で言われたりするだけ。
でも、世界会議はこれで回るだろう。
いつも俺が会議止めてるし、
そのせいで『少しは黙りなさいな。』
と言われることもなくなる。
菊だって、楽になったはず。
菊にとっては、
こんな奴が居ても、イラつくだけだ。
俺だって家の方が安心できるし、
これで俺が世界を騒がすこともなくなる。
俺が静かにすることによって、
争い事もなくなる。
アメリカは静かに、平和になる。
そう、俺が動いても、足でまといになるだけ。
邪魔なだけ、鬱陶しいだけ…
突然、家にインターホンの音が鳴り響く。
俺は面倒だから、布団にくるまりながら
インターホンに応える。
あぁ、よりによって1番会いたくない
相手が来た。
ルートだ。
なんで君はこんな時に来るんだい。
俺のせいでいつも胃が痛い、と
言っていたじゃないか。
俺が来なくなって良かっただろう。
面倒臭いやつが一人減ったんだし。
取り敢えずルートを部屋に招き入れる。
お菓子も何もないから、
この間、作ったけれど食べれなかった
アップルパイと、
それと余ったクリームを 出す。
あまり食欲がなくて、ご飯が採れていない。
可笑しいな、この前まではもうちょっと食べれたのに…
でも、お腹が空かないのは一緒。
何故か食欲がないし、具合も悪い。
なんでだろう。国の影響ではないし。
考えたら頭痛くなってきたや…
やーめた。
『お前、ずっと何も食べていないのか?
痩せてるぞ…』
そうアップルパイを食べながら言うルート。
『ずっと何も食べていないって訳じゃ…
ないけれど…食欲ないんだ。 何故かね。』
少し具合も悪いし…と付け足す。
ルートは俺の額に手を当て、
『…とても熱いな。高熱の可能性が高いな…』
と呟く。確かに今日なんだか体熱いし…
そう思い、試しに体温計で測ってみる。
そうすると…なかなかの高熱だった。
ピピピッ、と鳴り響く体温計。
そこに表示された数字は、
『38.8℃』と表示されていた。
ルートはそれを見てこう言った。
『何故こんなに熱が高いのだ?
無理しているんじゃないのか?
なんかあったら俺に言ってくれ。』
と、俺に心配そうな顔で言った。
この人はなんで、こんなに優しいのだろう。
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