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あれから泣いたり叫んだりと粗相をすると蹴られ、殴られる日々が続いた。そして、1,2年経ったある日…
『ねぇ13番』
「はい…」
『君の大好きな人に合わせてあげる』
「?」
『ついておいで』
『よし着いた』
えっ…なんで…
『どうしたの13番?』
『もしかして、嬉しくないの?』
真顔で僕を見てくる。
(もし、ここで「嬉しくない」なんて言ったりでもしたらまた殴られる…)
「う、嬉しいです。」
『だよねぇ〜嬉しくない訳がないよねぇ〜』
『だって君の大好きな人だもんねぇ〜』
確かに僕は兄さんが大好きだ、だけど、だけど…
こんなの
「僕のせいだ…」そう小さく呟いた。
『私は少し用事がある、13番はここにいてね』
「はい」
そう言い博士は出ていった。
僕は、兄さんに近ずいた。すると、兄さんがボソッと
[空輝のせいなんかじゃない]
と言ってくれた。
「えっ…」
[空輝のせいなんかじゃないから、安心しろ]
僕その言葉で少し嬉しくなった。
兄さんは本当に優しい、何者にも代え難い、僕の