テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
楪羽*yuzuriha*
3,511
琴猫

971
642
〜阿部side〜
マネージャーさんに化けていたバルデスと向き合う俺たち。
バルデス『・・・随分と痛々しい姿だな。もはや諦めて永遠の闇に消えた方が良いのではないか?』
💙『黙れ!お前に心配される必要なんてない!』
🩷『長話なんて要らないだろ!早く3人の居場所を話せ!』
💛『2人とも少し落ち着け。』
❤️『大丈夫だ。気持ちは俺たちも同じだから。 』
今にも飛び出しそうな佐久間と翔太を落ち着かせてくれてる照と舘さん。
舘さんも言ってくれてたけど佐久間と翔太の気持ちはよく分かってる。
けど今の俺たちは満身創痍・・・身体中に包帯やガーゼを巻いている。
動けるけど以前も歯が立たなかったのにさらに強くなったバルデスに不用意に向かっていくのは危険だ。
4人を後ろから見つめる俺の隣でふっかが静かにだけど怒ってる視線をバルデスに向けている。
バルデス『・・・無闇に攻撃してこないあたりはたしかに成長したらしい。』
💙『・・・テメェ!』
🩷『・・・冷静に観察してんなよ・・・!』
💛『・・・それで?さっきの言葉の意味を話せよ。』
❤️『3人が裏切ったってどういう事だ?』
これ以上バルデスと話せば佐久間も翔太も大人しくはしていられないはず・・・
それを見越して照と舘さんがバルデスを問い詰めてくれた。
バルデス『・・・どういう意味もない。言葉通りだ。奴らはこれ以上戦ったところで闇には勝てないと判断して自ら望んで闇に消えたのだ。賢い奴らよ。』
💚『・・・3人が自ら望んで・・・?』
💜『・・・そんな話、誰が信じられると思ってる?』
バルデス『・・・現に貴様、テレパシーが取れなかったのではないか?』
💚『・・・!なんでそれを!』
バルデス『・・・仲間の姿が見えないのであればまっさきに連絡をとるであろう。絆が強い貴様たちであれば当然だ。』
💜『・・・俺達のこと結構分かってんじゃん。』
バルデス『・・・これ程の間貴様たちと戦っていれば分かってくる。』
・・・分かっているのはお互い様・・・って訳でもない。
奴らは俺達の事を理解しているらしいけど俺たちは本気の闇の強さをまだ分からない。
知らない間にどんどん強くなっていく闇・・・
バルデス『・・・それに前に言ったはずだ。あの3人の最大の弱点は貴様たちだと。』
6人『・・・・・・・・・・・・・・・!』
バルデス『・・・自分たちが戦い続ける限り大切なメンバーが傷つく。自分たちの所為でメンバーだけじゃなくてこの世界全ての者たちが苦しむ。そう申したまで。』
・・・バルデスに会う度に思うけどバルデスは言葉が上手い・・・。
言葉をたくみに操って3人の精神を攻撃し続けたんだ・・・何回も・・・
それで闇の力を見せつけながら俺たちを傷つけて3人から再び絶望を産み出したってところか・・・
・・・まだダークキングの闇の支配からは逃げられてないから何回も狙い続けた・・・同時に街の人々を襲って絶望の心を奪いながら自分たちの闇の力も上げた・・・
・・・まんまと奴らの手の上で転がされてしまっている・・・
バルデス『・・・いい加減に貴様たちも諦めろ。』
たしかに闇には俺たちがどれだけの想いと覚悟を決めてもそれを簡単に飲み込んでしまう・・・
それに3人の責任って言うのは違うけどそれを言うなら俺たちだって同じだ。
俺たちは3人を守るって決めたのにそれを約束できずに今までも今回も苦しめてしまっている・・・
申し訳ない気持ちでいっぱいなのは俺たちも同じなんだ・・・
あれだけ怒りが止められそうになかった佐久間と翔太はいつの間にか大人しくなってるし誰も何も言えなくなって静かになった・・・。
💜『・・・とりあえず、3人の場所を教えてもらいたいんだけど、わら。』
💙❤️🩷『・・・・・・・・・・・・!!!』
💚『・・・ふっか・・・』
💛『・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』
静だった空間の中にふっかの声が聞こえてきた。
いつも通り緩い感じに話したふっかの言葉だけど怒りが籠っているのが分かる・・・
ふっかに近づけないし声もかけられない・・・
バルデス『・・・また助けるのか?奴らの為に自分たちが傷つくことなったのはこれが初めてではないだろう。』
💜『・・・もういいから黙ってくれない?』
バルデスの言葉に一言だけ返しながらゆっくりと歩いて1番後ろから1番前に・・・バルデスの目の前に行ったふっか。
💜『さっき・・・いや、初めて会った時からお前は3人の事を全部分かったような言い方してた事、気に食わなかったんだよねぇ。』
バルデス『・・・私は嘘は申してない。』
💜『だから、それが気に食わないって言ってんの。お前らが襲って来た時よりも遥かに長い時間を俺たちは9人で過ごしてきたんだ。お前らよりも俺たちの方が3人のことを分かってるのは当たり前でしょ。』
ふっかとバルデスの会話を静かに聞いていることしか出来ない。
バルデスも当たり前だけどこの間よりも不気味で闇の強さが増している・・・。
けどふっかはそんなバルデスにも負けずに言葉を返している。
正直俺はバルデスの姿を見て怯んでしまったから・・・
💜『それにこれで何回目とか関係ないよ。何度お前らが3人を闇で支配しようが俺は何度も助けに行く。それだけだ。』
バルデス『・・・愚かな・・・。・・・我らの更に上がった闇の力を知って尚、戦う気力が失せないとは。』
💜『そんなん今に始まった事じゃないしお前ももう分かってるでしょ?バルデス。』
バルデス『・・・ああ。予想通りだ。』
怒ってはいるけど落ち着いてバルデスと話続けるふっかとふっかに詰め寄られても一切感情を表に出さないバルデス・・・
会話だけでの2人の戦いは始まっている・・・
💛『・・・そうだな。助けたい気持ちはふっかだけじゃない。』
💜『・・・照・・・。』
❤️『ああ。今回もまた助けよう!』
💙『どんなに強い闇とか関係ない!お前らに3人を渡すつもりなんてねーよ!』
🩷『それに以前より強くなったんならめっちゃ楽しめるじゃねーか!』
💚『今度こそ3人から闇を完全に消してみせる・・・!俺たちの絆で・・・!』
💜『・・・ふっ。頼もしいねぇ〜わら。』
このままふっか1人だけに戦わせるつもりはない。
俺たちは9人で闇を滅ぼして世界を守るんだ・・・!
バルデス『・・・そうか。ならばダークキング様の元に行くがいい。そして絶望しろ。』
6人『・・・・・・・・・・・・・・・・・・!』
俺たちはバルデスが両手から出した不気味な闇に飲み込まれた。
コメント
1件
ふっかの「何度でも助けに行く」のところ、めっちゃグッときたよ…!😭💕 怒りにまかせて爆発するんじゃなくて、静かにバルデスと向き合ってるのが逆に怖くてかっこよかった。他のメンバーもそれぞれの決意を見せてくれて、絆の強さが伝わってきた!!最後の展開も気になるし、続きが待ちきれないよ〜🌸✨