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朝、目が覚めると見知らぬ人達が僕について話していた。
「この子どうしよう、、、」
「捨てられたって感じだよね、、、、」
「一旦家持って帰る?」
「うん、、、そうだね、、そうしよう、、」
「ゆ、、、誘拐にならないよね?」
「大丈夫だって!!」
そう言って一人が僕に話しかけてきた。
「君、家は?」
僕は首を横に振った。
「捨てられたの?」
これも首を横に振る。
「え、、、じゃあ家から自分の意志で抜け出してきたみたいな?」
その言葉に僕は小さく頷いた。
「わお、、、君、、、すごいね、、、」
「一旦、、俺ん家来てくれない?」
「ちょっといっぱい話したいことがあるからさ」
はじめは結構警戒していたけれど、この少しの会話でそれが和らいだ。
僕は小さく頷いてから、自分の家を案内しようとする彼らについて行った。