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<ビースター帝国諜報部本部>
「全員、辞める…だと!? 巫山戯るのも大概にしろ!」
バン!と机が叩かれる。机に置かれているコーヒーが、波を立てる。
「この腐敗した国の為に私達は剣を振るいたくない。ただそれだけの理由です。」
「しかし…」
苦しげな顔で反論をしようとする彼に、私達は畳み掛ける。
「私達星堕第零隊隊員は、全員でこの国を出ます。長い間、ありがとうございました。」
少し悩んだ彼は、呟く。
「Sky。 … この国を、滅ぼす気だな…?」
「… 悪いようにはしません。これ以上は、黙秘させていただきます。」
「Terrain、Sea。…そして、Colors。この星でお前ら以上の戦闘に長けた人材はいないだろう。」
急にどうしたのだろうか。私達の顔に疑問が浮かんでしまう。
「… 同じ道は辿るなよ。実は俺も…この国にはもううんざりなんだ。」
「…! 肝に銘じます!!」
「… 話はわかった。上には話を通しておく。…じゃあな。」
「「「ありがとうございました!」」」
そうして、私達の物語は始まった。
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皆さんはじめまして。星海と申します。
今回のお話はプロローグなので短め。彼女たちの始まりを描いてみました。
今作が私の初めての小説なので、誤字等々、ミスも多々あると思いますが、温かく見守ってくださると幸いです。