次の日
母の手作り弁当を持ちながら学校に登校した
私は自分の席につき、HRが始まるまで仮眠することにした
すると向こうからザワザワと声が聞こえてくる耳だけに集中しているとなにやら暴言の言葉が次々聞こえてくる
男子生徒「お前マジできめぇなww」
「……」
男子生徒2「おいおいwなんか言ってくれよはりくんよぉww」
「…ャ、ャメテ」
男子生徒1「おいw聞いたか?ゃ、ャメテ、だってよww」
男子生徒2「女みたいな格好して気持ちわりぃんだよww」
私は俯いたままあぁ、またあれが始まったのかと思った
あれとはさっきも聞いた通りはり君という男の子がいる
格好は女の子だが生物学上男なのでそう言わさせて欲しい
さっきの2人の男子生徒ははりくんが女の格好をしているのをいつもバカにしている
気持ち悪いだのそのまま女子トイレでも言ったらなどストレートにバカにしてくるのだ
私は別にはりくんのことはどうも思っていない。
自由にすればいい
私はよく親戚に
「あなたってホント周りに関心ないわよねぇ、?」
など言われるが私自身自覚済みなのでなんとも言えない
これが癖なのかそれとも本当にどうでもいいのかよく分からない
色々考えてると眠くなってきたのでまた仮眠に戻る
ただ目が覚めると何故か放課後になっていた
え?私なんでそんなに寝れるの?と言いたいところだが、いつもの事なのでまた黙ってしまう
こういう時ともだちがいれば
起こしてもらえたり出来るのに
私はそんなことを考えて、左を見てみるとはりくんが1人掃除をしていた
はり「あ、羽宮さん起きたんだ 」
『あ、ごめん。はりくん掃除できなくしちゃってたよね』
はり「ううん、大丈夫。」
『さすがに申し訳ないから、私も手伝うよ』
はり「え、いやいいよこっちも申し訳ないし」
『いや、やらせて』
さすがにここまで寝て掃除の邪魔させていたのにノコノコかえるなど私のプライドが許せない
その真剣な眼差しに心が折れたのかはりくんはそこまで言うならお言葉に甘えてとほうきを私に貸してくれた
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