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こんにちは、kanaです!
第2話投稿します!
この小説の話を腐仲間にしたら、めっちゃ続きを楽しみにされたので、やる気が出てます!
それでは本編どうぞ!
ああは言ったものの。
修弥は正直、いい人というには微妙だった。常識はあるけど、私とはあまり噛み合わない。しばらくすると、私は修弥とほとんど話さなくなってしまった。修弥には友だちがたくさんいるから、向こうは特に何も思っていないだろう。
そんなある日。
「ただいまー。」
私が家に帰ると、いつもいるはずの大雅がいない。机の上を見ると、メモが置いてあった。
「近所の公園行ってくる。もし来たいなら姉貴も来ていいよ。サッカーするだけだけど。」
大雅はサッカーが好きだ。だからサッカー部に入っているけど、あまり上手じゃないからいつもメンバー入りできないって言ってた。
「誰かに教わってるのかな。」
少し気になったので、私は行ってみることにした。公園は自転車で10分くらいのところにある。公園の駐輪場に自転車をとめ、サッカーもできる芝生広場に向かった。大雅が私を見つけて、「あ、姉貴来た。」と言っているのが聞こえた。私が足を速めて大雅の方へ向かうと、見覚えのある金髪が目に入った。
修弥だった。
修弥は私を見つけると、
「海?なんでここにいんだ?って…もしかして大雅お前、海の弟なのか?」
と少し焦ったように言った。大雅はそれを聞いて、
「うん。そっか、言ってなかったから修弥さん知らないか。」
と言っている。もしかして…と思っていると、大雅が、
「たまに、放課後、修弥さんにサッカー教わってるんだ。修弥さん、サッカーすごく上手だから。」
と私に教えてくれた。私はびっくりした。まさか、修弥と大雅につながりがあったなんて。
そんなことを考えていると、途端に修弥がかっこよく見えてきて、私は顔が赤くなったような気がした。
修弥は大雅に向き直り、
「この調子だったら次の試合はサブメンバーくらいいけるんじゃね?もっと磨けばスタメンいけるかもよ。」
と言葉をかける。大雅は笑ってボールを蹴っている。前に見たときとは見違うほどに、大雅はサッカーが上手になっていた。夕暮れの光の中、私はボールを追いかける二人を眺めていた。
あれから少し経ったある日、昇降口で靴を履き替えていると、大雅が駆け寄ってきた。
「姉貴!俺、次の試合スタメンなれた!修弥さんのおかげ!」
喜びを爆発させている大雅に、私は
「良かったじゃん大雅。修弥に会ったらお礼言っときな。」
と言った。できるだけ平静を装っているつもりだったけど、心のなかでは動揺している。すると修弥が来た。
大雅は修弥を見つけると、
「修弥さん、俺、次の試合のスタメンになれました!ありがとうございました!」
と笑顔で言った。すると修弥は笑った。いつもは見せない、柔らかい笑顔。
「よかったな。もし予定が空けば俺も試合観に行ってやるよ。海も行くんだろ?」
急に話を振られ、私は一瞬困惑したが、
「う、うん。行くつもりだよ。」
と何とか答える。すると修弥は、
「だろうな。一緒に応援しようぜ。」
と言って笑った。その笑顔に、私の鼓動が速くなる。また、顔が赤くなっている気がした。
「じゃあな」
修弥と分かれ、大雅と並んで帰る。その途中、大雅から聞かれた。
「姉貴…修弥さんのこと、好きなの?」
私はびっくりした。まさか大雅からそんなことを聞かれるとは思ってもいなかった。でも…
「うん…好き、かもしれない。あんまり良く思ってなかったけど…大雅とも親しくしてくれてるの見て、見方変わった。」
それを聞いた大雅は、
「だろうなとは思ってた。応援するよ。でも…修弥さんにはまだ言ってないんだろ?あのこと。」
「うん。いつか言わなきゃいけないって分かってるけど…。」
「ま、頑張れよ姉貴。」
大雅から励まされ、少し勇気が出た。
俺は海たちと分かれて、自分の家の方向に歩く。嬉しそうな大雅の顔が頭をよぎり、俺まで笑顔になった。しかし、ずっと引っかかっている「あること」が頭から離れず、すぐにそのことを考えてしまう。
「海、あいつ…もしかして…」
ずっと隠し通していたのだろうか。だとしたら、言わないほうがいいのか…?
「女じゃないんじゃねえのか…。」
ここで切ります!
今回は少し長くなりました!
次回もお楽しみに!