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やば主:主です!!今日から「時雨の中の物語」を書いてこうと思います!
今回のお話はソフィアチャンネル様と関係がありません。
↑知らない人には何のこった!?って話ですよね気にしないでください…!!
小説初心者なので手加減願います…。
良かったら見てってねん( ˊᵕˋ*)
それでは本編どーzo
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バタンッとロッカーを閉じて、最後の仕事に取り掛かった。
最後の仕事は、手の上の書類を地下三階まで持っていくこと。
カツカツと足音が響く廊下には、僕以外に誰もいない。
静寂、静かすぎて逆に怖いな…。
毎日、最後にこの仕事をしているが未だに慣れていないのが現状だ。
それは何故か____。
エレベーターの「B3」と書かれたボタンを押すと、カチッと音を立てエレベーターの動く音がする。
そうだな…どうせここは12階だし地下三階時間がある、少しエレベーター内でこの世界のことを語るとしよう。
エレベーターの南側がガラス張りになっているから、そこから外が見える。
これが、僕の普段の街。
街の魅力は、なんと言ってもネオンだ。
全体が広くネオン管で覆われていて、夜になればこのように本当の姿を現す。
ただそんなネオン街の裏腹に、そのネオンを維持するための電力がいる。
ネオン管の中にネオンガスやアルゴンガスを巡らせ、そこに電力を流し込むことによって初めてネオンは完成させられるのだ。
わがままかもしれないけど、もう少しサイバーパンク感があったらなぁと眺める度に思う。
もちろんネオンは大好きだ。
そのためならどんなにキツくて苦しかろうが、働いてやるさ。
だから僕は、この職場を選んだ。
そして、この世界(ここ)にはもう1つ特別に変わってる所がある。
それは___の前に、何故地下三階へ行って書類を置くだけの仕事に慣れないのかが先かな。
作られる電力のうち、ほとんどが街をネオンで飾るために使われるから、会社で使える電力などほぼほぼないのだ。
地下三階なんて滅多に行く人がいないし、ずっと消灯状態。
もう僕が言いたいことがわかるだろうか。
エレベーターの電光掲示板に、B2と表示された。
もう着くのか…時の流れとは早い…。
若干、ウィンと音を立ててからエレベーターの扉は横の壁に隠れていく。
真っ暗だ。
右手に持つ懐中電灯だけがオフィス内の闇を溶かしている。
光はどうして前へ進み続けられるのだろうか…。
僕には全く理解できない。
雲は上に、雨は下に、光は前に。
僕は……___。
定位置に書類を置くと、ドサッと音を奏でた。
とっとと戻って、外に行くとしよう。
そう思って身体の向きを変えたとき、後ろの方から足音が聞こえる。
タッタッタッ…
明らかにこちらに近づいてきている音だ。
緊張と、不安が頭に絡まってきた。
後ろにいるのは…
誰だ…!?
金縛りにあったように動けなくて、数十メートル離れた場所にあるエレベーターの電光掲示板を焦点にしていた。
それから間もない内に、肩をガシッと掴まれ前後に4、5回揺さぶられる。
心臓がバクっと跳ねた。
「おい、お前…!!」
いきなりすぎて何が何だか分からずに突っ立っていることしか出来ない。
ただ、チラッと見えた顔と声からするに、初めて見聞きするものではなかった。
まさか…僕?
ようやく身体が動くようになって、懐中電灯の光をソイツに当てる。
光は、しっかりとソイツの存在を捉えた。
やはりどこか僕に似ている。
僕よりも身長が高くて、身体が締まってて、顔も大人びていた。
あの、誰ですか?と口にする前に、あちらの方から口を開く。
「今、何歳だ?」
「じゅ、16歳ですけど…」
「良かった、ちょうど5年前……いいか?今から言うことをよく聞け」
ちょうど5年前…?何を言っているんだこの人は。
急に年齢なんか聞いてきて……。
僕みたいなヤツは、僕のことを真剣な眼差しで見ている。
ガッツリ目が合っていて、身体に穴が開きそうだ。
懐中電灯を握る力を強めて、次に紡がれる言葉を待った。
「お願いだ、■■■を止めてくれ」
その■■■は……あれ?さっき聞いたはずなのに…。
思い…出せない…。
「■■■を止めるには、君が色んなことを思いださなきゃならない。その物語(きおく)は、雨の中に眠ってる」
物語?雨の中?わけがわからない。
気になったことをそのまま質問した。
君は……僕なのか…?僕が、君なのか?それとも…また違うのか?
だけど、質問には答えてくれなかった。
「それを教えることはできない、絶対だ」
さっき言われたことが気がかりで、ずっとモヤモヤする。
『その物語は、雨の中に眠ってる』
僕は雨が嫌いだ。
傘をさしていたらせっかくのネオン街が半分ほどしか見えない。
でも、■■■は思いださなきゃいけない気がする。
何か、大切なことな気がする。
B2、B1と上がっていくエレベーターの南側のガラスに切り抜かれた街に、雨は落ちていた。
この街の雨は、いったい僕に何を隠しているのだろう___。
コメント
4件
ミステリアスな物語が始まる気がする・・・!本当に初心者なのか🤔雨と主人公は何か関係があるのかな?続き楽しみに待ってます!
投稿お疲れ様です♪ 初心者とは言えないクオリティ…!流石隊長です…‼︎