中学生になっても、小学校の頃のことが気がかりで学校へは行かなかった。
ぼくは部屋に引きこもり、ろくにご飯も食べず、ネットに入りびたっていた。
1人でPCの画面を見るだけだったけど、別に苦では無かった。
そんな日が続いて早3年、
ぼくはバイトも何もせず、電気のつかない暗い部屋で1人、PCをいじっていた。
その頃には彩姉さんとぼくの差は、火を見るより明らかだった。
ぼくらの生活の元はほぼ全て彩姉さんのバイト代によるものだった。
最初こそ「大丈夫」と言ったのに、母さんは聞く耳を持たなかった。
そのうち、彩姉さんが身売りに手を出していることを聞いた。
それなのにぼくは、姉さんのことなど気にもとめずに、
薄暗い部屋で1人、PCの画面を見続けていた。
コメント
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すれ違いだぁぁぁぁ(இдஇ`。)