テラーノベル
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夜更けのオフィス。残業も片付き、人の気配が消えたフロアに残っているのは二人きりだった。若井はコピー室のドアをそっと閉め、背中で鍵を掛ける。
「滉斗? どうした?」
問いかける大森のネクタイを掴み、若井は一歩、距離を詰めた。
「ねぇ……我慢してたんだ。ずっと……」
囁きながら結び目を解き、指先で喉元をなぞる。
「今日の会議中も、隣で声聞いてるだけで……っ、下、ずっと疼いて……」
首筋に唇を押し当て、歯を立てるようにやさしく噛む。甘い吐息が零れた。
大森の眉がわずかに揺れる。
「……誘ってる?」
「うん、誘ってる……♡ ねぇ、抱いて。ここで……誰にも、聞こえないように……♡」
胸元を押し開きながら若井は自ら腰を摺り寄せる。スラックス越しに硬さを主張する大森のものが太腿に当たり、身体が震えた。
「ほら……こんなになってる。俺の中挿れたいんでしょ?♡」
唇を重ね、舌を絡め、息を奪う。
「そう言えば、今日の〇〇先輩へのプレゼン、良かったろ?」
「っ、うん……すごく、かっこよかった……♡ だから、ずっとこうしたくて……っ」
濡れた瞳を上げ、細い指でベルトを外す。
引き抜いた革の帯が床に落ちる音が、静かな部屋に乾いた。
大森は書類机に若井を押し上げた。シャツの裾が捲れ、素肌が冷たい天板に触れる。
「滉斗、下脱いで」
命令に、おとなしくスラックスと下着を膝まで落とす若井。足を開かされると、とろりと蜜が糸を引いた。
「自分で、解せる?」
「うん……見てて……?」
机の端に浅く腰かけ、片膝を抱え上げる。
唾を落とした指を割れ目に這わせると、じゅぷっ、といやらしい音が響いた。
「はぁ……っ、ん……♡ 奥、触っただけで……きゅんってして……♡」
自分の指で慎ましい孔を緩めていく姿に、大森の呼吸が熱を帯びる。
「もういい。俺の指、入れる」
代わった太い指が二本、ねじ込まれる。
「んっ……あ……♡ もっと……拡げて……」
自ら腰を揺らし、快感を飲み込むように奥を啜る若井。
十分に柔らかくしたのを確かめ、大森は自分の物を押し当てた。
「滉斗、挿れるよ」
「来て……おれの中、全部埋めて……♡」
ぐっ、と根元まで貫かれ、涙が滲む。
「っ、ふかぁ……♡ ん、気持ちいい……♡♡♡」
机が軋むたび、奥を突き上げる衝撃が腰骨に伝わり、脳が焼ける。
ピストンが速まる。ぬるんだ穴が絡みつき、抜くたびに止めどなく蜜を吸い上げた。
「もっと突いて……っ、イかせて……?♡」
「欲張りだな……ほら、声殺すな」
突き上げると同時に首筋を噛む。
「ん”ぁ……ああっ……イ””ッ♡♡」
喉奥で漏れた声が震え、快感が溢れた瞬間、若井の肢体がびくりと跳ねた。
「俺もっ」
深く潜り込み、熱い精を注ぎ込む。
痙攣する肉が啜り、白濁が奥を満たすと、若井はトロンと瞳を蕩けさせた。
数分後
「…滉斗、誘い方がずるい」
「だって……そうしないと、抱いてくれない……かもしれないから……♡」
「毎晩でも抱くよ。こんなふうに誘われたら、理性残んない。」
息を整えながら額を重ねる。
汗と快楽の匂いが絡み合った。
コメント
2件
若様が求める感じいいですねぇ^^