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第3章:崩壊する人間関係「谷地さん、最近なんだか様子がおかしくないかしら。げっそりしてるよ、」
放課後の部室。清水潔子が心配そうに谷地の肩に手を置いた。
その瞬間、谷地の体がビクリと跳ね上がる。潔子に優しくされるのは嬉しいはずなのに、なぜか背中に冷たい視線を感じて、恐怖で心臓が跳ね上がった。
案の定、少し離れた場所でストレッチをしていた日向の動きがピタリと止まった。
日向はゆっくりと立ち上がり、無言のまま二人の間に割り込んできた。
その顔には、いつもの作り笑顔すらない、凍りつくような無表情が貼り付いていた。
「清水先輩、谷地さんは俺がちゃんと見てますから。心配しなくていいですよ」
「……そう? でも、あまり無理はさせないであげてね、日向」
「大丈夫です。谷地さんは、俺がいればそれで完璧なんですから」
日向は潔子の言葉を冷たく遮り、谷地の腕を引いて自分の後ろに隠した。
その圧倒的な圧に、潔子もそれ以上は何も言えず、複雑な表情を浮かべてその場を離れていった。
二人がいなくなると、日向は急に表情を緩め、ねっとりと甘い声を出した。
「ねえ、仁花ちゃん。他の女の人に頼ろうなんて思っちゃダメだよ。先輩であっても、俺以外のやつに甘えるのは許さないから。ねえ、俺だけを見てよ。俺だけを必要としてよ」
「ひ、日向……清水先輩はただ心配して……」
「心配いらないって言ったよね? それとも、俺の言うことが聞けないのかな?」
日向の手が、谷地の細い首筋にスルスルと這い上がってきた。
ひんやりとした指先が皮膚をなぞるだけで、全身の血液が逆流するような恐怖が走る。
「……き、聞くよ……言うこと聞くから……!」
「最初からそう言ってくれればいいんだよ。ほら、今日も部活が終わったら、まっすぐ俺の家に来てね。仁花ちゃんの家の人には、こっちから連絡しといたからさ」
「え……?」
拒否権など最初から用意されていない。谷地は自分の日常が、人間関係が、音を立てて崩れ去っていくのをただ絶望的な気持ちで見つめるしかできなかった。
日向の作り出す暗い檻の中で、彼女の自由は完全に奪われていこうとしていた。
ゆの
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コメント
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ゆのさん、こんにちは、みぅです🤍🥀 第3話、読み終えました。日向くんの執着がどんどん深くなってて、ゾクゾクしました…。清水先輩に触られただけであんなに反応する日向くん、怖いのにギュッと心掴まれました。仁花ちゃんの視点で描かれる閉塞感がすごくリアルで、読んでいて息苦しくなるほどでした。次も気になります…!