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高校で、俺と涼太は再開した。
涼太は昔のように俺と接してくれた。
でも、俺はそれが気に入らない。
『🩷翔太って涼太のこと好きなの?』
佐久間からそんな事を言われた。
理由は、俺が涼太と話すと顔が赤くなるから。
でもそれは、自分自身が恥ずかしいから。
決して、好きというわけではないはずだ…。
🩷涼太って完璧だよね!
❤️そんな事ないよ…笑
🩷そうなの?
❤️昔、翔太と迷子になった事があったんだけど、
❤️夜で暗くなった時に帰れたんだけどね?
❤️その時、
『バシィン!』
『❤️母 なんで涼太がいたのに怖い思いをさせてんの!?』
『❤️母 何のために涼太がついてたのよ!!』
『❤️しょ、しょうた…』
『💙うわあああん!!』
『💙母 大丈夫?怖かったね…💦』
『💙ううぅ…』
『❤️……』
❤️だから、完璧ってわけじゃないよ…
『俺だって怖かった。』
『俺もあんな風に、抱きしめて欲しかった…。』
🩷そうなんだ…
🩷完璧に見えてたけど、涼太も俺と同じだね!
❤️佐久間よりかは完璧かな笑
🩷なんだとぉ!?
❤️ふふ笑
❤️翔太!
💙ん?
❤️風邪大丈夫?
💙大丈夫だから…
💙構うなよ…
❤️なんでよ、冷たいなぁ…
💙……
❤️全然話してくれないし、俺の事避けてる?
❤️俺…何かした…?
💙…ッ!!
俺は涼太の胸ぐらを掴んだ。
💙ふざけんなよ!!
💙俺の欲しいものを全部奪っていきやがって!
💙お前がいるから、俺はこんな事して!
💙惨めになって…ッ!!
こんな事、涼太に当たっても何にもないのに…
💙なんでだよ!!
💙消えろよ!
違うこんな事言いたいんじゃなかった…
💙俺の前からッ!
💙消え
言い切る前に、涼太の手が俺の口を抑えた。
❤️もう、言わなくていいよ。
❤️俺は、翔太が惨めなんて思ってないし、
❤️俺が翔太のものを奪ってるつもりなんてないよ。
❤️翔太は俺にないものを持ってるって俺は知ってる。
❤️でも、
❤️だからって、消えろとか言われる筋合いはないよ。
❤️今までごめんね。
涼太は歩いてどこかに行こうとした。
このままではダメだと思った。
あんな事言いたかったわけじゃない。
ただ、知りたかった。
涼太が俺の事を今でも友達と思ってくれているか。
💙…涼太ッ
💙涼太!!
💙待ってよ…
涼太は歩く足を止めた。
❤️翔太は覚えてないかもだけど、
❤️昔、迷子になった時に翔太は心配されてたけど、俺は失望された。
❤️俺は別に、何も持ってないよ…
💙ッ!
俺は涼太の背中に抱きついた。
💙…ごめんなさい…
💙涼太、ごめん
💙嫌いになんないで…
💙涼太…ズズッ
❤️…
『💙もう、大丈夫だよ。りょうた』
『💙怖かったけど、もう怖くない。』
『💙りょうたがいるから、大丈夫。』
💙いなくなんないでよ…
💙俺の事、嫌いになんないでよ…
💙りょうたぁ…グスッ
涼太は振り向いて、俺を正面から抱き返してくれた。
❤️嫌いになるわけないでしょ