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あれから1週間。俺は無事に退院した。
桃「一応いむの所覗いていくか」
そう思いいむの病室へと向かう
ドアの前に来た時誰かの啜る声が聞こえた
俺は少しだけ扉を開け様子を見る
水「ないちゃん…ごめんなさい…僕のせいで、、僕のせいで…わああぁぁぁ!!!」
桃「(どうしたんだこいつ…)」
すると後ろから看護師がやってくる
看護師「大丈夫ですよ。大丈夫ですからね。落ち着いてください」
水「でも!でもぉぉぉ!!僕が悪いのおぉぉ!!」
桃「あの、、そいつどうしたんですか?」
看護師「あなたは?」
桃「一応こいつの友達で…」
看護師「そうですか。では一旦外でお待ちください」
水「うわあああぁぁぁ!!!!」
看護師「実は今日の夕方この子を別の病院に連れて行く予定なんです」
桃「もしかして傷深いんですか?手術とか?」
もしそうだったら…
看護師「あの傷はかなり前に完治してますよ」
桃「え?じゃあなんで移動を?」
看護師「おそらく精神的な問題で」
桃「精神的?」
看護師「日常生活で何か変わったことはありませんでしたか?」
変わったことしかなかったのだが、、
水「ないちゃん、、?涙」
振り返るといむが立っていた
水「ごめんね迷惑かけて」
水「僕ね..ないちゃんになら殺されてもよかったの」
水「でも生きちゃった…」
ポロポロと涙を流すいむ
水「僕は何の為に生きてるの?」
桃「…」
水「ごめんね…」
今更なんだよ。謝られても遅いつーの
水「う″っ…おぇ″ッ」
何故かいむがそのまま嘔吐した
看護師「大変!袋持って来ますからね!」
そういいどこかへ走っていった
水「やっと出せた♡これで渡せる」
自分のポケットから袋を出しその中に吐瀉物を入れるいむ
まさか俺にやるつもりじゃないよな?
水「はいどーぞ♡」
俺の勘は当たっていたようだ
桃「いるか!汚いだろ!」
俺は袋を振り払り走り去る
後ろを振り返らず病院を出た
水「起きた?」
目が覚めると隣にいむが座っていた
どうやら家に帰りそのまま寝てしまったようだ
…そんなことより
桃「なんでここに…お前病院にいたはずじゃ…」
水「抜け出してきちゃった!」
桃「…は?」
病院を抜け出した?こいつはなんでそこまでして…
水「僕が側にいないと寂しい?寂しいよね!」
水「大丈夫。もう離れないからね」
桃「…ポロポロ」
思わず涙が溢れる
こいつから逃げることができない
もう俺が死んだ方がマシなのかもしれない
水「泣くほど嬉しかったの?ちょっと照れるな//」
どうしたらこいつから解放されるか
どうしたら俺のことを諦めてくれるか
どうしたら、、自由になれるのか
誰か教えてほしい
桃「…どうしたらお前は俺を諦めてくれる?」
聞いてしまった。違う。思わず口に出てしまったんだ
水「諦める?」
この際殺されてもいい。全て聞いてやる
桃「どうしたら!お前は俺の側から離れんの?」
水「離れてほしいの?」
どこか寂しそうな顔。何でそんな顔するんだよ。俺が悪いみたいじゃんか
桃「その顔やめろ!答えろ!」
水「僕もしかして迷惑かけてたの?」
桃「は?」
もしかして迷惑じゃないと思ってんのか?
何度もやめろと言ったのに?
水「ごめん、、ね」
桃「もういいから帰って」
俺はいむを無理矢理家から追い出した