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「本当に広いねぇ〜」
「そうだね、迷子になりそう⋯」
探し始めて15分くらい時間が経った頃、
「あ!やっとあったぁ〜」
「疲れたね、」
「ほんとだよ!もう全然わかんなかった!」
湊は疲れたような顔をしている。
2人とも教室に入ろうとしたその瞬間、湊が口を開く。
「え、もしかして結依もクラス一緒?!」
「あ、そう、だよ⋯?」
そして湊は満面の笑みを結依に向けた。
「やったーー!めちゃくちゃうれしい!
改めて宜しくね?」
嬉しそうでなにより⋯だけど、
私なんかが友達でいいのかな〜、
色んな思考が頭をよぎる。
「うん!湊、よろしく、ね!」
少し微笑みながら結依が言った。
そのまま始業式を終え、
学校から1人で帰っていた時のことだった⋯
「⋯あれ?スマホの電源、つかないな、」
「どうしたんだろう⋯もしかして壊れた?」
「うーん、何しても起動しない⋯」
つい昨日までなんの異常も無かったし、
落としたり、壊すような事、したっけ⋯
結依はスマホを隅々確認する。
その時
「あっ!やっとついた⋯!」
電源はついたはず、だけど、
⋯あれ、いつものロック画面が表示されない、
すると、画面が真っ黒になってしまった
「えっ⋯?!さっき電源ついたと思ってたのに、また消えちゃった⋯?」
少し涙目になりながら、悲しそうに言う。
結依が悲しんでいると、段々と画面が明るくなった。
「えっ?⋯何、これ、」
その画面には自分の高校と同じ制服。
髪が紺色で高めのツインテールをしていて、
黒のヘッドホンを付けた女の子が映っていた。
「ーっあ、えーっと?聞こえてるの?これ。
まぁよくわかんないからいっか。
あ、どうもッ!世界大会1位の超プロゲーマー、七瀬うるっていいまーすッ!!」
「どうぞよろしく。」
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