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それは、中学の卒業式での事
美 玖:(私もついに高校生になるのか〜…)美玖:(高校生活楽しみ…)
と、1人で思いを馳せていると
司朝:金村〜
美玖:あ!司朝くん!
2人は、本がきっかけで仲良くなり、同じ図書委員にも勤めていた
美玖:私たちもついに卒業だね
司朝:何かあっという間だったな〜
美玖:そうだね〜
すると、司朝が話を切り出す
司朝:あのさ、金村…
美玖:ん?
司朝:ちょっと伝えたい事があって…
美玖:え、何?
司朝:ここ賑やかだから場所変えない?
美玖:良いけど…
2人は人気のない方に歩き出す
美玖:それで…伝えたい事って?
司朝:あのさ、付き合ってる人っている?
美玖:え?いないけど…
司朝:そうなんだ…じゃあ大丈夫だ
美玖:え…?
司朝:金村…初めて会った時から金村がずっと好きだった
司朝:僕と…付き合ってもらえませんか…?
そう言って頭を下げる司朝
突然の告白に動揺が隠せない美玖
美玖:…
司朝:ご、ごめん!いきなりこんな事言われてもあれだよね…やっぱ無かった事に…
美玖:待って!
司朝:え?
美玖:私からも伝えさせて?
司朝:うん…
美玖:スゥー…北浦司朝くん!
司朝:は、はい…
美玖:私も司朝くんと恋人同士になれたら良いのにって思ってた…!
美玖:こんな私で良ければお願いします!
美玖は頭を下げる
司朝:金村…
司朝:本当に俺で良いの?
美玖:えっ?
司朝:俺…何の取り柄もないよ…?
美玖:そこは関係ないの。私が好きになったのはね、司朝くんのその優しい性格だよ
司朝:え…?
美玖:司朝くん…覚えてる?2年生の時の事
司朝:2年生…?
美玖:私、体育で怪我した事あったでしょ?
美玖:その時にね…
それは、1年前の体育の授業での事
この日はサッカーの授業で合同授業だった
美玖:痛っ…!
生徒:大丈夫!?
美玖は、足を負傷していた
司朝:先生、俺付き合います
先生:じゃあ頼んだぞ
司朝:はい
司朝:立てる?
美玖:ううん…
司朝:そうだよな…
ここで司朝は、とんでもない行動を取る