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紫秋_4aki.
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午後立ち
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ポテサラ
202
第39話 白竜ウンハイル
md side
入口付近で待っていると、転移魔法でリリアがここにやってきた。
リリア・エーテルワイズ(li)
「ガイスト、ナハトー!」
ナハト(nc)
「…リリア。大丈夫、だった?」
li
「うん。それより2人とも、住民達は?」
ガイスト(md)
「全員政庁の中に避難させた。政庁さえ守れば、人的被害は抑えられるかも。」
まぁ住民達を政庁に避難させている時にラダオ達と会った時は気まずかったなぁ〜…。なんて考えているとベスティエ全体に黒い雲が覆った。そこには今までになかったどこか圧倒される圧を体全体に感じた。普通の人がこの圧を受けたら、呼吸することがままならず気絶する人が多いかも…。
白龍ウンハイル
「𝄄▙▒▚▒▞▛▒。」
白龍ウンハイルから放たれた言葉はとてもじゃないけど何を言っているのかさっぱり分からなかった。ただ唸り声のようなものを発しているとしか思えなかった。けれどナハトを見ると、普段あまり感情を出さない彼…いや彼女がその表情を強ばらせていた。
nc
「白龍、言ってる…ここで昔滅ぼしきれなかったこの国を再度壊すって……。」
まぁそりゃそうだよね。いや、それよりも…。
md
「ナハト、白龍の言葉…分かるの?」
nc
「…断片的に、何となくだけど。」
もしかすると元々黒竜を封印するために生きた一族だからなのかもしれない。それよりもこの状況は、前に聖フリューゲル教会で起きた神のキメラ・オーディーンの状況よりも明らかに最悪だった。今回、僕達の後ろ…庇っているのはここに住まう多くの住民だ。僕らが最終防衛ラインなんだ。ここが崩れれば、ここにいる全員が白龍に殺されるだろう。
li
「何か白龍に弱点とかないのかな〜?分かれば討伐しやすいと思うんだけど。」
md
「弱点…。」
そんな都合よく弱点があるわけないと思ったが、案外そうでもないと思った。あの伝説で立ち位置が逆転こそしていたものの、結局は黒龍は白龍を封印した。そこに住まう住民達と共に。しかし封印は黒龍自身を巻き込む形で。そして今、白龍が復活したということは黒龍も封印から解放されたと見ていいだろう。
md
「ナハト、黒龍の気配を感じ取れない?」
nc
「黒龍?まぁ、やるだけ…やってみる。」
ナハトには、黒龍の魔力が微かに感じた。きっと昔に白龍と共に封印した時に、黒龍自身は分かっていたのかもしれない。自分の力だけではいつか封印を破られるかもしれないこと。自分の力の断片をナハトの一族に継がせたこと、それはただの気休め程度にしかならなかったとしても。
md
「どう?」
nc
「微か、だけど…神殿から……。」
黒龍の力を借りることができればもしかしたら白龍を追い詰めることが出来るかもしれない。
md
「…なら、ナハトには神殿に行って黒龍の力を借りてきて欲しい。それに白龍の言葉の意味が分かったのもナハトだけ。おそらく黒龍も白龍と同じ話し方なのかもしれない。そうなったら、僕やリリアじゃ何言ってるか分かんないしね。」
li
「確かに、どのみち白龍はベスティエを滅ぼしにかかるだろうし、言葉なんか分かんなくても被害が出ないように私とガイストが止めるだけし〜。…だから、行って。」
nc
「…分かった、2人も…気をつけて。」
そう言うとナハトは神殿へと向かった。
li
「本当は色々聞きたいこととかあるけど、それはこの戦いが終わったら、ゆ〜っくり聞かせてもらうから、よろしくね〜。」
md
「その話はしたくないんだけどなぁ〜…。」
なんて他愛もない話をした後、僕とリリアは白龍に向かって魔法を放った。
To Be Continued………
コメント
1件
白龍の登場シーン、圧がすごくてぞわっとしました……! あの言語不明な唸り声だけでも怖いのに、ナハトがその意味を理解して表情を強ばらせる場面が特に印象的です。黒龍の力を借りるために神殿へ向かう判断も、ガイストらしい冷静さと信頼を感じました。リリアの「色々聞きたいことは終わったら」という台詞も、彼女の優しさと覚悟が滲んでいてじんと来ました。続きがすごく気になります!