「えーと、じゃあ花田さん、問4どうやって解くかわかりますか?」
「えっと、、、」
無意識に前の席を見てしまった。
「わからないです」
「凌、おーい凌」
休み時間、座ってぼーっとしていると由依が私の席まで来た。
「、、ん?」
「目開けて寝てた?」
「いや、うん、ごめん脳寝てた」
「、、最近元気ない?」
「んー?元気よ元気、あ、今日カフェ寄ってこーよ」
「、、うん、いいけど」
ちらっとスマホを見る。
『学校来てほしい』
送信ボタンは押せないで、ずっとこのままだ。
黒板が見やすい。それが少し悲しかった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!