コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
⚠️注意⚠️
この物語は御本人様に関係ございません
○○に似てる等の発言はお控えください
桃×青
青side
青「いらっしゃいませ。お好きな席にお掛け下さい。」
俺はIf。前まで会社員をしていたが、訳あってここのバーの運営を任されている。
正直言ってここのバーは暇だ。
夜までやることが無いし、大して客も来ない。
来たとしてもカクテルを1,2杯飲んで帰る客。
そもそもトーク力がある訳でもないが、喋らずに注文だけは腹が立つ。
青「お仕事終わりですか?」
桃「はい、お洒落なバーですね。」
青「ありがとうございます。」
桃「カルーアミルク下さい。」
青「かしこまりました。」
桃「….ここって何時でもやってますか?」
綺麗な桃色の髪を揺らして、そう言った。
青「ええ、毎日夜に開かせて頂いております。」
桃「そうなんですね、」
青「お待たせ致しました。カルーアミルクでございます。」
桃「ありがとうございます。」
桃「…….お兄さん、何か悩んでるんですか?」
青「えっ、まあ。大人になると、色々な事で手いっぱいですから。」
桃「運営も1人でされてるんですか?」
青「そうなんです。まあ、あまり人気店とは言えないですが….。」
桃「なるほど….」
聞き上手だな、と思う。
顔も整ってるし、会社でも人気なんだろうな。
こんな素敵な人が毎日来てくれたらいいのに。
桃「俺が言うのも何ですが、このお店独自のコンセプト等を考えて見たら良いのではないでしょうか?」
青「コンセプトですか。」
桃「はい。今はネット社会ですから、周りと違う事をすれば、直ぐにネットで広まって繁盛するのでは?」
青「素敵な御意見ありがとうございます。検討させて頂きます。」
経営でもしている人なのだろうか。
喋り上手で、説得力がある。
見た感じ年下に見えるが、俺よりも大人びている。
俺が会社員だった頃は、こんなに立派じゃ無かったのに。
青「はあ….疲れた….」
家に帰ると荷物を放り投げ、携帯を手に取る。
会社員だった頃の癖が、未だに抜けてないのだ。
青「….ふーん、今はバニーガールってのが流行っとるんか….」
”バニーガール” 最近ネットでよく聞く言葉だ。
女性が兎をモチーフにした衣装を着て接客をすること、らしい。
青「これ男でもいけるんかな?」
青「バニーボーイ….?ほえー、流石多様性の時代やなー….」
気になってネットで調べた所、ガールだけでなくボーイもあるらしい。
一般的にはガールの方が有名だが….
ボーイを売りにしたら繁盛するんじゃないか?
青「いい感じのやつ無いかな〜」
青「….お、これええやん。サイズあるし….」
衣装はガールより露出が少ない印象だ。
まあ、この店に来るのも殆ど男性だから、そんなに体を出さなくても良いだろう。
青「明日には届くんか、よーし、寝よ。」
次の日__
ピーンポーン
青「はいはーい」
昨日頼んだ衣装が届いたようだ。
配達人「サインお願いします。」
青「はい、ありがとうございましたー。」
青「よし、着るか。」
そう意気込んだは良いものの、着方が全く分からない。
まあ後でいいだろう、そう思っていたら、あっという間に店の準備をする時間になった。
青「やばいって、どうすんねん….」
青「とりあえず….持ってくか!」
衣装を我武者羅に鞄に詰めて、早足で家を出る。
青「いらっしゃってませ….って」
青「お客様、昨日も….」
桃「そうです、なんか気に入ってしまって。」
青「有難いお言葉です。」
この人ならもしかしたら….
衣装の着方を知っている、そう思った。
桃「何だかここは落ち着きますね。」
青「人が居ないからですかね。」
桃「そういうことでは….無いと思いますよ?」
青「….あの、御相談があるのですが、」
桃「はいはい、どうされました?」
桃「大丈夫そうですか?」
青「ん、ちょっとキツいです….」
桃「ああ、すみません、緩めますね….!」
青「ひあっ….♡!?」
青「ごっ、ごめんなさいっ!!」
変な声が出てしまった。
少し腰に手が触れただけなんだが….
そういえば俺、腰弱かったような….?
桃「えっと….大丈夫です、//」
桃「こちらこそすみません、」
青「いえいえ….」
青「ん….♡」
桃「….出来ましたよ」
青「あっ、ありがとうございま….」
桃「へへっ、油断しましたね….?」
青「は、?」
床に思い切り押し倒された。
さっきまでの優しい対応とは一変して、
動揺が隠しきれない。
桃「いやー、腰弱いんですね?」
青「何する気ですか….?」
桃「失礼しまーす♡」
青「ちょっ、やめっ♡さわんなっ、♡♡」
桃「えー、気持ちいい癖に….?」
青「きもちよくないっ♡♡とまって、♡」
桃「やだ….♡」
桃「わざわざそんな格好する方が悪いじゃん♡」
♡100で続き書きます
END