今回はさなさんとのコラボです!
前編はさなさんが書いているので、そちらを先にご覧ください!
青side
…ってなわけで、ただいま黄くんと橙くんはお掃除中。
紫ーくんは桃くんを看病するための物の準備。
赤くんは無言で僕たちの服を洗濯し始めた。
肝心の桃くんはというと…
桃 『ぐすっ…、ポロポロ』
泣きながら僕と一緒にお風呂に入っております。
なんで僕と一緒なんだよ。
とツッコむ間もなく、僕も被害を受けたので仕方なくというところ。
青 『…よしよし』
ぎこちない“よしよし”を何回させられるというのか。
桃 『青っ…ごめんね、ポロポロ』
青 『気にしなくて良いよって笑』
これも同じ。
ずっとこの会話を繰り返してる。
赤 『ちょっと〜?早く上がんなよ〜?』
赤 『早く上がって桃くんと俺でお話しよ?』
洗濯をしていた赤くんが扉の向こうから声をかけてくる。
桃くんと話してくれそうな雰囲気で僕はちょっと安心。
僕だと桃くんの言葉を上手く引き出してあげられないからね。
じゃ、そろそろ上がって赤くんにお任せするかぁ…
青 『よし、上がろ』
桃 『ん…、』
赤side
別室で黄ちゃんと話してたら、青ちゃんの慌てた声が聞こえてきて、急いでリビングに行くとなんだか大変なことになってた。
桃くん、相当飲んでたしな…とか考えつつ少し様子を伺ってた。
ちらっと見た感じ結構泣いてたから、精神状態が良くないことはすぐにわかった。
俺だからわかるわけじゃなくて、たぶんみんなわかってるけど、接し方を迷ってるんだと思う。
紫ーくんが声かけてくれるかな、とか思って黄ちゃんと橙くんを手伝いながら見てたけど、あいにく紫ーくんは寝起きで頭が回ってないみたいだった…笑
ずっと無言で桃くんの嘔吐物の処理してた。笑
…ってことで、俺は桃青に風呂に入るように促した後、二人が脱いだ服を洗濯。
二人のぎこちない会話を心の中で笑いながら聞いてた。
あんまり長風呂をしてると桃くんがもっと気持ち悪くなってしまいそうだったから、早めに上がるように声をかけた。
あと、上がったら桃くんとお話したいことも伝えた。
青ちゃんはあんまりそういうの得意じゃないっていうか
青ちゃん自体言葉が上手く出てこないタイプだから、質問したくても言葉がキツくなっちゃったりして傷つけちゃうって思ってるみたいで。
紫ーくんは眠そうだったし
黄ちゃんと橙くんは疲れ切ってたから
俺が話すことにした。
そろそろ上がってくるかな。
青 『上がったよ〜』
赤 『うぃ〜おつかれ〜』
赤 『よし、桃くんおいでっ!』
俺がそう声をかけると、てくてくと俺の元に歩いてくる。
こんなに素直で、縮こまった姿を見るのは久しぶり。
相当疲れてるんだろうな…。
青 『じゃあ頼んだわ…』
赤 『任せて〜』
疲れ切った様子の青ちゃんを見送り、この家に3つある部屋のうちの一つの部屋に二人きりになる。
赤 『んふ、疲れちゃったねぇ』
頭をそっと撫でると、俺の胸元にすりすりと寄ってくる。
赤 『最近忙しかったもんねぇ…』
赤 『飲みすぎちゃったの』
桃 『こくっ…』
赤 『そっか〜…』
赤 『大変だった、?』
桃 『ん、』
少し震えた声で相槌を打つ桃くん。
これは完全に溜め込みすぎ。
赤 『桃くんは頑張ってるよ』
赤 『偉いね』
赤 『それにお酒も我慢してたんでしょ』
赤 『ご飯誘っても最近は来なかったもんね』
桃 『…ポロポロ』
赤 『…さっきのことは誰も怒ってないよ』
赤 『恥ずかしいことでもないし』
桃 『でも…っ、迷惑、ポロ』
赤 『迷惑なんて少しくらいかけたって良いじゃん』
赤 『誰も怒ってない』
赤 『誰も迷惑なんて思ってないしね』
桃 『…、ポロ』
赤 『でも…溜め込みすぎないこと』
赤 『ストレス発散する場所がなかったらずーっと苦しいままになっちゃうし』
赤 『今日みたいに余計辛いことになっちゃうからね』
赤 『相談してって言われるとさ』
赤 『辛くなっちゃう人がいるの…俺わかってるから』
赤 『あんまり言わないようにしてるんだけど』
赤 『自分の気持ちが整ったときでいいから』
赤 『辛くなったり苦しくなってきたら相談してね』
赤 『俺じゃなくてもいい』
赤 『桃くんの話しやすい人でいいから』
赤 『良い、?』
桃 『こくっ…ポロ』
赤 『ん、』
赤 『もう気持ち悪くない?』
桃 『少し…ポロ』
赤 『おっけ』
赤 『紫ーくん準備してくれてるから行こ』
桃 『…ポロポロ』
赤 『泣かないで笑』
失敗くらい、誰にでもあるからさ。
疲れたからもう一杯飲も。笑
話の終わりこんなんで申し訳ない…🙇🏻♀️
コラボしていただきありがとうございました🙏🏻
コメント
1件
コラボありがとうございます! 後編最高でした...🥲