酔わせたくて

好きなノベルで連載します

irxs

桃×黒

会社員×ホスト

桃攻め、黒受け

ご本人様に関係ありません

nmmnですのでご本人様の目につかないようお願いします

地雷さんUターン

年齢変更あり

黒さん

26歳　168cm

ホスト

桃さん

24歳　176cm

会社員

こんな感じですね、よろしくお願いします

めちゃ画質悪いね

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これで何回目だろう

上司に叱られて、怒鳴られて、落ち込んで。

疲れたな…………、………

ガタンガタンと電車に揺られていくうちに意識が途絶えた

…………………ガタンガタン…………

桃「……あ、…れ……？？」

見慣れない景色、…あ…終点まで寝てるし……終わった……

桃「、…12時……はぁ……」

腕時計の針は無慈悲にも上を指す

桃「とりま外でるか…」

そういって駅を出た

外はゴミが浮いてる噴水、ベンチでいちゃつくカップルとか

なんの面白みもない

そうだ…面白みのある場所………

俺はそこに足を進めた

一つの路地裏、そこを抜ければ………

一瞬で目の前はネオン街と化す

桃「今日は会えるかな……」

周りを見渡す。

客の呼び込みをするメイドさんに…

あの子は……パパ活かな、おじさんとホテルに入っていった

桃「、……」

昔はゲーセンとかあったんだけどな、今となっては大人な街だ

あ、このホストクラブ、prisoner…虜って意味らしい

俺が結構来るお店

桃「、…今日…話せるかな……」

とにかく俺は溜まった愚痴を晴らしたかった

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カランカランと音が鳴り、ドアの奥に足を進める

そこら辺にいた定員に促されて席につく、とりま酒でも飲もう

桃「あ、今日あの人って…」

定員「あー……いないですね…」

桃「そう……ですか……」

あの人がいないんじゃ楽しくない、せっかくきたのに愚痴だって

晴らせないし…

そうだ、酒で全部ながそう強めのにして……

？「隣、失礼します」

桃「？、…どうぞ…」

突然隣に座った………いや、誰？？…

ハーフアップにまとめた髪

幼目な顔にぱっちりと開いた目

女子か…、…ん？ホストなんだから男か…

…これは……イケメンだ…紛れもないイケメンだ……

桃「あの、…お名前って……」

そう言うと焦ったように名詞をとりだす

？「あ、…やっべ、…はい、どうぞ」

名詞に書かれた文字、ユウだって……かっけー…

黒「ユウって呼んでください」

にこにこしながら話す

桃「ユウね、わかった。俺は乾ないこ、ないこってよんで」

黒「ないこ…女の子みたいですね、…」

それはずっと思ってるよｯ！！

黒「あ、お酒飲みます？」

桃「あー…そうですね、じゃあこれで」

黒「わかりました！」

彼は後ろにいたスタッフらしき人に声をかける

頼んだお酒は度数の高めなお酒、お金も高かったり…、…

黒さん飲めるかな…

ｽﾀｯﾌ「どうぞ」

桃「あ、ありがとうございます」

甘い香りが漂う

黒「これ度数強めのやつですか？」

桃「あ、はい」

黒「ほへー…、…」

……ほへー………ほへーってなんや…？？？

……天然とやらか…？…、…

黒「んんっ…」

一気にぐっとグラスを傾ける

桃「度数高めだから一気にいったら……」

結構飲んでからこちらを向いた

黒「別に酒強いんで大丈夫やで〜…」

へ〜強いんだ…って関西弁なんだな、この人

桃「俺も飲も…」

お酒を少し飲んだ

…確かに強い…でも、ちょっと酔いたい気分…

黒「大丈夫ですか、？」

桃「ちょっと強いぐらい、別に大丈夫…」

黒「あんま強いやつ飲まない方が良かったんじゃ…、？」

桃「嫌なことがあってさ…忘れたくてさ、…」

黒「あ……いつもあの人に言ってますよね、じゃあ今日は俺に言

ってく ださい！」

自信があるようでにこにこしている

ちょっとだけなら…

桃「…、会社でプレゼンがあって、…緊張して間違えちゃって…そ

れで上司に怒られて…」

黒「ないこさん、！」

桃「あ…、れ…？」

涙で視界がぼやける

……申し訳ないな…

黒「はい、ハンカチ」

目の前に差し出された黒とグレーのチェック柄のハンカチ

黒「ほら、拭いてな」

ユウさんの言われた通りにハンカチで涙を拭う

桃「ごめんなさ…、……」

黒「ないこさんは謝らなくていーの、人間なんだから失敗なんて

しない人なんていないんだから」

優しいなぁ…

そんなこんなしながら時間が過ぎていく

明日は休み、でも予定があるから一応家に帰らなきゃいけなかっ

た

そのことを説明して会計を済ませる

桃「じゃあこれで」

ユウさんに一言言ってから一歩を踏み出した

黒「あ、ないこさん！」

呼ばれて振り返るとユウさんが目の前にいた

桃「…ｯ…？」

黒「待っとるから」

耳元で囁いてからスッと離れていく

桃「あ、…え……」

黒「じゃ、」

手をひらひらと振りながら後ろを向いて店の奥に歩いていく

そんな彼を見ながら自分の頬に手を当てる

桃「あつ、っ……」

だんだんと心拍数が上がっている気がする

きっと、きっとこれが恋なんだ

学生のときとは違う

大人の恋