テラーノベル
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あの人は、何者なのだろうか。僕にはわからない。だって、君は僕から離れていくのだから。
この聖転星教会。のサリア様は、僕の幼馴染だ。
今じゃ、こんなにも華やかな淡い光の影が伸び。うす暗い闇に沈んだ桜の瞳。
あの頃の優しい君に、戻って欲しいんだ。ごめんなサリア。僕は、君を救いたいんだ。ギュウと拳を静かに、力ます。
僕は、サリアが花の下で生まれた日。にふわふわのマフラーを渡した。何かが変わればいいなって、小さな願望を胸に抱き。
目を見開き、輝かせている。いや、キラキラと輝く宝石の瞳。あの頃のようだ。
日差しを浴びた、花たちが。陽の下で、輝く。その時に、初めてサリアとであった。
背も今よりもずっと低く、弱気で軟弱な僕。サリアは、星のようだった。サリアが、差し伸べる手のひらが。声が。すべてが、忘れられない。忘れたくない。きっと、サリアも忘れていないから。
かすかに揺れる瞳。瞳の中には、光が宿っていた。あの頃の弱気で、軟弱な彼。柿坂 結羽。あの頃の彼に、重なって見える。自分も、ああなれたらって。何度も。何度も願った。何重にもかかった、重箱のような。心に沈めたはずの感情。忘れたはずだったのに、忘れていなかった。彼の体温のように、温かいふわふわとしたマフラーは。星で照らされていたが、予兆すらない。大きな手のひらによって。白く子供のような俺の手のひらから、こぼれ落ちていった。小さな星が、消えていくように。
小さな星を、意味なく。掴む手のひら。これは、なんでかわからない。けど、心が痛む。そうか。そうだ。これが、本当の自分だったんだ。忘れていた。結羽に後で、謝らないとな。素直な心のまま。
だけど、このまま終末を迎えることはできなかった。
サリアは、司教徒から教徒に落とされ。全て、サリアが僕の罪を、被ったらしい。
僕のせいだ。僕がマフラーなんかを、渡したから。でも、サリアは、僕が闇に沈んだ時。静かに手を握ってくれたよね。
肩を寄せ合い。ほんのりと。今もずっと。
世界は、闇ばかりじゃない。だから、諦めないで。
悲しい結末は、本当に。悲しい結末ではないのだから。ありがとう。サリア、大好きだ。
僕の最後の、記憶。哀れな人生を生きた青年は。最後まで、幸せだったと。
宝物を残して、夜に溶けていった。紅の花とともに。
結羽が、眼の前が。紅のヌルッとした液体と、共に。夜に溶けていく。あぁ、大好きだ。結羽。
人生の針が、12を迎えようとも。忘れたりはしない。だって、これは。僕達の時間だから。
いい人生だって、笑えるように。生きれたんだから。今行くよ。結羽。また
来世で、幸せになって。
残された。悲しみが、誰かに伝わることを信じ。12の針を迎えた。彼らは、最後まで寄り添い合って。笑っていた。
0から、始まる彼らの物語は。鐘の音とともに咲き。散っていく。それの繰り返しだ。
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