テラーノベル
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「「おじゃましまーす」」
双子が私の家に飛び込む。わけがわからず私は双子に手を引っ張られながら私の部屋へ連れていかれる。
「あーちゃん連行完了!って…」
「…なにしてんの?」
レヴィが机に向かって宿題をしていた。私と双子を見て、レヴィは席を立った。
「じゃ、よろしく」
「「うん」」
「え、2人いつの間にレヴィと仲良くなって」
「愛楽、座って」
「ちょっと待って説明してよ。一体私が何をしたって」
「座って」
双子は私の言葉に一切耳を貸さないつもりらしい。私はとりあえず従うことにした。
「愛楽、いじめの原因を教えて」
「そ、れは…」
「言えないの?」
「だって…!」
「「だって、なに?」」
双子の声が揃った。言えるわけがない。言ったら2人は傷ついてしまう。傷つけたくない。2人は何も悪くないのだから。
「愛楽、僕は愛楽のことが大切だよ。それはもうずっと言ってきたよね」
「うん」
「だから、大切なものが傷ついて僕は悲しいんだよ」
「俺も、頼りにされなくて悲しかった 」
「だってそれは!2人に迷惑かけたくなかったから…。2人が私を大切なように、私だって2人が大切なんだよ!?」
「だからお互い頼っていけばいいんじゃん!」
奏舞がひときわ大きな声で言った。
「あーちゃんのしたことは、俺たちへの裏切りなんだよ。今までずっと仲良くしてきた友情を裏切った」
「そんな言い方しなくても…」
「いいや愛楽、こんな言い方じゃないと君が分からないから僕らは言ってるんだ」
「私はバカじゃない。そんな言い方じゃなくてもわかる。もっと2人を信用してって意味でしょ 」
「分かってない。理解はしててもわかってないよ」
「わかってる!」
「わかってない!だったらなんで頼らなかったの?あんなになるまで、なんで俺たちに助けを求めなかったの!?」
「それは…っ、!」
言葉が出ない。
「僕らがあそこで声をかけなきゃ、愛楽はまた殴られてたんでしょ?1度でも誰かに頼ろうって思わなかった?助けてって思わなかったの?」
「私は…っ、」
言い訳が思いつかない。私は悪かったのか。
「いじめる側はもちろん悪いよ。けど、いじめられる側だって助けを求めないと気づけない。勝手にいじめが終わると思うなよ」
「奏舞の言う通りだ。愛楽、君が耐えればいい話じゃなくて、君が頼ればいい話だったんだよ」
「ごめん、なさい…私、迷惑っ、かけたくなくて、かってに、ひとりで……っ」
言葉が上手く出てこない。でも、これはきっと本心だから。
コメント
1件
ああ、読んだ読んだ!第30話…双子の詰め方が容赦なくて、こっちまで息止まったわ。 「頼らなかったことが裏切り」って奏舞の言い分、胸にグサッときたな。愛楽が「迷惑かけたくない」って言うの、私もめっちゃわかるんだけど、双子の言う「お互い頼っていけばいい」ってのは正論すぎて反論できない。最後に愛楽が素直に謝れたのは大きな一歩だと思う。 正直、こういう人間関係のリアルな葛藤、バトルばっか読んでる私には刺さるわ…。続き気になる!