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鮭さん受け短編集

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鮭さん受け短編集

6 - 鮭の切り身「警官パロ」後編

♥

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2024年01月19日

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みなさんこんにちは、主です。


第4、5話の続きとなっております。


それではどうぞ!


⚠️注意事項⚠️

・尾も白い方の二次創作物

・nmmn

・BL

・shk→右

kr→左

・クソリプ組、暴力組の表現があります。

・警察官のパロディです。

・警察官について、お話の都合上改変している部分があります。

・()は声量です。

例(小) この場合は小声で話している

ということです。

・暴力的表現あり

・セリフの前に人名有り

・口調がつかめていないなど、キャラ崩壊注意です。

・地雷の方は読むことをお勧めしません。

・既に似たようなお話の投稿があるかもしれませんが、意図してではありません。ご理解宜しくお願い致します。

・ご本人様に迷惑のかからないようお願いします。


次の日。


クラスメイト3「おはよー。」

shk「はよ。」

クラスメイト1「今日部活あんじゃん…」

shk「お前らはバスケ部だっけ?」

クラスメイト1「そうそう。」

クラスメイト3「そういえば、シャークんは部活入ってないよね?」

shk「うん。あ、部活終わるまで待ってていい?一緒に帰ろうぜ。」

クラスメイト3「え?珍しいね?」

shk「そうか〜?」

クラスメイト1「かなり待つけど、いいの?」

shk「うん。」

クラスメイト1「オッケー。」



___

_


クラスメイト3「じゃ、俺たち部活行ってくるなー。」

クラスメイト1「シャークん、またね!」

shk「ん〜。」


…とは言ったものの…やることないな…


?「おい!」

shk「………」

?「おい!!」

shk「………」


誰だ?うるさいな…


?「お前だよ!シャークん!」

shk「うぇ!?俺!?…えっと…誰?」

?「あ?忘れたとはいわせねぇぞ?俺はあの時やられたヤンキー集団のボスだ!」

shk「あー。」


そんな奴もいたな。


shk「なんのようだ?」

ボス「お前に再戦を申し込みに来た。」

shk「はぁ。」

ボス「時間は来週金曜日の午後5時だ。必ず1人で来い。逃げるんじゃねぇぞ?」

shk「はいはい。また俺にボコられる未来しか見えないけどなw」

ボス「お前…覚悟してろよ…」

shk「楽しみにしてるよw」


そういえば、しばらく喧嘩なんてやってなかったな。



___

_


クラスメイト3「シャークん!お待たせ〜。」

shk「お疲れー。」

クラスメイト1「まだ6月なのに暑いぃ〜…帰りにアイス買って帰ろうぜ?」

クラスメイト3「お、いいねー。」

shk「どこ行く?コンビニ?」

クラスメイト1「近くのローソンか?」

クラスメイト3「マックに1票。」

クラスメイト1「うわ、それあり。」

shk「早く行こうぜー。」



___

_


shk「うま。」

クラスメイト3「それな?」

クラスメイト1「あー生き返るー。」

クラスメイト3「てかもうこんな時間かよ…はやぁ…」

shk「部活の時間長いね。」

クラスメイト1「暇だったでしょ?」

shk「そんなことないよ?ゲームしてたから。」

クラスメイト1「へ〜。なんのゲームすんの?」

shk「さっきまでやってたのは、どうぶつタワーってやつ。いつもはマイクラとかしてるかな?」

クラスメイト1「お、いいね〜マイクラ。今度一緒にやろ〜?」

shk「いいよ。」

クラスメイト3「あ”!!!!!」

shk「ビッッッ⁉︎⁉︎、、くりしたぁ〜…」

クラスメイト1「どうした?」

クラスメイト3「今日の門限7時だ…」

shk「今何時?」

クラスメイト3「6時40分。」

クラスメイト1「家までどのくらい?」

クラスメイト3「約40分…」

shk「やばくね?w」

クラスメイト1「じゃあ帰るか〜w解散解散w」

クラスメイト3「うわぁぁん!うちの母ちゃん怒ると怖いんだって…」

クラスメイト1「ご愁傷様ですw」

shk「お疲れw」

クラスメイト3「お前ら笑い過ぎだろw」

クラスメイト1「人の不幸は蜜の味だからwじゃ、またね〜。」

shk「ばいばい。」

クラスメイト3「うぅ…じゃあね〜…」



___

_


ガチャッ


イル「ニャー!」

shk「あ、イル。ただいま。いまご飯を用意するから待っててな?」

イル「ニャ!」






shk「はい。どうぞ〜。」

イル「ナー」


俺は…多分、きりやんが作ってくれたやつがまだ残ってる。流石に残すわけにもいかないし、それにするか。






shk「いただきます。」



___

_


shk「ごちそうさまでした。」






 お風呂に入り、明日からのご飯はどうしよう、なんて考えながら眠りについた。




__________

_____

_


6月21日金曜日


shk「………」


眠い。


昨日…というよりは今日、新作のゲームにハマってしまい、寝ていない。


shk「今日、なんかあったっけかな…?」


体育とかあった暁には死ぬ。その時は…理由をつけて保健室に行こう。


スマホのカレンダーを見ると、ご丁寧に「午後5時、いつもの裏路地」と書かれていた。


あー…そういえばそんなようなことも言ってたっけ…


体育があるよりはマシだろう、と重い体を動かす。


shk「ご飯は…いっか。」


結局、きりやんの作り置きが切れてからはまた前のような生活に戻ってしまった。当たり前のように食卓に並ぶご飯は、購買のものやカップラーメン、コンビニ弁当へと変貌していった。そもそも食べる回数が少なくなったが、それはいいとしよう。





shk「…行ってきます。」



___

_


先生「はい。それでは、帰りのホームルームを終わりたいと思います。ありがとうございました。」

クラスメイト「ありがとうございました。」


時刻は午後4時半ちょっと過ぎ。


間に合うな。


クラスメイト3「しゃーくーん。今日どうする?」

クラスメイト1「近くに新しくゲーセンができたらしいからそこ行きたくね?」

shk「え!?まじ?行きたい…けど悪い。今日は用事があるんだ。」

クラスメイト1「そっか〜…残念。」

shk「2人で行ってきな?お土産楽しみにしてるw」

クラスメイト3「おっけーw任せてよw」

shk「んじゃ。そろそろ行くわ。」

クラスメイト1「はーい。またね!」

クラスメイト3「また明日〜。」


そういえば、きりやんの見回りの時間と少し近いな…時間が変わってなければの話だけど。会わないといいな。


どちらにせよ、秒で終わらせてやる。






“17:00”


ボス「お、ちゃんと1人でいるじゃねぇか。」

shk「そういうお前は3人も引き連れてて、恥ずかしくないの?」

ボス「こういうのは、観客でいてなんぼだろ?」

shk「あっそ。さっさと始めようぜ?」

ボス「その前に1つ。武器の使用は禁止だ。そして、勝利条件は相手に負けを認めさせること。いいか?」

shk「あぁ。」

ボス「では始めよう。楽しいケンカの時間だ。」



___

_


ボコッドゴ、バシッ


shk「おいおい、さっきの威勢はどうしたぁ?この前とまるで変わらないぞ?」

ボス「そうだなぁ笑」

shk「…?」

ボス「単純な力の差では、俺はお前に勝てないのかもしれん。だが—」


ガシッ


shk「ッ!?」

ボス「俺もバカではない。わざわざ負け戦にでも来ると思うか?」

shk「は?お前何言ってんだよ。」

ボス「やっぱ『ケンカ』はこうでなくっちゃっ!」ニヤ


バチッ!


shk「なっ!?」


クラッ


クソっ…あいつど、どこから…す、たんがんな、ん、、て……




__________

_____

_


?「………ぃ、、ぉ…、ろよ!おい!」

shk「ぁ…?」

ボス「やっと起きたか。」


……手足が動かない…縛られてるのか?


shk「何のつもりだ?武器の使用は禁止じゃなかったのかよ。」

ボス「俺にはそんなの関係ねぇよ。」

shk「はぁ…」


ボコッ


shk「っ……」

ボス「そのスカした顔が大嫌いなんだよっ」


ガッ、ボゴッドコッドゴッ


shk「っ、ぐ……」

ボス「なんか言ったらどうだ?」


ボコッドッ、バシッゴッ、ゴッ


最悪…攻撃も、避けることすらできないなんて…だからと言って、『負けだ』なんて言うのは…嫌だ。


ボス「早く言えばこの状況から抜け出せるのに…いつまで意地張ってんの?」

shk「はっ、、意地張ってんのはどっちだよ笑」

ボス「あ”?」


ドゴッ


shk「ッぁ、!」

ボス「面白くねぇな……あ、あれ持ってこい。」

mob1「うっす。」

ボス「いつまでその生意気な口が聞けるかなぁ?w」

mob1「持ってきました。」

ボス「ん。」


水…?


バシャァ


ボス「なぁ、知ってるか?人は水に濡れた方が、感電の威力が増すんだぜ?」

shk「ッゲッホッゲホッ」

ボス「今、楽にしてやるよっw」


バチィッ!


shk「ガッ…!」


あ、これ、やばいかも…………




__________

_____

_


…………眩しい…


瞼に入ってくる光で目を覚ませば、広がるのは知らない天井…


shk「……どこ…?」

?「ぁ、起きたのね?」

shk「おば、さん…?」

おば「えぇ、そうよ。体調はどう?」

shk「大丈夫だよ。ここは…病院?」

おば「うん。警察の方が助けて、ついていてくれたのよ。また、お礼を言いに行こうね。」

shk「うん…」


そうか。あの時気を失って、それで。


アイツらはどうなったのだろうか。警察って誰のことだろうか。気になることは山ほどあるのに、頭が働かない。


おば「まだ休んでた方がいいと思うわ。私はお医者さんのところに行ってくるから、ゆっくりしててね?」

shk「わかった。ありがとう。」


ガラガラガラ


まだ頭が重い。早く寝て治そう。


そう思い、俺は再び眠りについた。







kr,side


kr「はぁ……」

br「あ、また溜め息ついてる。そんなんじゃ幸せ逃げちゃうよ?」

kr「そんなこと言われても…ねぇ?」


シャークんにスペースキーを返した日から1週間。


家はあれから行けてないし、見回りのときもいない。俺が何かシャークんの気に触るようなことでもしてしまったのだろうか。


?「、ぁ………………?ひ、み、、ぬ…………………か、で……、ぜ?」

?「ッ…………ホ」

br「あ、喧嘩かな?」

kr「はぁ…」

br「きりやん、溜め息ついてないで。仕事だよー、、?…え?しゃー、くん?」

kr「え?」

ボス「あ?なんだ?ってやばっ、逃げ—」


ドンッ


br「ざんねーん笑きりやんは救急車呼んで!…きりやん!?」

kr「ぇあ…ご、めん…」

br「もう!しっかりして!?」



___

_


救急隊員「すみません。警察の方で1人、付き添いをお願いします。」

br「きりやんお願い。」

kr「あ、はい…」




救急隊員「—-!—–。」

shk「……………」

kr「シャークん…」


どうして?


これだけが俺の頭を支配し、駆け巡る。


シャークんが喧嘩で負けることなんて、ましてや、こんなに怪我を負うことなんて初めてだった。そもそも、最近は喧嘩をするところさえ見ていない。…もしかして…それが原因か…?




…もう、考えるのはやめよう。


救急隊員「着きました。警察の方は診察室6番前でお待ちください。あと、シャークんさんのご家族の方と連絡がつきましたので、いらっしゃるかもしれません。」

kr「わかりました。」



___

_


?「……えぇと…」

kr「どうかなさいましたか?」

?「あ、すみません。6番の診察室ってどこだかわかりますか?」

kr「あぁ、わかりますよ。お連れしますね。」

?「え!?いいんですか?」

kr「はい。ちょうど僕も、そこに用事があるので。」

?「?もしかして、シャークんのことで…?」

kr「えぇ、まぁ。付き添いみたいなものです。」

?「そうだったんですね!ありがとうございます。私はシャークんのおばです。お名前をお伺いしても?」

kr「きりやんです。」

おば「きりやんさんですね。あの子を助けてくださりありがとうございました。またお礼に伺わせてもらいます。」

kr「そんな、僕がもっと早く助けられていたら…。すみません。…つきましたね。ここです。」

おば「ありがとうございます。…あの子は、大丈夫なんでしょうか…」

kr「今は…無事であることを願いましょう。」




ガラガラガラ


kr&おば「!?」

医者「…警察の方と、シャークんさんのご家族の方でよろしいですか?」

kr「はい。」

おば「えぇ。」

医者「では、先にご家族の方、中にお願いします。」

おば「はい。」




…シャークんは、大丈夫だったのだろうか。聞くことができない自分に、少し虚しさを感じる。しかし、こればっかりはしょうがない。




ガラガラガラ


医者「警察の方、中へお願いいたします。」

kr「はい。」



___

_


kr「失礼しました。」


ガラガラガラ



『事情聴取などは、本人の体調と意思をみて行ってください。できれば面会の時間内でお願いします。』


…か。しばらくは会えそうにないな…



おば「あ、きりやんさん。ちょっといいですか?」

kr「?どうされました?」

おば「今、シャークんのところに行ってきまして。ちょうどシャークんが起きたのでそのご報告をと。」

kr「!?、、それは、よかったです。」

おば「もしよろしければ顔を出してやってください。あの子も、会ってお礼を言いたいと思うので。」

kr「はい。今日は本人も疲れていると思うので、明日以降に行かせてもらいますね。その時に本人に質問をさせていただきたいのですが…大丈夫でしょうか?」

おば「私は大丈夫ですよ。あとは本人の体調次第ですかね?」

kr「わかりました。ありがとうございます。」

おば「いえ、こちらこそありがとうございました。ではまた。」




…よ”か”っ”た”ぁ”ぁ”ぁ”……早くシャークんに会いたい…けど、多分嫌われちゃってるよな…


kr「はぁ………」


本当に幸せが逃げているのではないかと疑う程の大きな溜め息をつき、俺は病院を後にした。







shk,side


shk「ん、…ん”ん”〜…」


…誰もいない…ナースコールをするべきだろうか。


shk「5時30分…」


起きるには早い時間。せっかくだから二度寝でもしようと目を閉じる。


が、


あの日のことが脳裏に焼き付いて離れないおかげで眠れない。これが数回目とかだから余計に、我ながら女々しいとは思う。


shk「はぁ〜……………」


溜め息と共に、幸せも吐き出しているような気がする。


shk「…やっぱり、好きだよ…」


そう口に出してしまったが最後、


shk「…ぅ…ヒック、、、」


行き場のない感情が涙となって溢れ出てしまった。


shk「ッなんでっ…なんで、、おれじゃないんだよッ…グスッ」



shk「おれを…すきになってよ…」




shk「は、、ヒック」


久しぶりだな…こんなに泣いたのは…


shk「寝よ。」


しばらく泣いて疲れたからか、睡魔が押し寄せた。俺はそれに抗うことなく、目を閉じた。



___

_


誰かが手を握ってくれているのだろうか。なんだかあったかい。


俺は、このあたたかさの正体を確かめるために目を開けた。


おばさんかな?それともアイツらが来てくれたのだろうか。


しかし、俺の予想は外れ、目の前には斜め…いや90度上の光景が広がっていた。


shk「っき、、り、やん…」


そう、そこに居たのは、蜂蜜色の目と髪をした俺の大好きな人。


kr「っ、、シャークんおはよう…体調はどう?」


…そんな目で見ないで。そんなに優しい声で話しかけないで。全て自分の良いように勘違いしてしまいたくなる。やめて。また…泣きたくなってしまうから。諦められなくなってしまうから…


shk「な、んでいるんだよ…」

kr「ぁ、えっと…ほら、今回シャークんが怪我を追ったりしたから、そこのことについて事情聴取的なことをしないといけなくて—」



あぁ、勘違いもさせてくれないんだな。



shk「っ、」ポロッ

kr「⁉︎シャークん泣いてるの!?どうしたの?大丈夫?どこか痛い?やっぱりまだ寝てた方がいいんじゃ…」


所詮、俺ときりやんは不良と警察なだけ。それ以上はない。


現実が突きつけられた気がして、涙が溢れてくる。おかしいなぁ…さっきので、全部出たと思ったのに…


shk「っきりや、ん、でてってズビッ」

kr「え…?」

shk「はやく…」

kr「でもっ…」

shk「ひとりにッ、ヒッグさ、せてくれっ…!グスッ」

kr「…いや………あ”ぁ”、クソっ」(小)


なんでそんなに粘るんだよ…早く出ていってくれ…


kr「…シャークん。俺は、大好きな子が泣いているのにほっとくなんて出来ません。」

shk「…?」

kr「だから…泣いてる理由、聞かせて?」


きっと、きりやんの言う”好き”は俺の言う”好き”とは違う。


違うのに…




ははっ、敵わないなぁ…




shk「…おれ…きりやんが好きだ。」

kr「…え…?」

shk「でも、付き合いたいとかそんなことは言わない。…言わないから、、、前みたいにご飯作ったり、イルに会いに来たりして欲しい。俺のわがままだってのはわかってる。可能な限りでいい。勿論、きりやんたちのことを邪魔する気はないし、この気持ちは捨てるから。」

kr「…………」




やっぱり、気持ち悪いよな。…黙っていないで、、なにか言ってくれよ…


泣きそうになる顔を見せないように、俯こうとした。





そう。したんだ。



グイ


俯こうとした俺の頭は、蜂蜜のように甘い人を捉えていた。


kr「俺も好きだよ。だからそんなに悲しい事言わないで?」

shk「…はッ…?//」


嘘だ。信じられない。


じゃあBroooockさんとのキスはなんだったんだ?2人は付き合ってるんじゃ…


kr「ん?俺、Broooockとキスしたことなんて無いけど?」

shk「え、声出てた?」

kr「うん。がっつり。…それで?シャークんは何を見たの?」

shk「…きりやんたちが来てくれた文化祭の日、たまたま2人がいるところを見ちゃって。よくは見えなかったけど、キ、ス、、しているように見えて…」

kr「…う〜ん?見間違えるような行動はしてなかったと思うけど…ん?まてよ…あー、、ごめん嘘。見間違えるようなことをしたわ。」

shk「えっ…じゃあ…」

kr「で!も!俺が好きなのはシャークんだけだし、この気持ちは嘘じゃないから!」

shk「…そう、かよ…//」

kr「ねぇ…シャークん。俺と、付き合ってくれませんか?」

shk「……っお願い、します…!//」


あぁ、恋して良かったな。



_____

_


あれから、1日くらいで俺は退院することができた。あいつらは高校退学になったとか。



きりやんとは…まぁ、お付き合いを続けている。







kr,side


シャークんが入院して2日目。そろそろ話ができると思い、面会に来ている。


shk「…スゥ……スウー………」

kr「………」


元気…かはさておき、久しぶりに顔を見れたことで安心とも嬉しさとも言える感情が押し寄せ、気付けば手を握っていた。


…少しくらい許して欲しい。


shk「っき、、り、やん…」


きっと、手を握ったことで起こしてしまったのだろう。


kr「っ、、シャークんおはよう…体調はどう?」


俺は言葉を紡いだ。できるだけ無難に、動揺が出ないように。


shk「な、んでいるんだよ…」

kr「ぁ、えっと…ほら、今回シャークんが怪我を追ったりしたから、そこのことについて事情聴取的なことをしないといけなくて—」

shk「っ、」ポロッ

kr「⁉︎シャークん泣いてるの!?どうしたの?大丈夫?どこか痛い?やっぱりまだ寝てた方がいいんじゃ…」

shk「っきりや、ん、でてってズビッ」

kr「え…?」

shk「はやく…」

kr「でもっ…」

shk「ひとりにッ、ヒッグさ、せてくれっ…!グスッ」


ここに留まる理由なんて言えるわけがない。だって、”君が好きだから”なんて言ったら困らせるだけでしょ?俺とシャークんは警察と学生ってだけなんだから。


kr「…いや………あ”ぁ”、クソっ」(小)


…そんなことはわかってる。


kr「…シャークん。俺は、大好きな子が泣いているのにほっとくなんて出来ません。」

shk「…?」

kr「だから…泣いてる理由、聞かせて?」


わかってるのに、泣いている君を前にして、そんなことはどうでも良くなっていた。


shk「…おれ…きりやんが好きだ。」

kr「…え…?」

shk「でも、付き合いたいとかそんなことは言わない。…言わないから、、、前みたいにご飯作ったり、イルに会いに来たりして欲しい。俺のわがままだってのはわかってる。可能な限りでいい。勿論、きりやんたちのことを邪魔する気はないし、この気持ちは捨てるから。」

kr「…………」


でも、それで良かったのだろう。だって、君も今、こうして想いを伝えてくれているのだから。世間がどうとか、そんな事を考えるのは俺たちらしくなかったのかもしれない。


kr「俺も好きだよ。だからそんなに悲しい事言わないで?」

shk「…はッ…?//、、、じゃあBroooockさんとのキスはなんだったんだ?2人は付き合ってるんじゃ…」

kr「ん?俺、Broooockとキスしたことなんて無いけど?」

shk「え、声出てた?」

kr「うん。がっつり。…それで?シャークんは何を見たの?」

shk「…きりやんたちが来てくれた文化祭の日、たまたま2人がいるところを見ちゃって。よくは見えなかったけど、キ、ス、、しているように見えて…」

kr「…う〜ん?見間違えるような行動はしてなかったと思うけど…ん?まてよ…」


あの時、Broooockが言ってたことはこういう事だったのか。


kr「あー、、ごめん嘘。見間違えるようなことをしたわ。」

shk「えっ…じゃあ…」

kr「で!も!俺が好きなのはシャークんだけだし、この気持ちは嘘じゃないから!」

shk「…そう、かよ…//」

kr「ねぇ…シャークん。俺と、付き合ってくれませんか?」

shk「……っお願い、します…!//」




__________

_____

_



隣で何をするわけでもなく、流れる雲を見つめるシャークんに目をやる。横顔も可愛いなー、なんて思いながら、つられて空を見る。


ミーンミンミンミンミン


流れる入道雲と蝉の声が、いかにも夏って感じだ。


kr「もう夏か…」


シャークんは高校3年、つまり受験生になった。時間の流れの早さに少し焦りを感じて、こんな提案をしてみる。


kr「旅行しない?」


いつまでもシャークんと一緒に居られるわけじゃないし、遊べる時に遊んどきたいよねって話。まぁ、離れる気なんてさらさら無いけど。


kr「シャークん?」

shk「え?ごめん、なに?」

kr「シャークんさ、もうすぐ夏休みじゃん?だから旅行に行きたいなって。あーでも忙しいかな?」

shk「旅行?いいじゃん。」

kr「誘っといてなんだけどさー…いいの?シャークん、受験するんでしょ?」

shk「それは…なんとかなる。」

kr「う〜ん…でも…」

shk「いいって言ったらいいんだよ!で?どこ行くの?」

kr「え?うーん、、シャークん行きたいとこない?」

shk「決めてなかったのかよ…w、、えぇ?、、、、北海道…とか?」

kr「あ〜いいね。」

br「イチャイチャしてるとこ悪いけど〜…きりやん、もう行かないとだよ?」

kr「あーまじ?、、、またね、シャークん。」

shk「ん。」

br「バイバーイ。」





kr「で?さっきからなにニマニマしてんの?w」

br「ん〜?wべっつに〜?w」ニマ


Broooockだってシャークんのことが好きだったはずなのに、今では何事も無かったように接してくれている。


付き合ったって伝えた時のBroooockの顔は、悲しさを押し殺しているように見えたけど、、、このニマニマは本物かな。


kr「…ありがとう。」

br「え!?なになに?きりやんどうした?」

kr「いや?俺が言いたかっただけだよ。」


Broooockには助けられてばっかだ。


今度何か奢ってあげよう。 なんて考えながら、また空を見上げる。



心なしか、空がより一層色づいて見えた。




__________

_____

_


ガチャッ


kr「ただいま〜」

shk「あ、おかえり。」

イル「ニャー」






はい!みなさんいかがでしたでしょうか?


これでシャケの切り身での警官パロは終わりになります。


長編は難しそうだから短編を…

なんて思っていたのですが、自分が思ってたよりも長くなり、

果たしてこれは短編なのか…?

と思いながら書いてました。笑


いつか長編も書いてみたいです😌


とりあえず、完成できて安心しました。笑


そんなこんなで、今回のお話は書くのに少し苦労しました…

その為、わかりにくい部分があるもしれません💦


ここってどうなってるの?


などの質問等ありましたら、コメントお願いします🙇‍♀️


最後まで読んでくださりありがとうございました!!


ではまた!

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