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🌸視点
あの時なっちゃんが良い仕事をしてくれたおかげで俺の仕事はものすごく減った。なっちゃんも徹夜明けが続いたのか疲れがきたのかずっと家の中で眠り続けている為 俺は彼の変わりに久しぶりに現在大怪我を負って病院で入院している彼の元へ向かう。
((ガララ…
🌸「いーるまっ?」
📢「!……っち…お前かよ」
🌸「ひっど!!舌打ちすんなよ!」
相変わらず俺に対しては酷い扱いをするコイツは紫燈いるま。俺がまだ新人で働いてる時にボスに拾われてきた捨て子で昔からの俺の友人兼相棒。俺に対して雑な扱いが多いがその分仲間想い。
🌸「なっちゃんは元気だから心配すんなよ?」
📢「昨日電話で話したからそこまで心配はしてない」
そして彼はなっちゃんの事が大大大好き。俺と会う時は嫌そうな顔を分かりやすくする癖になっちゃんだと顔にはあまり出さないけど雰囲気が柔らかくなったり抱きつかれた時は嬉しそうな優しい顔をしてやがる。俺にも少しは向けてやってもいいんだぞクソが。
🌸「またまた〜?じゃあ昨日電話しなかったらずっと心配していたって事かい?」
📢「………」
🌸「…あれ?図星?」
📢「死ね」
🌸「なんでだよッ!!w」
ほら?彼の事になるとすぐ甘くなって考えもまとまらなくなるんだよなw 最初拐ったって聞いた時はびっくりしたけどいるまは出社する時も帰りも楽しそうだしなっちゃんもいるまのことが大好きなのか懐いているし2人は問題もなくイチャイチャしながらこれからも過ごすのだろう。なっちゃんもいるまに似て俺に対しては雑なのはムカつくけど。
📢「……なぁ?らん?」
🌸「ん?」
するといるまはいきなり真剣な顔、というよりかは俺になにか不満があるのか少しイラついてるような怒り顔でこちらを見て言った。
📢「…なつに何をした?」
🌸「…何を、って?」
📢「とぼけんな。俺が居ないからってまたなつを仕事にでも使ったんだろ」
わお、流石いるま。察しがいい。
🌸「…なんでそう思った?」
📢「お前がムカつくほど嬉しそうな顔してんのと昨日のなつの疲れた声を聞くだけで何となく察しがつくだろ。」
御明答。てかなっちゃんの声と俺の顔を一目見ただけで分かるなんて凄いどころか怖くなってくる。ストーカーかどっかに監視用カメラでもつけてるのだろうか。俺は降参して彼に本当の事を話した。
🌸「…そうだね。でも戦場には出させてない。外からの監視と指示をお願いした。」
📢「…それだけか?」
🌸「うん。素人でお前が大切にしてるあんなに可愛くて大事な子そんな危険な所に出す程俺は酷い奴じゃないしさっ」
📢「前出させた癖に何言ってんだアホ」
🌸「ッいててっ!!ちょっ…そん時はちゃんと謝ったじゃ〜んっ!」
俺の頬をつねりながらこちらを睨んでくるがもう埒が明かないと思ったからかため息を吐き頬から手を離した。
📢「もうなつに手出すんじゃねぇぞ」
🌸「でもなっちゃん暇そうだしさぁ」
📢「暇そうだからって簡単に死ぬような場所に連れてって死んだら意味ねぇだろ」
やっぱりコイツは過保護過ぎる。外の世界ってものもちゃんと知らせなきゃいけないのに。こんな奴にどんどんムカつき始めた。
🌸「…お前って気持ち悪ぃな? なっちゃんを守ろうとして1人で突っ走って今こうなってんの、理解してんの?」
📢「ッ……」
🌸「言うけどいくらなっちゃんが俺らの仕事に手を出させないようにしたって、ここに連れて来た時点でもう意味ないからね?」
🌸「そうしたくないなら、あの子を家に帰らせた方が100倍安全だ。」
こいつに現実を叩き込ませる。いや、彼が知りたくなかった本当の事を俺から発した。
📢「っ…はぁッ……」
それからいるまはこれからどうするか悩み始めていた。
いるまが入院してから丁度3ヶ月が経った。俺はらんから色々と仕事について教えてもらい書類の制作や戦闘員の練習風景等を見せてもらいつつ体験し部員と仲良くなった。そんな暇だった時間が少しずつ楽しくなっていて充実した日々を過ごした。
そのせいでいるまのお見舞いも忘れる事もあって、何も無い今日彼に会いに病院へと訪れた。
🍍「…あ、いるまっ」
📢「!…なつ」
久しぶりに見た彼は少し痩せた位であまり変わらず、頭に巻いてた包帯は外れていて脚を巻いて吊るしてた包帯もなくなり知らないうちに回復していく姿に安心した。
📢「……ほら?w」(パッ
🍍「!…んへへっ//」(ギュッ
いつものようにお互いに抱きしめ合い充電するように彼の匂いと温かさを堪能する。最近行けてなかったからか離したくなかった。
するといるまは俺の太ももの裏に腕を通し持ち上げ怪我していない方の自分の膝の上に座らせた。2人分の重さでギシギシ鳴り響くベッドを気にせずいるまと抱きしめ合う。甘えるように俺の胸元に顔を埋める姿に愛おしさを感じながら頭を撫でた。
🍍「…ごめんね?最近行けてなくて」
📢「…仕事の手伝いは楽しいか?」
🍍「うん……えっ…?」
彼の質問に思わず口を滑らせてしまった。なんでいるまがそれを知ってるのか分からず彼の顔を見れば少し不満そうにこちらを見ていて俺はまた可愛いと思いつつも少し焦っていた。
📢「…らんから聞いた。どうりで俺のとこに来ねぇ訳だ…」
🍍「ッ…ご…ごめんっ…」
らんの手伝いで仕事をしたのを見つかり朝まで続いたあの時の初夜を思い出す、今思えばあれが俺の処女をなくした時だった。またあの時みたいに壊されるのかと思い出せば俺の子宮辺りがゾワゾワと疼いた。
📢「…いーよ、もう…w」
🍍「っえ…?」
📢「別に戦闘に入ってないならそれでいいし、今は他の奴らに見てくれてんだろ?」
🍍「ぅ、うん…」
📢「俺もいちいち怒んのもダルいし」
許してくれた事に驚きつつも安堵してしまった。あの時みたいに初めてなのも関わらずド突かれ喉を痛める程の喘ぎもしなくて済む。
📢「…なに?まさか、期待した?w」
🍍「ッはぁ!?べ、べべ別にっ…/////」
📢「隠しきれてねぇってw」
弁明を探してると今度は俺の膝の裏と背中に手を添えて押し倒した。いきなりの事に頭が追いつかなくて最初はきょとんとしたが次第に自分の顔が熱くなるのを感じた。
📢「んふふっw、顔赤いよ?w」
🍍「ッま…待ってっ…!///」
📢「キスだけさせて?」
そう言い俺の返事など聞かずに少しずついるまの顔が近づいていきそのままキスをした。
🍍「っ…ん…/////」
📢「………ふっ//」
エッチする時以外にキスをするのは多分初めてで緊張気味な俺をいるまは目を開いたまま見てて少し笑いながら俺の唇を食み呼吸をしづらくさせていた。
🍍「っぃ…うまッ…/////」
📢「ん〜?」
俺は呼吸をしたくて彼の名前を呼び呼吸をすると今度はいるまは俺の口に舌を入れ、口の中を堪能し始めた。
🍍「んあっ!?///ぁ…ふっ♡んん/////」
📢「っ…んっ…//」
口から漏れる呼吸と唾液に口の中で舌を絡み合い響く水音が耳元に伝わり、下を抑えるように膝を擦り合わせた。だがいるまが俺の膝の間に足を入れてきて制御された。
🍍「っんんっ♡やッ♡はっ…ん♡/////」
顔の横に置いた行き場のない俺の左手をいるまは包み込むように握る。親指で俺の手のひらから薬指を順にくすぐるように優しく触れ、恋人繋ぎをするように指の隙間に彼の指が入り握り締めた。
📢「っ……んはっ…//」
🍍「っぁ…ん…はぁッ…はッ…/////」
数分の深いキスが終えお互い顔を赤くしながら呼吸を整える。気持ち良くてクラクラする頭をどうにか冷静にして言葉を探す。
🍍「ッ…長いっ…ばかっ…/////」
📢「ッお前が可愛いのが悪いっ//」
🍍「は、はぁッ!?/////」
📢「…だってよ?」(サワッ
🍍「ひゃぁッッ!?/////」
そう言うといきなりいるまは俺の勃ちかけてるアソコをズボン越しに撫でるように触り少しずつ下に手を動かしては秘部を触れた。俺はびっくりして固まってるといるまは顔を俺の耳元に寄せて呟いた。
📢「…ここまで我慢してんだろ?」
🍍「っあ…ぅ…/////」
📢「俺っ、早く食べたいんだわッw////」
耳元に響く低音にくすぐったさとぞくぞくする痺れにまた勃ちそうになるのを堪えた。
🍍「っもっ…おわりッ…/////」
📢「…はいはいw」
彼が寝てるベッドから降りて換気しつつ熱い顔を冷ましたくて部屋の窓に手をかけ開く。まだ夏だが今日は風が吹いていて赤くなった顔や熱い身体が冷たい風で整えてくれる。
📢「…医者から知らせてくれたんだ」
🍍「ん?何が?」
気づいたらいるまもベッドから出てきてて俺の身体を包み込むように背中から抱きしめられた。まだ動くのはキツイが立つのと数歩だけ歩けるようにはなったらしく手元には松葉杖など持っていなかった。
📢「もしかしたら退院まで近いって」
🍍「えっ…?」
📢「怪我も何もなければ後1ヶ月で退院できるって言われたんだ」
後ろから嬉しそうに俺に報告するいるまを見ながら俺も嬉しい気持ちを抑えながら言った。
🍍「ぃや、それをはよ言えよッ!!」
📢「う”、だって久しぶりのなつだし…」
🍍「俺の事より自分の怪我の事を考えろッ!じゃねぇと一緒に居てやんねぇぞ!」
📢「…すんません…」(シュン
さっきまで俺を襲っていた肉食動物が俺に怒られ小動物みたいに小さくなってショックを受けてる姿に心を撃たれてしまった。心做しか彼の頭の上に立っているアホ毛まで萎れてるように見えた。
🍍「う”っ///////…はぁ…/// 」
🍍「…そんなの、いつだって構ってやるからっ、今は我慢してっ…/////」
📢「!…ん、w//」
そう言えばいるまは顔が明るくなりアホ毛も元気を取り戻したのかピンっと立ちまた俺に抱きついてきた。足を痛めたり怪我が酷くなるかと思いまた怒りそうにはなるが嬉しそうな彼を見て怒る気も失せ、俺も抱き締め返し彼の体温と匂いで幸せに浸っていた。
病院で寂しそうにこちらを見るいるまをまた帰ったら電話をする約束をし元気を取り戻させ、何とか帰路を歩いて行く。
あんなに俺に甘えてくる彼のギャップと愛おしさを思い出し今でも心が苦しくなるほどに心が撃たれていた。でもそんな彼を見れるのは俺しかいないと思えばすごく嬉しい気持ちもあって悪くない。
🍍「…次行くの2週間後とかにしてみるかw」
またあの彼を見たい気持ちと意地悪な所が出てきてしまいそんな事を呟きながら歩いていれば俺が住むマンションに着いた。
エントランスに入ろうと入り口の階段に足を踏み入れた時、 誰かに腕を引っ張られた。
🍍「えっ?」
後ろを振り返ると黒いパーカーに黒色のパンツとラフな格好で緑色の頭に黒いメッシュが入っていて俺と同じ赤色の眼をしている男がいた。
🍵「っ…暇っ…ちゃん…!!」
🍍「…す…ち…っ」
コメント
2件
す、🍵くん…!? これは…修羅場になるのか? 毎度毎度📢🍍のイチャイチャありがとうございます( ◜ཫ◝)👍🏻 次回も楽しみにしてます!
わ、🍵さんが、!! 🍍さんはどうするんでしょうか…相変わらず📢🍍尊いですね( 続き楽しみです✨