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しゃιϯ 𓂃🫧
53
tomato
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# 綺麗 に 腐った 罰
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side:💜
朝の光が差し込む前、廊下に広がる薄暗がりの中で、俺は深く息を吐いた。
怪しい匂いが家中に広がっている気がして吐きそうになる。
こんな場所で寝ようとすら思えず、夜通し起きていた。
俺たちには、3階の広めの部屋を2つ用意されていた。
何かあったとき対応できるように、らん・みこと・こさめの3人と俺・なつの2人で、年上組と年下組がペアになるようにした。
階段を登ってすぐに、俺らの2人部屋、隣にあいつら、一番奥にあの緑頭の部屋だ。
うちの母親はとにかく気性が荒く、昔から男が切れないタイプだ。
夕方から朝まで家におらず、頻繁に違う男が家を出入りしていた。
まともに生活の面倒を見てもらった記憶すらない。
そんな母親が、今回に限って随分とまともそうな男と再婚した。
だが、そんな甘い話を素直に信じられるはずがない。
あの男も、そしてその息子も、どこか胡散臭くて到底信用なんてできなかった。
自分の部屋に戻ろうとすると、らんが険しい顔で部屋から出てきた。
🩷「……いるま、さっきあいつと出くわした。」
💜「なんか言われたのか。」
🩷「ああ。……『馴れ合うつもりないから』ってさ。威嚇されたよ。昼間のあの、随分とお綺麗な顔とは大違いだ。」
らんの言葉を聞いて、胸の奥にあった胸騒ぎが確信に変わった。
やっぱりだ。
あの初対面の時に見せた社交的な笑顔や柔らかい物腰は、全て上っ面の嘘だったわけだ。
裏で何を考えているか分からない父親と、親の前だけは良い顔のする息子。
この家も、また俺たちにとって安心できる場所じゃない。
💜「やっぱりな。あの親子、ろくでもねぇよ。」
🩷「うん……でも、俺たちが折れるわけにはいかないよね。」
頼もしい笑顔で俺をまっすぐに見つめた。
やっぱり、こういうときに兄貴姿を見せてくれるLANに流石は長男だな、と思う。
言葉にしなくても、お互いの言いたいことは分かっていた。
下の3人を守ってやれるのは俺らだけだ。
あいつらまで大人やあの息子の身勝手な都合に振り回されるわけにはいかないんだ。
🩷「何があっても、あいつらは俺たちで守ろう。」
💜「……分かってる。」
俺たちは静かに拳を交わした。
コメント
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うわあ、この暗さ……冒頭の「怪しい匂い」からもう息が詰まる感じがするね。再婚相手の親子が「胡散臭い」って主人公が感じてる時点で読者も警戒するし、らんの「馴れ合うつもりないから」ってセリフで確信に変わる流れ、すごく自然で怖かった。それでも「下の子たちは守る」って静かに拳を交わす兄弟の絆が、この状況だからこそ胸に響くよ。表面の笑顔と裏の顔——この二面性、物語の鍵になりそうだね。続きが気になる。