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27
だいす🎲
149
あおば
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うわっ、今回めっちゃ重い回やったな…!! 威風が咄嗟に手で舌噛ませたとこ、判断力エグいわ。んで爆弾魔(仁)の妹がもう亡くなってたってオチ、しかも警察が情報渡してなかったって流れ、不気味すぎる。スッと出てきた「ないこが持ってた写真」の使い方、構成うまいなと思ったわ。イチャつきパートで一瞬空気戻したのも巧い。次どう転ぶか気になる。
ぶちっっっっっっっっ
何か、肉に歯が食い込む様な音がした
爆弾魔「っ、、!?!」
威風「~ッッ(涙)、、、痛ァッ…、、…」
ポタポタと威風の手から血が滴っている。どうやら爆弾魔が舌を噛む直前、咄嗟に口を自分の手で塞いで噛ませたのだろう。
騎恋「ちょっとまろ!!大丈夫!?」
威風「へーきや。それより…」
爆弾魔の口から手を引き抜き、未だ血の止まる気配のない傷口を眺めた後、
威風「お前ホンマに死ぬ気やったな。」
そう呟いた。
真っ赤に染まった口回りを押さえながら目を白黒させる爆弾魔の前に屈み、目を合わせる。
威風「俺はないこみたいに優しくないで、死なせてもやらん。」
「だから、早く理由を述べろ。」そう目で訴え掛けると、爆弾魔は震える口を漸く開いた。
爆弾魔「ぃもうと、が…妹が、人質に…、、」
威風「誰にや」
爆弾魔「言えなぃ…しらないんだ、、、。しっぱいしたら、、妹を殺すって…」
特徴的な灰色と橙の瞳を揺れ動かし、困惑している。
威風「…妹ちゃんは、何処に居るん?」
爆弾魔「それも、、わからなくて…」
嘘を吐いている様子は無い。その妹について何か知らないかとないこの方へ目を向けると
騎恋「あの、さ。その妹さんって、この子…?」
気まずそうにないこが取り出したのは、ある少女の写真。
サラサラの長髪に、爆弾魔と同じ橙と灰色のオッドアイだった。
爆弾魔の瞳に微かに生気が宿った。
しかし。
爆弾魔「そうです…これが妹です、!まさか、妹を保護してくれt」
騎恋「3か月前に、亡くなってる…。」
直ぐに、その光は仄暗い闇に呑まれた。
その後爆弾魔は放心状態となり、俺らと共に本部へと運ばれた。
威風「クソがッッッッッッッッッッッッッ!!!」
ベキャッ!!!
手に持っていたペットボトルが悲鳴を挙げる。
その音を聞いてかりうらが部屋へ入ってきた。
裏卜「び、、、、っくりした…」
ギロっと睨み付けたが帰る様子はなく、むしろ余裕そうに髪を弄んでいる。
向かいの椅子に座られとん、と眉間を押される。
裏卜「シワ寄ってるよ?」
そう悪気なく言われてしまえば毒気も抜けるというものだ。
威風「…爆弾魔は。」
問うとりうらは机に資料を広げた。
裏卜「今は精神病棟で初兎先生のカウンセリング受けてる。」
威風「カウンセリング?アイツに出来んのか…?」
裏卜「会った事あるの?りうら顔しかしらない。」
以外だなと率直に思った。ないことあれほど仲が良いのに。
それを言ってしまえば、りうらがいむとやらと面識が無いのも同じか。
威風「まぁ、深く話したのは俺の能力検査の時。」
俺の能力検査を想像したのか、「うわー、、。」と声をあげながら、りうらは手際良く書類を項目別にまとめて俺の方へ置いてくれる。
裏卜「大方は書いてある通り。名前は爆間仁(ばくまじん)、年齢は二十歳で、年の離れた妹の爆間愛奈(ばくままな)が居る。…いや、居た。が正しいね…まだ12才だったってさ…」
言いながらも、りうらの顔は痛ましく歪んでいく。きっと俺もそうだ。
威風「なるほどなぁ…ないこは、どこで愛奈ちゃんの死亡を知ったんや?」
裏卜「それに関しては不透明なんだよね…親からの捜索願いが警察に届いてて、ないくんが用事で警察署に向かった時に知り合いの警察官から「お前からも捜してくれ」って写真を渡されたって。」
そう言ってりうらは警察庁から受け取った真新しい写真を出した。
確かにどこか仁の面影がある。何より瞳のオッドアイが同じだ。
威風「それで?亡くなったかどうかは判別つかへんやろ?しかも3ヶ月前なんて正確な時期なんて。」
言った瞬間、りうらの目が光った。
裏卜「そうなんだよ。おかしいんだ。順を追って説明するね?」
ーーーーーーまとめると、ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
騎恋が数人の部下を連れて反能力者とおぼしき人物のアジトの捜索任務を受けた。
内容はその名の通りアジトの捜索、及び反能力者の討伐。
しかし赴いた地に反能力者は居らず、部屋はもぬけの殻。
感付かれたのだろう。諦めて帰ろうとしたところ、隠し扉を見つける。
その扉の向こう側には、手錠をつけられたまま亡くなっている愛奈の姿が。
写真と見比べても酷似しており、上へ報告した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
威風「それなら尚更、ないこが警察に報告してないわけないやん。」
裏卜「勿論。俺も報告書を読んだし、確かに警察へ送った筈だ。でも、何故か家族に伝えられてなかったんだ。」
空気が変わる
威風「はぁ、?なんでや。一般市民に能力の事は教えれんから?にしても伝え方はあるやろ…誘拐殺人なんて言って誤魔化すのは、よくある話なんやろ?」
りうらも頷く。
裏卜「仮にそうだとして、兄である仁が能力者である以上、能力の存在を知らない可能性は限りなく低い。それに発見された愛奈ちゃんの死体からも能力反応が検出された。兄妹揃っての能力持ちだったんだ。」
威風「なんやそれ…警察は何しとん。」
裏卜「ホントにね…今から仁くんに事情聴取をする。まろも着いてくるでしょ?」
立ち上がり、書類を封筒にまとめだした。
威風「当たり前や。聞かなアカン事が山ほどある」
二人揃って尋問室への道を歩く。
途中にある自販機の側のベンチで、ないこがコーヒー片手に項垂れていた。思わず足を止める
威風「どーしたないこ。なんか嫌な事あったか?」
そう聞いた俺にないこはへらっと笑って
騎恋「そう見える?」
包帯を巻かれた俺の手をそっと取った。
騎恋「手、痛かったでしょ。ごめん。爆間くんの事ちゃんと止めとくべきだった。」
律儀な奴だなぁと思って
威風「お前が噛んだ訳でもないし、全然気にすることないで?それよか…」
裏卜「むぅ…、、、」
握られた俺の手ジッと見つめる赤色の瞳が。
威風「隊長殿はご立腹やで?笑笑、もし俺の首が飛んだらどーしてくれんねん。」
ぴんっとでこぴんを食らわす。
柔らかな桃色の髪がふわっと舞った。
次の瞬間ないこの目が見開かれて
騎恋「えっ!!!りうら妬いたの!?かーわい~!よぉーちよちよち可愛いねぇ~♥️」
裏卜「さわんないで!!!!!!///」
始まったイチャイチャタイムを鼻で笑って足を進める。
威風「じゃあ俺はこれで」
騎恋「え?もう行っちゃうの?」
りうらをちゃっかり懐に抱きながら問われる
裏卜「ちょ、置いてかないでよ!」
威風「先行っとくだけ。ちゃんと仕事はこなすからごゆっくり~」
ヒラヒラを手を降って背を向けた。
騎恋「だってりうら♥️まろに任せて俺らは行こ?」
裏卜「は!?どこに!?っちょ、ま…まろーーーー!!!?」
何か聞こえた気がするが、気にしない事にする。
今度こそ到着した尋問室。一応ノックをしてから入る
威風「失礼しまーす…お、やっぱ居た。」
初兎「…なんでまろちゃんがここに。」
にこやかに仁に向かってカウンセリングしていた顔がひきつり、ぎぎぎとブリキの人形の様に首を鳴らしてこちらを振り向いた。
初兎「てかノックしてから開けるまで早すぎるやろ。もうちょい待てや」
呑気に初兎の横にパイプ椅子を設置して腰掛けて
威風「ちゃんと言うたやん失礼しますて。」
悪びれもせず言って、机に腕を置いた。
威風「さ、始めよか?尋問。」