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目黒side


翔太くんが事故にあってから1ヶ月。


酸素マスクが外れて、バイタルの機械だけになった。


しかも、今日はSnow Man全員集まっている。


先生「目黒さん、渡辺さんの検査結果が出たのですが、みなさんでお聞きになられますか?」

目「はい、お願いします」


決めていた。検査結果が出たらみんなで聞くこと。


大きめの会議室に案内され座ると、スクリーンには説明するための資料が映し出された。


先生「渡辺さんは、大脳が機能していません」

「植物状態です。」

目「植物状態?」

先生「はい、検査してみたところ、大脳以外の脳幹は機能していました。」

目「それって、目を覚ます可能性はあるんですか?」

先生「目を覚ます可能性はあります。」

「ですが、ほとんどの患者さんは半年以内には亡くなってしまいます。」


言葉が出なかった。翔太くんが亡くなる?


そんな世界、俺は生きていたいと思わない。俺の生きがいは翔太くんで、生きていく意味も翔太くんだ。そんな人が居なくなるということは、すなわち俺に死ねと言っているようなものだ。


周りを見ると、泣いている人、呆然としている人、各々反応は違う。


でも、死んだと決まった訳では無い。それなら、俺は翔太くんが気持ちよく起きれるように、お世話するだけだ。


この日はそれぞれ仕事があったらしく、すぐに解散した。




次の日、翔太くんの病室に行くと、ちょうど看護師さんが居た。


軽く挨拶すると、翔太くんの体を綺麗にしたいから、一緒にしないか?と声をかけてくれた。


目「体を綺麗にすると言っても、どうやるんですか?」

看護師さん「タオルをお湯で濡らして、足や手を拭いてあげるんです。」

「ついでにマッサージもしてあげると気持ちよさそうにするんですよ〜」


と聞き、教えて貰いながら実践。


心做しか表情も柔らかくなった気がして、声をかけながらしてあげる。


目「よし、翔太くん、綺麗になったよ」

「よかったね」


看護師さんが片付けをしていなくなってからは、ひたすら翔太くんに声をかける

目「ファンの子達も心配してるよ」

「でも、焦らなくていいからね」

「翔太くんのペースで戻っておいで」


そう言って頭を撫でると、少し表情が柔らかくなった気がする。


可愛いな、翔太くん。俺の大好きな人、俺の大切な人。絶対帰ってきてね。


そう思いながら、彼の唇に口付けを落とした。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

作者です︎^_^


さて、本当はこれ、バドエンの予定だったんですけど、やっぱハピエンも見たいんで、どっちも書こうと思います!


どちらから書き、どちらから更新されるかはお楽しみに〜🫶🏻  ̖́-‬

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