ｶﾞｯｼｬｧｱｱﾝ

本屋の棚が急に倒れてきた

「いてて……」

「重っ……」

本が沢山体に乗っているためとても重い気がする

「……」

ん？

「あれ？」

周りを見渡すが

「皆居ない……？｣

「皆……？」

ヒュー

冷たい風が吹く

「冷た……」

「なんで、……？」

「今日、暖かい日なのに…」

「さっきまで暖かかったのに…｣

？？）大丈夫かい？

……？！

「は、い」

？？）今助けるからね

「ありがとうございます…？」

軽々と沢山の本を直ぐに片付けた何者か

？？）気を付けるんだよ

「は……い……？」

ﾁﾘﾝ  ﾁﾘﾝ

？？）あぁ…！

？？）ロビンちゃんかね？

ロビン）えぇそうよ

ロビン）借りた本を返しに来たのだけれど

ロビン）大丈夫かしら

？？）こんなお客さん来た覚えはないんだけどねぇ

？？）困ってたもんだから

ロビン）本がぐしゃぐしゃじゃない

謎の女はそういい

手と手を重ねた

すると

花びらがでてきた

「き、きれい…」

でも何故？

こんな時期に

「え……？」

「え、え、ぇぇえええ？！」

周りを見ると

あちらこちらに手が生えているではないか

なぜ？

何故みんなは驚かないのか

「手……手？！」

ロビン）ふふふ

ロビン）ごめんなさいね

ロビン）そういう悪魔の実なの

「あ、悪魔の実……？｣

ますます分からなくなってきた

悪魔？

実？

共通点が見当たらない

「あ、あの」

「ここは……？」

ロビン）あら、知らなかったのね

ロビン）＿＿本屋よ

ロビン）色んな本があるの

「いや、違くて」

「違くはないけど」

……

ロビン）……？

ロビン）ものすごい怪我だわ

え……？

「ほ、ほんとだ……」

「いつの間に？」

ロビン）私の船に来てちょうだい

ロビン）可愛い医者さんがいるわ♪

「は、はい」

「ありがとうございます？」

何となく逆らっては空気が重くなりそうだった