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文スト

腐向け

何でも許せる方のみ


中也視点___

「中島敦です」

俺は此奴の名前を聞き、普段、あまり表情に出ない俺が顔に出るほど驚いてしまった。

驚かない筈もない。此奴は国の指定災害猛獣でもあり、裏社会での40億の賞金首として晒されてる。

真逆、此処で会うなんてな。運が良いんだか悪いんだか‥まぁいい、此奴を首領に受け渡せば良いんだけの話。俺はそう考えていると給仕は御馳走(野菜等の盛り合わせ、最初のディナー)をテーブルの上に置かれた。

『ほら‥喰え』

「良いんですか‥有難うございます」

そうやって彼は野菜を食べている

まぁ‥此奴をはやく首領に会わせてオークションに出せば‥

「‥ポロッ」

そんな小さな雫が落ちた音がした。泣いているのか?何でだ?何で泣いてるんだよ

「すみません‥つい‥涙が‥孤児院でこんな美味しい御馳走を食べたことが無く‥今日が命日なんでしょうか‥有り難い限りです‥」

敦は涙を拭い。ご飯に集中して食べていた。こんなにも水簿らしい格好をした少年を目の前にして何を考えていたんだ‥

‥‥俺は敦のその言葉を聞き‥此奴を助けたいという気持ちになってしまった。ポートマフィアの癖して‥なんで‥だよ‥俺はポートマフィアの狗みてェなもんだろ‥ポートマフィアに貢献しなきゃいけねぇのに

『そういや‥

名前を言い忘れてたな‥

俺の名前は中原中也』

「中原さん!」キラキラとした純粋な目で此方を見つめた

「‥敦の腹が満腹になったら‥夜の一緒に散歩しねぇか?こんなにも月が綺麗な満月を見ねぇ莫迦はいねぇ」

俺はそんな事を言った。


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ポートマフィアに拾われた敦くん

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