第10話喋れるスライム
こうしてシンは旅立った
「ここを真っ直ぐ行くと都か」
旅に出る時にもらった地図を頼りに
道を歩いていた
その時*「ガサガサ」
「クッ、モンスターか」
しかし出てきたのは
ボヨーン
「人間よ、今すぐ立ち去れぃ」
一匹のスライムだった
「ええええええ、スライムが
喋ってる!?」
普通ほとんどの魔物の知能は低い
最も弱小な魔物であるスライムは
例外であるほど普通知能は低いのである。
(このスライムは敵対はしてないな)
「クッ、立ち去れといているのだぁ
立ち去らなきゃ後悔することになるぞぉ」
「…」
「ふっ、我の魔力に恐れて声も出ないか」
「しょうがない、見せてやる、
3年間修行して出来るようになった技ぁ
弱攻撃ぃ」
ボヨーン
当然ダメージはない
「そんなの誰でも出来るよ」
「え…フッ、嘘をつくな、この
世界一と言えるほどの魔物である
我が三年もかかったんだぞ
ニャハハハハハ」
強攻撃
ドゴ
「いっっっっっったーーーーーーーーー
ってえええええ、弱攻撃の上、強攻撃だとぉ
くっ、」
「すまん、少し強くやりすぎた」
「あのちょっとお願いがあるんだけど
良いですか」
「ああ、内容によるけどいいよ」
「私達のスライム村が今、ファイヤードラゴン
に支配されてしまっていて…頼む、いや頼みます」
「いいよ」
「えっ
あ、ありがとうございます」
その後喋れるスライムに村を案内して
もらった
「ここです」
「火山みたいだな」
「はい
ここでみんな労働を受けてるんです
中には死んでしまったスライムもいて
くそ!!」
「大丈夫だ、ここにいるみんな
助けてやる」
中に入ると熱さは更に増した。
ジュぅぅぅ
「オイ、スライム燃えてるぞ!!」
「えっ、うわーー!!
てかあっつ!」
ということで外で待ってもらうことにした
奥に進むほど
温度は高くなってきた
そして遂にファイヤードラゴンを見つけた
「やっと見つけたぜ、ドラゴン!!!」
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