コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
《チュンチュン》
「はっ!あ〜、良かった。夢じゃなかった〜…あれ、なんで僕こんな姿なんだっけ…」その時僕は昨日のことを思い出した。俺は口から魂が抜けたような顔をした。
「あ〜……そうだ。アイツにこの姿……って俺がいいよって言ったからか……あ〜…あの時俺はどうすれば良かったんだろう。」
「まぁ〜、正解だったんじゃない。」俺の顔の真横に八尋が現れそういった。
「はっ!なんだよもぉ。驚かせんなよ。あっ……昨日言ってたやつ……俺の名前は尚弥……春川尚弥。」
そう嫌そうな顔をしながら言うと、八尋は嬉しそうな顔をし、
「春川尚弥……とってもいい名前だな。尚弥って呼んでもいいか?頼むぅぅ。」八尋がそう言うと尚弥は少し照れた顔をし、小さく頷いた。
「やったぁ!尚弥…尚弥!尚弥〜!」そう言って尚弥のことを抱こうとした瞬間頭を手でべシッと叩かれ今の雰囲気がゆる〜くなり少し仲良くなった。
すると突然《ガァォォォォォ!!!》
「え、なんだ、あの声……」すると八尋が突然真剣な顔をした。
「尚弥……奴らだ。妖共だ。あとの話は心の中で話そう……体かりるぞ。」そう言うと突然八尋から真っ黒なオーラを放ち尚弥の体を乗っ取った。
(おい、八尋。俺まだ何も言ってないぞ。なんで俺たちがあんなやつと戦わないといけないんだ。)そう言うと八尋は俺の体を狼に変え言った。
(俺の母がマルコシアス、父が酒呑童子なんだ。そして俺はこの二人のハーフだ。昨日言った通り。俺の父は何年も日本三大悪妖怪の二人と争っていた。あの父はどうしようもない人だった。毎回毎回大怪我をしては母に治してもらっていたんだ。俺はそんな迷惑をかける父が大嫌いになった。俺はそんな母が辛い生活が嫌だった。だから、自分が父より強くなって母と逃げようと思った。そしてその決意をしてから山で過ごすことが多くなった。そして一週間山で過ごし家に帰った。すると家の前は血だらけだった。家の中を覗いてみると父の死骸と、母がいた。母はこっちをチラッと見て小さな声で言った。「逃げて…」そう言うと母は父を殺した女、玉藻前が母の首を切り叫んだ。『八尋君。いるんだろ。私は玉藻前だ。家族を殺されてどんな気持ちだ。ほらほら。いるんだろ。アイツらと同じところに行かせてやるかさ。』そう言われると俺はイライラして玉藻前を殺そうとした。だが自分の後ろから母と父の声が聞こえたんだ。『殺しに行っては行けない。お前はこの世界に居るのは危ない。私たちの最後の力で人間界へ送る。これからはそこで暮らすんだ。アイツらもそうそう人間界には来ないはずだ。寂しいと思うな。きっと出会えるはずだ。生きろ。』二人はそう言って俺を人間界に送った。最近俺の居場所がバレてきていてさ。でも、俺は強くなってきたからだから母の仇を打つために戦ってボロボロになってしまってさ……お前と契約したわけよ。だからその……ごめんな。お前なんも関係ないのに。すまない。)八尋はそう言い。敵のもとへ行った。
俺はそんか八尋の過去を聞いて考え込んでしまった。
(そんなことがあったんだ。)すると俺の頭が突然ズキズキしてきて前が見えなくなって倒れてしまった。(八尋……ごめん。)
そういい。私は少し長い眠りに入ってしまった。
続く