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トルペ「一緒に寝ませんかっ!!」
付き合ってる
僕、トルペは最近、団長さんに癒されている。
団長は僕の恋人で、とても可愛らしい。
大好きでたまらない。
そんな団長さんと暮らせて、僕って幸せものだ!
…ん?
あれは、劇団の皆…。
何か話してる…?
「どうかしたんですか?」
「あ、トルペ。実は皆で劇見に行こうって話になったんだよ。勉強を兼ねてな。お前も行くか?」
「劇…!団長さんも行くんですか?」
「おお!来るぞ!!」
「行きます!行かせてください!」
「分かった!」
団長さんも来るのかぁ…!
嬉しい。
…今では普通に話せてる劇団の皆。
でも前は怖くて、まともに話せなかった。
けど積極的に話しかけてくださって、話せるようになった。
「こっ、これ見るんですか…?」
「そうだよ。」
団長さんと一緒に向かった劇場。
そして見るのは
「Horror family…!少し気になってたんだよね。」
団長さんは楽しそうに話す。
題名から怖い!!
「…もしかして怖いの、苦手かい、?今からでも引き返すかい?」
団長さんが心配そうに聞いてくれる。
…駄目だ、トルペ!
団長さんにかっこいいところを見せるんだ!
頑張るんだ…!!
「大丈夫ですっ!!なっ、なんなら、得意、ですね…!!」
思わず嘘をついてしまう。
かっこよく思われたい…!!
「ならよかった。これ、怖すぎてトラウマになる人続出で…。R指定までされてるんだ。」
「え…?」
楽しそうに話す団長さん。
…R指定…??
え、え…?
「行くよ、トルペくん!」
「は、いっ…。」
え、え、え…。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!
「…ふぅ…!良かった…!」
「ぁ、ぁ…。」
恐怖で手が震える。
怖すぎる。
トラウマになる。
もぅ一人で寝れない。
…いや、子供じゃないんだから…。
「あっ。」
「わーーっ!!??」
団長さんが思い出したように何かを言う。
それさえ驚いてしまう。
「大丈夫かい…?」
「はいぃ…。」
情けない…。
「少し忘れ物をしてしまってね。取りに行ってくるよ。」
…はっ!!
劇中…
「忘れ物をしてしまった。少し取りに行く。」
「あいつ、いつまでかかってんのよ…。」
「きゃーーっ!!」
「!?どうしたの!?」
「あっ、あっ、あっちで、モブが、死んでて…!!」
「えっ…!?」
「僕も行きます!!」
「、?すぐだよ…?」
「いえっ!!ついていきます!!」
「…?分かったよ。」
寝る時
「…寝るか…。」
そしてベッドに寝転がる。
目を瞑ると、今日の劇のことが。
確か一人、寝ている間に殺されて…。
…………。
「団長さぁぁぁぁん!!」
「わわっ。トルペくん、?」
僕は団長さんの部屋に入って抱きつく。
「一緒に寝ませんか!!」
「!?」
僕が言うと、驚いた顔をする。
「いいけれど…。どうかしたのかい?」
「…そ、の…。」
「?…言ってご覧?」
「…本当は、ホラー、苦手でして…。…かっこつけて嘘つきましたっ!!すみません!!」
「フフッ。いいよ。…一緒に寝ようか///。」
「団長さん…!」
やっぱり優しい、団長さんは…!
一緒に寝よう、で照れる団長さんも可愛らしいな。
そうして一緒に寝た。
団長「トルペくんは可愛いな。」
「…ん…。あれは、トルペくん…。」
ふと目に入ったのはトルペくんだった。
何をしているのかと少し覗く。
どうやら服選びみたいだ。
悩んでいるみたい。
しわを寄せている。
…可愛い。
最近、というかずっと、トルペくん可愛く見えてくる。
まぁ僕よりも幼いからね。
そんな彼は恋人だ。
とても嬉しく思う。
…ん、服決めたみたい。
トルペくんは会計を終えてお店からでてくる。
「こんにちは、トルペくん。」
「…!!団長さん!」
ぱぁっと明るくなり、瞳が輝くトルペくん。
…本当、
「トルペくんは可愛いな。」
「え、?」
思わず声に出ていたみたいだ。
トルペくんは唖然としている。
そんな姿を見て、また可愛いと思う。
すると少し俯く。
…嫌だったかな、?
「ごめ」「団長さん。」
「ん、?」
僕の言葉を遮ってトルペくんは僕を呼ぶ。
「来てください。」
「、?うん、?」
そしてトルペくんについて行く。
辿り着いたのは、路地裏。
人通りがまったくなく、トルペくんと僕だけみたいだ。
そう思っていると、顎クイ、というものをされる。
「トルペくん…?」
「誰が可愛いんですか、団長さん?」
少しキリッとしていて、睨んでいるみたいだ。
でも、敵意を向けられているわけではない。
…怒ってる、?
「ほら。」
そんな姿が、かっこよく思う。
「えっと…///。」
「ははっ。」
いつもと違う笑い方に反応すると、トルペくんが視界の隅へ。
何をするんだろう、と思った時。
「顔赤くて可愛いですね、団長さん?」
「ひゃっ///!?」
耳元で喋られた。
それで反応してしまった。
「っ、トルペ、くん…///。」
「僕よりよっぽど可愛いですよ♡?」
「っ…///。」
「夜、可愛がりますからね…♡。」
「へっ///!?ちょっ、トルペくんっ///!?」
寝るおまけ
「…それじゃぁおやすみ、トルペくん。」
「はっ、いっ…。」
そして一緒のベッドで寝る。
目を瞑る。
…あの劇を思い出す。
…………。
「っ、ぅぅ…。」
怖くて少し声が出る。
迷惑にならないように声を小さくする。
こんなことで怖がって、ダサいな、僕…。
「…トルペくん。」
「はい、?」
「…ん、///。」
「!」
団長さんが手を繋いでくれる。
「これで、怖くない、かな、///?」
団長さんがさらに強く握ってくれる。
「ありがとうございます、団長さん。」
「わっ///。」
僕は団長さんに抱きついた。
暖かくて、大好きな人。
可愛いおまけ
「っ…///♡。」
「可愛いですね、団長さん♡。」
「ん…///♡。」
トルペくんが優しく頭を撫でてくれる。
僕はベッドの上で寝転がってて、彼は同じベッドの上で座っている。
僕は疲れているからって、片付けをしてくれている。
…優しいな。
「…それで、団長さん。」
「ん、///♡?…///♡!?」
トルペくんはギシッと音を立てて、僕の上に覆いかぶさる。
そしてトルペくんの目は、欲情した瞳だった。
「トルペと団長さん、どちらのほうが可愛いと思いますか♡?」
「ひっ///♡。」
昼と同じ、顎クイをされる。
「ほら♡?」
「っ、僕、です…///♡。」
「♡。よく言えました♡。」
そう言ってまた頭を撫でてくれる。
「じゃぁ♡!今日は疲れていると思うので、また明日、ヤりましょう♡!」
「ふぇ///♡。」
「…駄目、ですか…♡?」
悲しそうな声を出すトルペくん。
…そういうところが可愛いと思ってしまう。
でも…。
「団長さん、愛してるぞ♡。」
…あの時のトルペくん、かっこよかったな…。
「団長さん、?」
「…敬語、外してみてくれない、///♡?」
「えっ。」
「…駄目…///♡?」
トルペくんの真似をする。
「わっ、分かりました…///。」
「///♡?敬語…///♡?」
「あっ。…明日、ヤる、からな?」
「///♡!うんっ///♡!」
やっぱり敬語外したトルペくん、かっこいい。