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注意

この小説は、主のOCがいろいろするものになっています。

苦手な方は読むのをご遠慮ください。


プロローグ


時は紀元前X年、大規模な災害が発生した。

それにより生まれた変異種の人数は5億人を超え、今も年平均200人以上のペースで変異種は産まれ続けている。

そして、その中でもごく1%の確率で、体編変症(ていへんへんしょう)を発症する者が現れ始めた。その名の通り、体の構造が変わるらしいのだが…



1章 体変編成


5話


「これで私も正式に1級魔法使いか…」

そう呟きながら書面を開く。

中には『不合格』の文字が。

「…またか…」

そう、3人目の代理ことうp主は、また公式1級魔法使いの試験に落ちたのだ。

「いい加減にしろぉぉぉぉぉ!

私だってこの体を戻す研究で忙しいんだよこの野郎!!」

嘆きながら机をガンガン殴るその姿は、鬼というに相応しい。

「あのさ…」

「あ?」

こっわ。殴ってくる時のしょこらより怖いぞこいつ。

「君がうp主で…合ってる?」

「…そうだけど…今腹立ってるから刻んでいい?」

「だめん」

なんでこんなヤバい奴が代理なんだろ…

さっさと正気に戻して情報聞き出さないと。

「ほい」

そう言って私は、以前鬼魅にやったように、頭に手を置く。

「…え?何きしょい」

「治んないか…じゃあこっち来て?」

私はうp主の手を引いて、鬼魔や鬼魅に見えないように隠れる。

数秒後聞こえてきたのは、紛れもなく断末魔だった。

「オラァ!いいから落ち着けや!こちとらお前のためにわざわざしょこらに頼んでまで別次元に来

てやったんだからよ!さっさと戻ってこいや元のお前よぉ!!」

「…見えなくてよかった…」

そう言って怯える鬼魅の頭に、鬼魔がそっと手を置く。

「全く…怖くて鬼魅がめちゃくちゃ怯えてはるんですが…」

「ごめんなさい…すいま…すいませぇぇぇぇん!!!」


「…本当に申し訳ありませんでした…この度の無礼をど

うかお許しください…」

「おい…まだ帰ってこねぇぞこいつ…」

「お前が押し込んだんだろ」

こっちとしても早く戻ってもらわないと…学校があるし…

もうめんどくさいから一回逝かせるか?

代理なら生きて帰ってくるだろ。いざとなったらしょこらの蘇生もあるし。

「じゃあさよなら…よっ」

と鉄骨で頭蓋を割ろうとしたその時、バリバリッという電撃音が聞こえた。

「困るなぁ…頭蓋の再生魔法は1級魔法の中でも上位…

指定危険術になってるから…

下手に使うと黒樫に怒られるんだよ…」

「!?」

なんと、重さ100キロは超えていそうな長くて重い鉄骨を、指一本で抑えているのだ。

…いや、正確には、防御しているというのだろう…

彼…彼女の指からは、結界…物と物を隔てる壁が…分厚く展開されていた。

「すごいな…私の赤血壁より硬いんじゃないか?」

鬼魔が…感心したように…言う…

「そりゃ…結界…だ…から…ふぁ…」

力が…抜ける…

やばい…言葉を発する力もない…

このままじゃ…負け…

「はい、私の勝ち」

「…」

「…あんまり力を使いすぎるなって黒樫に言われてるん

だから…今の魔法だって…かなり強力なもので…消費

も激しいんだ…」

「…はずして…」

「そんなこと言ったって…この魔法の効果は丸一日ある

し…その間遊んであげるから…許して…?」

「…そんな…」


「…ちょっと…」

あ…忘れてた…

「鬼魔…帰っていいよ…」

「あぁ…と、このままここにいるわけにもいかないから、帰るぞ、鬼魅」

「…うん…」

引いちゃってるよ鬼魅…まぁ…仕方ないけど…

ゆるして…

「…魔法の効果で…君は丸一日力が抜ける…素敵だね」

「…うp主、許さない…変態」

「うっ」

…ここから先碧の身に何が起こったのか。

それは、読者の皆様の想像に任せるとしましょう。




体編変成編 第一章・第二章・20話(第三章)

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