Broooock視点
br「………ふぅ…」
とりあえず手紙は書き終わった
まずNakamuのところ行かないと…
br「…どう思われるかな」
散々迷惑かけてそのままいつも通りに来るなんて
意味わかんな
br「はぁ…行くか」
[コンコン]
nk「ん?どーぞ!」
br「Nakamu、これα国に届けて欲しいんだけど…」
nk「ん?了解!兵士に言って渡しておくよ」
br「うん、お願い」
「じゃあ」
nk「うん」
[コンコン]
sha「入っていいよ」
br「シャークん…行こ」
sha「ん?あ、うん」
「そうだな」
br「あ、シャークんの愛用のナイフ持ってきて欲しい」
sha「わかった」
sha「…で、何するの?」
…こんな僕だから
br「今から僕を、殺して欲しいんだ」
sha「……は?」
そうだよね
迷惑かけて挙句殺してなんて
br「ごめん、自分勝手過ぎたよね」
sha「違う、!」
「お前は俺に大切な人を殺せると思ってるのか…!?」
br「…ごめんだけど、僕には何を言ってるのか分からない」
「こんなことしといて、なんで大切な人とか言えるの?とうとう狂った?」
sha「っは…?」
br「散々迷惑かけたんだから、そう思わなくて当然のだと僕は思うんだけど」
sha「迷惑?それこそ何言ってるかわかんねぇよ」
「そうじゃなくて、俺は俺にお前を殺せる勇気があると思うのかどうかだよ」
br「……」
正直優しいシャークんにはないと思う
でも僕はその大切な人とはまた違うと思うな
だって一応敵国同士だし、その大切な人もシャークんも殺そうとした
それなのに大切な人?一体何を言っているのか
sha「…残念だけど、Broooockの望み道理にはいかない」
「だって俺にはお前を殺すことができないから」
br「…そ」
sha「そもそもさ、Broooockはなんでこの国を恨んでるの?」
「凄く気になるから、ちゃんと教えて欲しい」
br「…両親を殺されたんだよ」
「僕のことを沢山愛してくれた、両親を」
sha「…そっか」
「親がいないなら、俺も…俺らも同じだよ」
br「は、?」
全員そうってこと?
br「なんで?」
sha「Nakamuときんときは事故、きりやんはBroooockと同じ」
「俺とスマイルは自分自身で殺した」
br「自分自身で殺した?なんで?」
sha「…俺もスマイルも虐待に耐えられなかったからかな」
br「……そう」
愛されていないこともある…?
でもそれとこれじゃ…
sha「俺は正直親がいなくなってよかったって気持ちもあったよ」
「でもそれと同時に罪悪感、寂しさ、悲しさ」
「そんな感情が込み上げてきてさ」
br「……」
sha「憎かったはずの親が死んで、嬉しいはずなのに嬉し涙じゃない涙が出てきてさ」
「もう訳わかんなくなったよ」
br「…親っていう存在は好きだったんじゃないの」
sha「……そっか」
「じゃあBroooockも、それもあってこんなに憎いのかな?」
br「……まぁ」
「wt国って存在は憎いけど、皆のことは嫌いじゃないのかもね」
曖昧な返事を返す
sha「…!じゃあ─
br「だからって殺して欲しいのを取り消す訳じゃないよ」
「僕がさっき言ったのは僕から皆に対して」
「今僕が言っているのは僕から僕に対して」
sha「…いや、でも…」
br「僕はその決断を変えるつもりは無いよ」
sha「……」
br「……」
無言の時間が続く
…あぁ、早く消えてしまいたい
だって今の僕は、失敗作に過ぎないから
br「…いいや」
sha「…?なにが?」
br「シャークんが僕のこと殺してくれないなら」
「自分から死ねばいいよね…w」
sha「っ!?」
「いや、俺はBroooockに死んでほしくなくて…!」
br「そんなの知らない」
「これはただ僕が決めた道だから、変えるなんてやこった」
sha「…だったら」
「俺が絶対に変えてみせる」
br「…何言ってんの?」
sha「さっき言ったよ」
「俺はBroooockに死んで欲しくないから」
𝒏𝒆𝒙𝒕↪
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