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「 赫 、 見て ゞ 、 可愛い ? 」
「 うん 、 まじ 可愛い 。 」
「 ほんと に ? 」
「 嘘 言う はず ない だ ろ 。 」
風船 を 持って るん ゞ と 肩 を 弾ませる 桃 。 可愛い わ 。 まじ で 。
… いや 子供 か よ (
まあ そんな こと は どう でも 良い 。 今日 は そろ ゞ お 開き な ん だ 、 どうせ 。
「 … 赫 、 」
「 何 ? 」
あれ 、 こんな 時 桃 が 話す 話題 … あった っけ 。
「 アイ s … あ 、 ぃ … 」
桃 の 声 が 歪んで 、 カク ゞ と して 聞こえる 。
まるで 壊れた ロボット みたい に 。
「 おい 桃 、 しっかり … ! 」
「 愛してる よ 、 赫 。 」
「 … は … ? 」
時 が 凍る 。 こんな 台詞 なかった 。 だって 桃 は 、 恥ずかしがり だ から こんな 場所 で そんな こと 言う はず ない の に 。
「 あい 、 s … か … i … 」
おかしい 、 桃 が 、 桃 、 桃 … ! !
桃 だけ じゃ なかった 。 観覧車 や メリーゴーランド の 音 。 周り の 人 の 笑い声 。 全て が 遠く で 反響 して 聞こえる 。
俺 だけ が 違う 世界 に いる みたい だった 。
「 大丈夫 、 落ち 着け … 桃 、 こっち 見て … 」
「 … どう した の 、 赫 … 今日 変 だ よ … ? 赫 が 落ち 着いて ない し 。 」
「 だって 、 桃 が … 」
「 俺 … ? あ ~ 、 可愛 すぎちゃった かな ぁ … ? ⸝⸝ 」
「 そ 、 そう … だ な … 」
冷や汗 が 止まらない 。 俺 の 知らない こと が 起こってる 。 周り の 客 も 異変 が ない よう に 微笑んでる し …
俺 が おかしい の か … ?
「 赫 ~ … ? 」
「 おう … 何 … ? 」
「 アイス でも 買って もう 帰ろ っか ? 」
まさか 、 さっき の … あい 、 s … って …
この 台詞 だった の か … ?
この タイミング で ?
嘘 、 だ ろ … だって まだ 事故 起こって ない し …
「 赫 、 俺 今日 半分こ したい 気分 だ な ぁ … ? 」
ちら ゞ と 俺 を 見て くる 桃 。
いや 、 可愛い けど … 本当 に 可愛い な おい 。
… さっき の こと なんか どう でも 良く なって きた な …
「 行く か 、 コンビニ 。 」
「 うん … あ 、 待って … ! 」
桃 が 風船 を 手放して しまった よう だった 。 必死 に 追い 掛ける 桃 。
ただ 呑気 に 眺めて いた 。
… 嫌 な 予感 が した ん だ 。 デジャヴ って やつ … ?
トラック の 、 クラクション 。
「 っ … 桃 … ! ! 」
「 え … ? 」
どん っ 、 と 大きな 音 が して 。
「 っ 赫 … ? ご 、 ごめん … 俺 … っ 」
桃 が 泣きじゃくり ながら 俺 に 近寄って きた 。
「 大丈夫 … 危なかった な … 怪我 ねえ か … ? 」
「 へ ~ き だ よ … 赫 の おかげ で … 」
今日 は 正直 まじ で 危なかった 。
トラック は 壁 に 衝突 して 動かなく なって いる 。
「 危ねえ し 早く 帰ろ … 」
「 ごめん 、 なさい … 風船 買って なんて 言った から … 」
「 大丈夫 だ よ 、 お前 が 無事 で 良かった 。 」
桃 は 風船 が 飛んで 行った 方向 を ぼんやり と 眺めて いる 。
… こんな 日 、 俺 は 知らない ぞ 。