⚠注意喚起⚠
cp⇢☔🍍
地雷さん🔙推奨
BL注意
キャラ崩壊注意
誤字脱字、初心者注意
運営さん大好きです!!
HnSide
中学生が始まったばかりのあの日。
かれこれ10分
鏡の前で俺は、悪戦苦闘していた。
手先は別に不器用じゃない。
だか、閉まらないのだ。
Hn『…第1ボタンうざっ…』
そう、シャツの第1ボタンが閉められない。
苛々して、つい悪態をついてしまう。
ネクタイを締めることは何度も練習したが
ボタンとは以外な落とし穴だった。
Hn『どーしよっ…(汗)』
校則は厳しめ。
第1ボタンは閉めなければいけない。
時間だって、余裕すぎる訳では無い。
ピーンポーン♪
Hn『…?はーい。』
朝っぱらから誰だよ…
こっちは急いでんのに…
Hn『!!』
インターホンに映る人物を見て、
俺のイライラは、見事に消え去った。
Hn『今行くっ!!』
大急ぎで鞄を持って、アイツの元へ向かう。
Hn『おまたせ、こさめ。』
雨乃こさめ。
俺が通う中学の3年生で、幼馴染。
そして、俺の大好きな人でもある。
Ak『も~せ・ん・ぱ・い。でしょっ?』
Hn『はいはい。センパイセンパーイ』
Ak『馬鹿にしてる!?』
普段の声に似合わず、凛々しい顔立ち。
背が高く、フレンドリーな性格。
そして、圧倒的なギャップ。
言わずもがな、コイツはモテていた。
Hn『なんで彼女いねーんだよ…(ボソッ』
Ak『え〜?なになにっ?も・し・か・し・て…』
Ak『こさめが完ペキイケメンハイスペック王子様ぎるから〜?』
Ak『ホントに彼女いないか疑ってる系〜?』
Ak『ま、分かるよ、その気持ち☆』
………
Hn『この性格が原因だ、間違いなく。』
Ak『失礼w!!』
本当、彼女がいればいいのに。
そしたら、諦められるのに。
Ak『ま、好きな人はいるんだけど…(チラッ』
Hn『?(パチッ』
こさめは、少し耳をピンクに染めて、
俺の胸元へ視線を移していく。
Ak『あ!!なつくん第1ボタン閉めてなーい!!』
Ak『いけないんだーw』
Hn『あ…やべっ…忘れてたw』
再トライ。してみるが見事に閉まらない。
Ak『…もしかしてできない系…w?』
Hn『…(イラッ💢』
Hn『できるしー!!』
Hn『ちょっと手間取っただけ…で…』
いきなり、こさめの顔面がどアップになる。
こさめの手が俺に向かって伸びる。
その手が俺の頰へ…と思いきや、
首辺りに伸び第1ボタンに着地した。
Hn『っへ…///』
Ak『こさめがやってあげる♪先輩だし?』
Hn『ちょっ…ぇ…///ゃめてっ…///』
恥ずかしい。
なんとか離れて欲しくて、
こさめの胸板を少し押す。
“抵抗”と呼べるか怪しい程度の弱い力で。
Ak『はいっできた!!』
Hn『っ…ありがと…///』
目を合わせないようにそっぽを向く。
Ak『なつくん照れ屋さん〜w』
Ak『何で〜?第1閉めただけだよ〜w?』
Hn『別に?』
精一杯の強がりを口にする。
Ak『あぁ…もしかして…』
こさめは俺の肩に手を回し対面させてくる。
Ak『キス。俺にされると思った?(低音囁)』
Hn『っ~~~~~~~~///』
顔がみるみる火照っていく。
Ak『あ、図星♪』
Hn『うるせっ///!!』
こーゆーたまに雄になるとこズルいなぁ…
唇をペロッと舐めて湿らせる。
キス……して欲しかったかも。