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9 - 第1ボタンとネクタイとvol.1

♥

80

2025年04月13日

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⚠注意喚起⚠

cp⇢☔🍍

地雷さん🔙推奨

BL注意

キャラ崩壊注意

誤字脱字、初心者注意

運営さん大好きです!!


HnSide

中学生が始まったばかりのあの日。

かれこれ10分

鏡の前で俺は、悪戦苦闘していた。

手先は別に不器用じゃない。

だか、閉まらないのだ。

Hn『…第1ボタンうざっ…』

そう、シャツの第1ボタンが閉められない。

苛々して、つい悪態をついてしまう。

ネクタイを締めることは何度も練習したが

ボタンとは以外な落とし穴だった。

Hn『どーしよっ…(汗)』

校則は厳しめ。

第1ボタンは閉めなければいけない。

時間だって、余裕すぎる訳では無い。

ピーンポーン♪

Hn『…?はーい。』

朝っぱらから誰だよ…

こっちは急いでんのに…

Hn『!!』

インターホンに映る人物を見て、

俺のイライラは、見事に消え去った。

Hn『今行くっ!!』

大急ぎで鞄を持って、アイツの元へ向かう。

Hn『おまたせ、こさめ。』

雨乃こさめ。

俺が通う中学の3年生で、幼馴染。

そして、俺の大好きな人でもある。

Ak『も~せ・ん・ぱ・い。でしょっ?』

Hn『はいはい。センパイセンパーイ』

Ak『馬鹿にしてる!?』

普段の声に似合わず、凛々しい顔立ち。

背が高く、フレンドリーな性格。

そして、圧倒的なギャップ。

言わずもがな、コイツはモテていた。

Hn『なんで彼女いねーんだよ…(ボソッ』

Ak『え〜?なになにっ?も・し・か・し・て…』

Ak『こさめが完ペキイケメンハイスペック王子様ぎるから〜?』

Ak『ホントに彼女いないか疑ってる系〜?』

Ak『ま、分かるよ、その気持ち☆』

………

Hn『この性格が原因だ、間違いなく。』

Ak『失礼w!!』

本当、彼女がいればいいのに。

そしたら、諦められるのに。

Ak『ま、好きな人はいるんだけど…(チラッ』

Hn『?(パチッ』

こさめは、少し耳をピンクに染めて、

俺の胸元へ視線を移していく。

Ak『あ!!なつくん第1ボタン閉めてなーい!!』

Ak『いけないんだーw』

Hn『あ…やべっ…忘れてたw』

再トライ。してみるが見事に閉まらない。

Ak『…もしかしてできない系…w?』

Hn『…(イラッ💢』

Hn『できるしー!!』

Hn『ちょっと手間取っただけ…で…』

いきなり、こさめの顔面がどアップになる。

こさめの手が俺に向かって伸びる。

その手が俺の頰へ…と思いきや、

首辺りに伸び第1ボタンに着地した。

Hn『っへ…///』

Ak『こさめがやってあげる♪先輩だし?』

Hn『ちょっ…ぇ…///ゃめてっ…///』

恥ずかしい。

なんとか離れて欲しくて、

こさめの胸板を少し押す。

“抵抗”と呼べるか怪しい程度の弱い力で。

Ak『はいっできた!!』

Hn『っ…ありがと…///』

目を合わせないようにそっぽを向く。

Ak『なつくん照れ屋さん〜w』

Ak『何で〜?第1閉めただけだよ〜w?』

Hn『別に?』

精一杯の強がりを口にする。

Ak『あぁ…もしかして…』

こさめは俺の肩に手を回し対面させてくる。

Ak『キス。俺にされると思った?(低音囁)』

Hn『っ~~~~~~~~///』

顔がみるみる火照っていく。

Ak『あ、図星♪』

Hn『うるせっ///!!』

こーゆーたまに雄になるとこズルいなぁ…

唇をペロッと舐めて湿らせる。

キス……して欲しかったかも。

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