テラーノベル
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「 俺 は 緑 。 これ から よろしく ね 、 桃々 。 」
俺 は 桃々 の 目 の 前 に 、 研究員 用 の ID カード を 差し出す 。
「 君 を 作った 人間 だ よ 。 君 の データ も 、 構造 も 、 プログラム も 。 全部 俺 が 設計 した 。 」
「 そう な の です か 、 マスター 。 」
「 マスター 、 か 。 」
桃々 は しっかり と プログラム を 実行 できて いる みたい だ 。
でも 、 何か 俺 の 理想 と 食い 違って いる 気 が する 。
「 … 緑 。 緑 って 呼んで 。 」
「 緑 … ? 承知 致しました 。 」
… まあ 、 無理 も ない か 。 元々 は 俺 の 研究 の 手伝い を させる ため に 作った ん だ から 。
でも 今 は 、 何だか 桃々 には それ だけ じゃ 物足りなさ を 感じる 。
「 後 … 俺 に 敬語 、 使わないで 。 」
「 プログラム を 更新 して います … えっと … 分かった 。 」
「 完璧 だ よ 、 桃々 。 動作 テスト を 終わらせて しまおう か 。 」
「 分かった 。 」
俺 は 桃々 が 、 人間 らしく “ えっと ” なんて 言葉 を 使った の を 、 聞き 逃さなかった 。
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