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今から17年前の1991年。東京江東区の江東第一小学校の同窓会の教室にて 雰囲気は教室特有の閉鎖的な姿だった。
輩A『俺様なんてな、若くして社長になったんだよ、スゲぇだろ?』輩B『スゲぇなぁ、テメェなんて中学・高校の時やんちゃして先公ぶん殴って退学してたくせによぉ…でも負けちゃいねぇぜ、俺だって他校のレディースの総長と付き合っててもう直ぐ結婚するんだけどよ。』輩C『マジかよテメェら!!俺なんてバブルが壊れちまったからすぐ会社リストラ喰らって無職なんだよ!!ジュリアナ(東京)で扇子振ってお立ち台で踊ってたのが懐かしいぜ!!』このようにマウントの取り合いの空気感が漂っていた。
教師を務めていて2年経ち、浩(当時25歳)が当時憧れのマドンナの同窓生Aの変わりようにある発言をした。浩「君は随分と太ったね。」と無神経な発言をしていた。 その発言を聞いた輩だった同窓生たちが『おいテメェゴラ?今こいつに何て言った、あぁ?!!』とスーツ着ている浩の胸倉を掴んでいた。浩『ただ普通に太ったね、って言っただけだよ』と。そう言って輩同窓生たちが浩を押し倒して『ドンッ!!』、『ドンッ!!』と浩のお腹や脇腹、胸元を蹴り続け、集団リンチを味わわせていた。マドンナの同窓生A『もう君は用無しだね。よく教師なんかなれたものだ。そんな無神経な発言が相手を傷つけることもあるってあんたはやっぱ昔からそう言うやつだったよね。』と。取り巻きA『あーあ。お前のせいで楽しい同窓会の空気がしらけちゃったよ。どうしてくれるの?』輩A『テメェみてぇな昔から空気読めねぇ奴はなぁ…小学校と中学校の同窓会になんてそもそも来るところじゃねぇんだよ、ゴラぁぁぁ!!高校と大学の同窓会にでも行ってろ!!あそこは小中学校の同窓会より生きやすいからな!!』輩B『無神経で不完全な人間が来るからこの同窓会の雰囲気が台無しになるだろうが!!』と。輩C『この世の中は完璧こそが全て!!テメェなんかただの劣った遺伝子に過ぎねぇんだよ!!小中学校の同窓会なんて2度と来るな!!』輩D『同窓会とは今の自分に自信があって、尚且つ空気が読める適正がある人間のみ楽しめる場所!!そうでないお前はただの負け犬!!小中学校の同窓会に行けるのに相応しい人間じゃない!!』輩E『空気を読むことは社会で生き抜くための最大の美徳なんだよ!!テメェはそれを破った社会不適合者だ!!マナーのクソ悪ィ人間だなテメェはよ!!わかったらさっさと適応できるように努力しやがれ!!』)と罵詈雑言を浩に浴びせ続けるなど暴力や精神的な攻撃を加えていた。当時担任の先生からも見て見ぬフリをされて以降、さらに人間不審に陥り、完璧を求める人間へと変貌するきっかけにもなった。)
みきよ「そんなことがあったの。そもそも浩なんて嫌いなんだけどね!
ここに引っ越す前は江東区にいたけどね。まあ浩は江東区に残って私は江戸川区へ行ったの。」
はじめ「っ…」
みきよ「どうかしたの?」
はじめが少し首を振って「ううん、何でもないわっ!」と笑顔を見せた。
はじめ「ただ『劣った遺伝子』って流石にないでしょ?まあその時の時代は1996年以降の母体保護法の前の旧優生保護法だったんでしょ?
みきよ「何それ、全然わかんないんだけど?本当に子どもなの?」と疑心暗鬼になっていた。
はじめ「子どもだけど歴史には強いの!!」
はじめの心の声「私が3歳の頃、無理矢理強制不妊手術を受けさせられた時、子どもの頃だったから何の手術か分からなかった…けど12年前の1996年、私が20歳の時に母体保護法になって謝罪のニュースが来たけどあまりにも遅過ぎる…ふざけんなクソッタレ!!!!私を社会の恥扱いしやがって!!!!」と
子初「なかなか面白い子ね」と温かい目で見ていた。
コメント
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第3話読みました……重いですね。同窓会のあの閉塞感、浩さんが受けた暴力と罵倒、そして「劣った遺伝子」という言葉がはじめさんの過去とリンクする展開が本当に辛くて、でも目が離せなかったです。はじめさんの心の声――「ふざけんなクソッタレ」の怒りが痛いほど伝わってきました。時代の闇を丁寧に描いていて、続きが気になります。