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天城side


僕は国の為に国民の為に戦います。

たとえこの身が滅びようとも、戦います。

喜ばしい事です、国の為に働けるなど、僕にとって誇りです。

貴方は喜んでくれますか?




天)征司郎。

渡)…

天)っ、ニコッ

天)ご近所の方達に伝えてくるね。




ご近所の方達にその事を伝えた。


)おぉ、天城君。来たのか、待っていたぞ。

)誇らしいわねぇ、頑張りなさいよ

)そうか、お前もか


など、反応は様々だった。



家に帰り赤紙を手に取った。


天)とうとう来たか、


自分でもびっくりする程の自分の静かな言葉。

すると突然征司郎が僕の背中にしがみついてきた。


渡)死ぬな、死ぬんじゃねぇぞ


と、静かに涙を綺麗な瞳から流した。


天)戦場に行っても死ぬとは決まっていないだろう?、征司郎ニコッ

渡)そんな事分かってる、ッ

渡)けどッ、!_

天)征司郎、約束するよ

天)必ず生きて帰ってくる。

渡)っ、約束破ったら

天)分かってるよ、笑

天)約束ニコッ

渡)…嗚呼、約束






次の日



天)はぁ、っ


今日から僕は戦争へ行く

昨日召集令状を貰い次の日にはもう、本当早過ぎる

まだ隣では寝息をたてて眠っている愛しい恋人の征司郎が居る


天)僕は征司郎に出逢えて幸せ者だよ

天)ありがとう、ニコッ


そう言い僕は布団から出た。





朝ご飯を2人分、 いまだに起きてこない征司郎を起こしに行く



天)征司郎、朝ご飯出来たよ ~

渡)ん .. 、

天)笑笑、もう僕行く_


渡)さっさと行くぞ

天)征司郎ったら、本当、っ笑




朝ご飯を食べ終わり、征司郎が何かをしている内に着替える。










深緑の軍服

黒のブーツ

そして服と同じ色の帽子




嗚呼本当に行くのか、

征司郎に召集令状が来なかったのは僕がお願いした。

ここら辺の中では、まぁまぁな権利を持っている。

その代わり、僕が2人分引き受けた。




嗚呼 、征司郎と離れたくない

ずっと一緒に毎日を生きたい 、笑い合っていたい


それがどんなに幸せな事か 、僕は分かっていなかった



こうやって笑い合える日々が










一緒に居れる日々が












普通に過ぎていく普通の毎日が








あの日々が明日も来ると思って疑わなかった毎日が











どれだけ普通のことではなかったか







それが分かるのは 、きっとそれが崩れて .. 壊れてしまった時


無くなってしまった時 、初めて分かる









嗚呼 、僕は何にも _ 














天)分かっていなかった

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