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過去です。埼玉ダヨーン
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「いい?アンタはここの街の姫になんのよ」
「礼儀は身につけなさい」
「礼儀」私が人生で1番聞いた言葉
街の姫になる。その分私は期待されてた。
「アンタもお姉ちゃんになるのよ」
妹ができた。
私は憧れの姉ちゃんになったのが嬉しかった
ある日聞いた言葉を聞くまでは
「ねぇあの子もいるんだし__の姫の案件はどうすんよ」
私は妹に負けた。礼儀も愛も
「お姉ちゃん」
「ん?何」
「遊ぼ」
でも妹が好きだった。お姉ちゃんって呼んでくれるところ、遊ぼって言ってくれるとこ
その幸せも18で崩れた
「母様、18ですので家を出たいと思います」
「あらそう勝手にしてちょうだい、アンタは姫になれなかったヤツなんだからね」
「!」
「ではまた」
私は家を出た、13の妹を置いて
家を出て3余年、一通の手紙が届いた
__へ
__が性転換をし、男になりました、なのでもう一度姫になりませんか?街は姫がおらず混乱しております。母より
1度読んで思った、ふざけているのかと私を見捨てて
期待というプレッシャーを背負わせて、努力した私を姫に離れなかったヤツ、と切り離して
そのくせ姫が居なくなれば姫になろう?
そんな都合のいい話があれば世の中戦なんてしていない。もちろん私は断った。
1週間後にまた同じような手紙が来たのだ
私は面倒くさくなりまた桜並木の前に佇む屋敷へと足を踏み入れた。
「母様、私は断りました。姫なんてわざわざこの家から出さなくても良いのでは?」
「何よこの家からでないとこの家の威厳が無くなるじゃない!」
正直威厳とか私にとってどうでも良い
「母上、もう諦めましょう、隣の家にも上等な女性がいます」
「もうそれでいいわ、アンタも家の威厳を自分から捨てるなんてね」
「承知の上で断っているのです」
「はぁ?!」
この年配も意味に気づいたのか声を荒らげた
「何よ!アンタ!この家の潰そうとしてんの?!」
「母様、下品ですよ笑」
年配は顔をさらにしかめた、醜女な顔がさらに醜女になった、笑えてくる。
その2ヶ月後に私は都道府県に選ばれた。
私はあいつに勝てたって、思ってた
でも関東会議、アイツにあった
「姉さん?」
私はアイツの声を聞いた途端に怒りが込み上げた
私は怒りを押さえ込んだ
「久しぶりだね、「東京」」
「そうですね「埼玉さん」」
でもこの暮らしも悪くなかったな
「埼玉ー!」
「埼玉ちゃん!」
「埼玉さん!」
「ダ埼玉〜w」
「埼玉」
「姉さん」