コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
○○の家・夜
今日は私の家でお泊まり会。
集まったのは、いつもの4人──滉斗、元貴、涼架、そして私。
リビングにクッションとラグを敷いて、
デリバリーのピザとジュースを囲んで、ゆるく始まった夜。
滉斗:「○○の家、なんか居心地よすぎて帰りたくなくなるね~」
元貴:「……帰る気、最初からなかったろ」
涼架:「……○○、いい部屋。落ち着く」
○○:「そんな褒めないでよ~。何にもないよ、ほんと」
滉斗:「いやいや、“○○がいる”ってだけで最強だから!!」
元貴:「そういうの、ほんとさらっと言うよな。お前」
涼架:「……慣れたけど、たまに羨ましい」
○○:「な、なんか急に照れるからやめて~~~!」
いつもと変わらないようで、
でもちょっとだけ距離感の違う、自分の家でのこの空間。
みんなの表情が、どこかリラックスしていて。
でもどこか、様子を伺ってるような視線を感じる。
(……なんだろ、この空気)
深夜1時──まさかの枕投げスタート!?
ピザを食べ終え、ゲームもひと段落。
ちょっと眠くなってきたころ──
滉斗:「よし、じゃあ恒例の枕投げしよっか!」
元貴:「恒例だったっけ!?」
涼架:「突然始めるのやめて」
でももう遅い。
滉斗がクッションを手に、思いっきり私に向かって──
ぽすっ
○○:「きゃっ!? なに!?!?」
滉斗:「○○可愛い~~!!!」(テンションMAX)
元貴:「……おい、俺にもやったな? やり返すぞ?」
涼架:「……やるなら本気でいくよ」
三方向から飛んでくる枕やクッション。
逃げ回る私、笑いながら投げ返すみんな。
○○:「ちょ、ちょっと待って!!! うち、そんな広くないから!!!」(笑)
でもその叫びも虚しく、
笑い声と枕の飛び交う音がリビングに響いていた。
午前2時──布団タイム(でも静かじゃない)
やっと全員が落ち着いて、リビングに布団を並べて寝る準備。
でも、当然のように誰が○○の隣で寝るか問題が勃発する。
滉斗:「○○の隣は……俺でしょ?」
元貴:「いや、昨日の宅飲み会で隣だったんだから、今日は俺の番だろ」
涼架:「……順番制だったの?」
○○:「もう、じゃんけんで決めて!!」
結局、じゃんけんで決まったのは──
涼架が左、私、右に元貴。滉斗は私の足元。
滉斗:「えぇぇぇ!? なんでオレだけ足元なの!?!?」
○○:「だって2人が勝ったんだもん、仕方ないよ」
元貴:「まぁ公平にね」
涼架:「滉斗、膝枕してもらえるチャンスじゃん」
滉斗:「それ言うなら……ちょっと寝返りうった○○に顔面蹴られるチャンスじゃん!?!?」
○○:「そんなことしないよ!!」
寝る前の、ひそひそ話
電気を消して、部屋が暗くなっても、すぐには寝れない夜。
元貴:「○○、さ……このメンツの中で、一番最初に出会ったの誰?」
○○:「え? 滉斗だったと思うけど……?」
滉斗:「やったー! そゆの大事!」
元貴:「ふーん……」
涼架:「でも、出会いより“今”が大事だと思うけど?」
○○:「な、なんの話!?!?」
滉斗:「○○、今幸せ?」
○○:「え……うん。すごく、楽しいよ。ありがとう」
その言葉に、3人ともふっと静かになる。
暗闇の中、誰の手も触れてないのに、
心だけ近づいた気がした──そんな瞬間。
翌朝──朝の静けさと、続く余韻
気づけば朝の光がカーテン越しに差し込んで、目が覚めた。
起きた順に、3人とも眠たそうにぼんやりと。
滉斗:「……○○、起きてる……?」
元貴:「昨日のピザ、まだ残ってるかな……」
涼架:「……朝ごはん、作ろうか」
それぞれがバラバラに見えるけど、
でも全部が“○○のため”に向いている気がして、胸が少しあったかくなる。
この関係、名前をつけるのはまだ早い。
でも、今だけはこのまま──
何も決めずに、ふわふわと優しいままで。
次回、涼ちゃんが攻めすぎ!!